2009年7月アーカイブ

『ストリートの思想』を読んだ。案の定ともいえるが、しかし少し期待していただけに、残念だった。

本書が取り扱う大半の記述が、「ストリートの思想」ではなくて、せいぜい「思想の、「ストリート」への仮託」に過ぎない。もともと「左翼的マインド」のようなものをもっている連中が始めた「ストリート」発の「新しい社会運動」のような対象を記述して、「ストリートの思想」もなにもないだろう。そのような言説は一種のマッチポンプに過ぎず、本書で批判されている「オタクの思想」よりもはるかにタチが悪い。本書では「オタクの思想」は、「ストリートの思想」と異なり、日常に根ざしていないと批判されるが、むしろ「オタクの思想」はコンテンツに根ざしており、それは本書のような「ストリートの思想」よりも彼らの日常に根ざしている。本書が掲げる「ストリートの思想」は、本来的なストリートに根ざした立場よりは、むしろ本書が批判するグローバリゼーション的、商業主義的な「ストリート的なもの」に近いのではないか。カルスタ的言説がなんでもかんでも「反権力」と結びつけたがるからといって、他の言説と比較して特権的な立場に立つことなどできるはずはない。

ところで、当初僕は本書に何を期待していたのだろうか? 本書からは全く伝わってこなかったが、ストリートに思想を見出すことは確かに可能なはずなのである。ただし、そのためには観察対象として、当人たちが政治的、特に左翼的意識ではなく、「日常」に根ざした活動の中からはじめたムーブメントが、社会的水準から見たときに結果的に政治的機能を果たしているような事例を取り扱う必要があるはずである。ジャパニーズ・ヒップホップ、スケートボード、ヤンキー、サーファー、日本のストリートやローカル・コミュニティに根ざした「カルチャー」は数多くある。権力性や反権力性を読み込む前に、そのようなコミュニティの丁寧な観察をする必要がある(例えば『ヤバい社会学』のように。)。少なくとも、僕はカルスタではなく、そうした記述を読みたい(いずれ、自分でもやろうと思っている)。



7月26日に『経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)』刊行記念イベント飯田泰之×荻上チキ「経済成長と寛容さの実現」に行ってきた。

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経済成長は人気がない。しかしエコノミストの飯田氏は「先進国では年2%の成長は当たり前だし、経済成長によって格差や貧困の問題を解決することができる」という。気鋭のエコノミストと批評家が、経済学にまつわる誤解と「経済学思考」の重要性について語り合う。
【出演者】
飯田泰之(エコノミスト) 荻上チキ(批評家)
■日時 7月26日(日) 16:00〜18:00(予定)/開場15:30
■会場 紀伊國屋書店新宿本店 9階特設会場
■定員 30名(入場無料、お申し込み先着順)
◎当日混雑する場合は立見になる可能性もございますので予めご了承ください。
■お申し込み先 7月11日(土)より
紀伊國屋書店新宿本店5階カウンター
またはお電話でお申し込みください。
代表|03-3354-0131(10:00〜21:00)

みなさま、ふるってご参加ください!

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イベントは、荻上チキさんが飯田泰之さんに問いかけていくような形で進行。

論点は、だいたい次のようなものだった。

1)従来の「論壇経済学」が、経済学業界における「スタンダードな経済学者」ではなく、マルクス経済学の影響を強く受けた議論が中心であったこと。その理由は、長らく日本の経済学界では、応用派が理論派の格下と見なされてきたがゆえに、応用派の人材が不足していることが一因。しかし、相手方の担当者がPh.Dを持っていることも少なくないグローバル・スタンダードに対応するために、霞ヶ関から応用派の需要が増してきたこともあり、昨今若手を中心に事情が変化しつつあるということ。

2)本来現代的な経済学は価値判断を行うものではなく、例えばケインズ派もハイエク派も分析手法はかなり共通しており、どちらかと言えば工学的な(おそらく、社会学的にはif-thenによって構成される条件プログラム的な)学問であるということ。

3)価値判断をめぐる問題は本来経済学では回答できないが、「論壇経済学」ではその線引き(ここまでが経済学的回答/ここから先は個人の価値判断)が明確に行われてこなかったこと。

4)経済学的手法で解決可能な問題が数多く存在すること。そして、経済学によって解決できない問題に対応するため、専門家の恊働とそれを支えるプラットフォームが必要なこと。

チキさんの巧みな司会もあって、非常にクリアな議論だった。

飯田さんがおっしゃる「約2%の経済成長が必要」ということの根拠について、あまり言及されなかったので質問させていただいたところ、ざっくりいえば、「歴史的にうまく回っている国の多くが2%程度の経済成長している」という発見的なものと効率化の度合いはならすと2%程度(≒これと同程度の経済成長がないと、余剰人員を回収できない)という論理的なものの2点を回答された。シンプルかつ、絶対的な「理論的根拠」などにもとづくものではないことが、逆に説得力を持っていたように感じた。

そして、飯田さんが掲げるような漸進的社会工学主義的な思考や立ち位置は、論壇的には機会主義的に見られがちなのかもしれないが、これまでの論壇内の論客と異なる、学問的に真摯な姿勢を感じた。

今回の対談を通じて、経済学に限らず社会科学のナレッジとリテラシー(ひっくるめると、ある種の「社会科学的作法」?)の中でも、比較的ドライな側面を啓蒙していくことが、実践的な処方箋についての議論を広めるためには必要だろうと思った。

「人文・社会科学」と一括りにされがちだが(いわゆる人文系の学会事情はよく知らないので、言及を避ける。)、少なくとも社会科学の世界では、経済学に限らず研究を論理的に組み立てる方法が広く議論されてきている(いずれも一般的に読みやすい本ではないが、例えば『社会科学のリサーチ・デザイン』や『政治学のリサーチ・メソッド』等参照。ちなみにSFCの政策系院生の多くが、修士のときにこの本を使ったコースを履修している)。ただ、社会学者の佐藤俊樹さんのようのような例外を除くと、そうしたタイプの社会科学社に論壇的なスポットライトがあまり当たってこなかっただけである。

これは『思想地図』vol.2の座談会でも少し述べたことだけれど、統計を使っている研究が優れた研究というわけではない。統計を使っているか否かが重要なのではなく、研究が論理的に正しく組み立てられているか否かが重要なのである。

イベント終了後、遅ればせながら即売会で『経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)』を購入、即読了した。個人的にお世話になっている云々と関係なく、僕が最近手にとった本の中で相当おもしろかった本のひとつといえる。目から鱗的な「経済学的思考のスタンダード」(多分...)が満載にも関わらず、対談企画がベースなのでとても読みやすい。間違いなく、「知の交流スペース」を標榜するSYNODOSの面目躍如といえる一冊。

ところで論壇の世代交代を考えるとき、現状、理論的、方法論的枠組はそのままに、対象をアップデートしていく路線と、枠組それ自体を書き換えるていこうとする路線の二つの路線が存在しているように思える(三つ目の路線は、枠組も対象も昔のままの路線。この路線はおそらくごく少数の人を除いて存続不可能)。ベストウェイはこれらのポリシー・ミックスなのではないかと思えなくもない。





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駐車場への道で優雅に日向ぼっこ。SFC、なんて大自然。。。

近況

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総選挙によって急な企画の差し変わりなどが起きている中、企画を確保してくださったiさんやSYNODOSなどサポートしてくださる皆様のお陰で、2009年下半期はもう少し露出が増えそうです。

いくつかの堅目の媒体に、起業論や地域論などを執筆します。もう少し先には、著作の企画も進行しておりますので、乞う御期待。

どうぞよろしくお願いします。

リソースや時間、コストが有限ななかで、取り組むべき対象にプライオリティをつけて成果を挙げていくことはなかなかに難しい。これは研究でも、ビジネスでも同じはず。先日、学部生たちと話したことをメモがてら整理しておく。

今、自分が何に取り組むべきかという問題を、その対象が、本人にとっての「好きー嫌い」と社会的な「高評価ー低評価」の軸を掛け合わせた四象限で考えてみることにする(下図のような感じ)。


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この時本人にとっても、社会的にもハッピーなのは、「好き×高評価」の(A)の象限に位置づけられる対象に取り組むことである。そもそも好きなことだし、評価もされるので取り組みやすい。

「嫌い×低評価」の(D)象限に位置づけられる対象は、おそらくその人が取り組むべき課題ではない。嫌いなうえに、社会的評価も得られなければ、時間やリソースの無駄である。精神衛生上もよろしくない。

さて、選択が難しいのが、「嫌い×高評価」(C)、「好き×低評価」(B)のどちらを選ぶかである。運が味方する場合や、長期間こつこつ続けることで思いもかけない成果を生み出すこともあるが、結局大抵の世俗的な価値は他者による評価によって決定される。(B)に位置する対象にエネルギーを注ぎすぎると、社会的評価を得ることができず、社会的生活や昇進の機会を失う可能性がある。もちろん、「真理を探求するためなら、全てを失っても良い」「このプロジェクトが成功するためならば、犠牲は厭わない」というスタンスなら存分に注力する価値があるのだろうが、僕はそういうタイプではないので躊躇うことなく(C)を選ぶ。

まとめると、次のようなリソースの分配戦略がいいのではないかと考えている。(A)のような対象がある人はとても恵まれているし、既に高い評価を得られているので、限りあるリソースを多く割く必要はないだろう。むしろ、意識してリソースを分散させたほうが、長期的にはいいかもしれない。従って、最もリソースをつぎ込むべきなのが(C)。嫌いだが、高い評価を得られているということは、そこにリソースや時間を注力すれば、例えばそのうち「苦手」だったことが「得意」になって、それまで「嫌い」だったことが「好き」に変わるかもしれない。しかも、好きではないが、他者からの評価も得られている。そして(B)だが、これもいつか花開く可能性がないともいえないので、こつこつと継続していく。もちろん、好き嫌いや評価、投入するコストの度合いによっても変化するが、今のところ大雑把にいえばこんな感じでやっていこうと考えている。

SFC

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SFCは大丈夫だろうか?

なんだかんだで8年もいる身としては思い入れも多くあるので、杞憂であってほしい。

この「SFCは大丈夫か?」という問いは、内部でも結構昔から繰り返されている問いで、これまでは「それくらい(≒世間で理解されないくらい)ブッチぎっているということだからOK」とされていた。また、確かにいろいろな「変化」を感じなくもないが、それは個人的なノスタルジーとも関係しており公平な評価とはいえないし、いろいろな水準での設定が可能な問いなので、一概に答えが出せる問いでもない。

だが、先日、昔からSFCの学生を見ていて、今も学生を雇用している外部の市民活動家の方から、「最近のSFCの学生は、昔と比べて自分でモノを考えられない子が増えた。頼んだことしかやらないので、自分でチェックしないと不安でしょうがない。「SFCの学生」を雇う意味がなくなった。」という愚痴(?)を伺った。もちろん、バイオや建築、ICTなど多様なな分野を含むSFC全体に関する評価でもないし、統計的な裏付けがあるわけでもない。しかし、外部の方のこのような感想に直面することがあると、やはり一抹の不安を覚えずにはいられない。

昔のように他大学と比べて実感できるレベル(≒学生の平均的水準)でのITスキルの圧倒的優位さもなくなり、起業やプロジェクト立案についての暗黙知も継承されていないように思われるいま、この問いはこれまでとは違う意味を持つように思えなくもない。

これからの5年間でSFCを創設された先生方、少なくない数の「名物」と呼ばれている先生方が定年を迎えて引退される。大学受験市場における価値が急落するということは考えにくいが、SFCが数ある高偏差値大学のひとつになるのか、それとも、独特の「SFCだよね」といわれるようなポジションを確保できるかが問われる5年間になりそうな気がする。

もちろん、これはブーメランのように「おまえはどうだ?」と自分にも跳ね返ってくる問いなので、自分もバリューを生み出し続けて、それによってSFCのバリュー向上に微力ながら貢献していきたいと思っている。

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先日、僕と連君で平塚スタイル創造プロジェクトの取り組みを「かながわの恊働を考えるフォーラム」でポスター報告してきました。NPOと県など、異なる主体の恊働によるプロジェクトの事例がいくつか報告されていました。

また、シンポジウムでは、かながわの恊働を推進する県民会議のアジェンダでもある「県民パートナーシップ条例(仮称)」などについて論じられました。

プログラムは下記参照。

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かながわの協働を考えるフォーラム
~ 地域課題解決のために ~

1 参加よびかけ(県のたより7月号より抜粋)
地域の課題は、複雑・多様化しています。こうした課題に取り組んでいるNPOやボランティアの皆さんと県が一緒に解決を図る、そんな「協働」を考えてみませんか。
本県では、「協働」を一層進めていくために条例づくりに取り組んでいます。県と協働して課題解決に取り組んでこられた方の体験談を交え、これからの協働のあり方を考えるためのフォーラムを開催します。

2 主 催  神奈川県
3 日 時  平成21年7月22日(水) 13時30分~16時30分
4 会 場  県立音楽堂(横浜市西区紅葉ヶ丘9-2)
5 対象者  ①ボランタリー団体等で活動中の方
       ②ボランタリー活動に興味のある方
       ③県職員

6 プログラム
(1) 12:30~  開場    ロビーで活動実例の紹介(ポスターセッション)
(2) 13:30~  開演    
(3) 13:35~  知事挨拶  趣旨説明
(4) 13:45~  体験談を聞こう-協働による課題解決の取組み
             ①医療通訳派遣システム構築事業
               発表者:NPO法人多言語社会リソースかながわ(MI              Cかながわ)、県民部国際課
             ②引きこもり青少年支援の協働ネットワーク事業
               発表者:NPO法人リロード、県民部青少年課
(5) 14:45~  「県民パートナーシップ条例(仮称)」制定に向けた取組み
               発表者:県NPO協働推進課長
(6) 15:00~  休憩
(7) 15:20~  パネルディスカッション
          コーディネーター:学識経験者 松岡 紀雄氏
(神奈川大学経営学部教授、県民会議座長)
          パネリスト:川崎 あや氏
(横浜市市民活動支援センター運営委員会事務局長、県民会議委員)
                   今井 淑子氏
(NPO法人ウェッブストーリー代表、元「協働のためのサプリメント」作成部会構成員)
                   長野 義和氏
(かながわ県民活動サポートセンター副主幹基金21担当者)
(8) 16:30   閉会(ロビーでのNPOによる活動実例の紹介は17時まで)

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今日、ふと思い立って「SFC 地域活性化」でググってみたら、なんと平塚スタイル創造プロジェクトSFCチームのプロジェクトブログが4番目にヒットしました。特にSEO対策もしていないのに、数ある(はず...)SFCの地域活性化プロジェクトたちの中で健闘しております。

平塚の活性化を目指して頑張っておりますので、これからもご支援、ご協力のほどよろしくお願いします。

平塚スタイル創造プロジェクトSFCチームブログ→
http://sfc-hiratsuka.blogspot.com/

昨年度から継続している茅ヶ崎市役所産業活性化研究会は、今年度に入ってからも順調に推移している。春の人事異動で一瞬存続が危ぶまれたが落ち着いてからは、三つの研究チームそれぞれが、およそ週一回のペースで開催されていて、本年度にモデル事業化と予算の計上、来年度本格的に事業化ということになりそうである。

自転車を使ったエコツアー、人材育成プロジェクト、参加型メディアの創造の三つのプロジェクトがあるが、議論を重ねて行くうちに各プロジェクトのコンセプトが知らず知らずに近ずいてきたように思える。つまり、茅ヶ崎と茅ヶ崎を取り巻く現状に詳しくなることで郷土愛を育み、それによって地元での就業や消費、起業を支援するということである。

「茅ヶ崎と茅ヶ崎を取り巻く環境を良く知る」は、「〜(地域名)と〜を取り巻く環境を良く知る」という形に一般化可能であり、実装のための手法はそれぞれの地域の実情やリソースに応じて様々に展開していくことができる。地元のことを知らないことには郷土愛やそこから派生する地域へのコミットメントのモチベーションも芽生えるはずもなく、やはり「地元を知る」ことが地域活性化のはじめの一歩であるといえそうだ。

課や年齢が異なる研究会メンバーもかなりアイスブレイクされてきて、チームとしても成熟しつつある。自治体に限らず、どのアクターにもそれぞれの得意分野、不得意分野があるが、それらを共有しつつ共通の目的の実現のために恊働していくことが重要だろう。

浅田彰『構造と力』にはじまる80年代ポスト・モダンブームにはじまる論壇現代史のまとめ本。宮台真司、福田和也の90年代、そして、ゼロ年代東浩紀の「一人勝ち」の時代まで論壇のメインストリームを軽やかに、コンパクトにまとめている。

少なくとも宮台真司についての記述には、筆者も「良く分からない」と述べるように若干疑問が残るところもあるものの、ざっくりと論壇現代史を知ることができる。特定の世代や媒体とともに終焉を迎えつつあるようにも見える論壇史を学ぶことの現代的意味はいまいち良く分からないが、この本のように「正史」が記録され、それを参照しながら後続世代が執筆活動を展開していくとするならば「論壇」というある種のコミュニティ、ないしコミュニケーションは継続していくのかもしれない。その意味では、貴重な仕事である。

ところで、僕の見立てでは、今「ゼロ年代」ないし「ポストゼロ年代」などと呼ばれている若い書き手は自分も含めて、メンバーのほとんどが10年後には入れ替わっている、ないし淘汰されている可能性が高い。まだ世代的に若いがゆえに、実力を持っている人間が十分に発掘されていないことも一因である。いずれにせよ、先行世代や先行世代が同年齢だったときと比べて、力が足りないように思える。

さて、このような状況の中で、生き残りをかけてひたすら他人を倒していく、というやり方もある。しかし、一方できっちり力をつけていくことで生き残る、という道もある。僕は後者でいく。もちろん仕掛けられたら、いつだってガチで対応するけれど。


昨日も茅ヶ崎市役所、産業活性化研究会のエコチームのミーティングが行われた。

このチームは、なかなかコンセプトがまとまらず苦しんでいたのだけれど、昨日はちょっとしたとこからアイディアがつながって二時間であっという間にコンセプトがまとまった。

錯綜する議論を、ちょっと引いたところから眺めて交通整理し、ちょっときっかけになる火花を入れてみた。それが連鎖して形になった瞬間だった。

そのような「ひらめきの瞬間」(コラボレーション研究が専門の社会心理学者Keith Sawyer風に言えば、「small spark」といったところか)に立ち会えるときは実に嬉しい。ファシリテーター冥利に尽きる。

夜は、今は産能大学で教鞭を執られている小野田哲弥先生のセミナーに誘っていただいたので、そちらに伺う。

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■産能マネジメントスクール イブニングセミナー■
「ロングテールに着目したヒット商品の発見手法」
http://seminar.hj.sanno.ac.jp/s/09984/
講師:小野田哲弥(情報マネジメント学部講師)
日時:2009年7月17日(金) 18:30〜20:30
場所:産業能率大学 代官山キャンパス
http://seminar.hj.sanno.ac.jp/semi/room/default.asp
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小野田さんは、副査に入っていただいている熊坂先生の研究室ご出身で、いろいろな企業と組んでテレビの視聴率ならぬ視聴質の分析やゲームの販促データのデータ分析など、大規模な実データを用いた研究に取り組んでおられる。それだけではなくて、きっちりビジネスに応用されているところが、とてもSFC的だと思う。

昨日のセミナーでは、ロングテールの基礎的な概念の解説と、各種研究のプロセスと実データから見えてきたものを報告されており、きっと許可は取られていることだと思うが、一瞬会社的には大丈夫なのかという不安が頭をかすめるくらい有意義なセミナーだった。

研究の分野は違うけれどもうひとつとてもヒントになったことは、シンプルな「型」の強さだ。研究にせよ、ビジネスにせよ、核となる「型」は、シンプルであればあるほど応用が効く。そんな型を早く見つけたいと思った。

最後にKeith Sawyer繋がりでいえば、先日『Group Genius』の邦訳が出たのだった。別にKeith Sawyerは『凡才の集団は孤高の天才に勝る』というようなことは、あまり言っていないような気がするけど、まあ本のタイトルというのはそういうものなのだ、ということを最近理解した。物を書く機会が増えてから、内容にしか関心がなかった以前と比べて格段に、表現や文体に注意が向くようになった。


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昨夜は、懇意にしていただいている先輩や仲間たちと朝まで飲む@新大久保。写真は始発に向かうAM4時半の新宿コクーンタワー。最高の仲間たち。

そのまま、九時半からの茅ヶ崎市役所産業活性化チームに合流するため、一瞬帰宅し茅ヶ崎に向かう。首都圏大縦断である。今日は自転車を使ったエコツアーのコースの下見。炎天下の中、職員の方々と共に実地見学を行った。

写真は松籟庵と小津安二郎も愛した茅ヶ崎館に保存されている現存する日本最古のサーフボード(重たくて運ぶのは三人がかりで、とのこと!)と小津安二郎ゆかりの展示の一部(エントリー最下部)。

松籟庵、茅ヶ崎館ともに、時間がとまったかのような場所で、今まで知らなかった茅ヶ崎の顔を垣間見た気がした。特に、茅ヶ崎館は国の有形文化財にも指定されていることからもわかるように、随所に歴史を感じるつくりになっている。こういうところに滞在して、執筆すれば筆が進みそうだ(笑)しかも素泊まり6800円〜で、全然手が届く価格設定も魅力的である。

その後、海沿いのサイクリングロードを経由して、生パスタとコーヒーがおいしいSOUTHERLY
さんでランチの後、地元でさまざまなコラボレーションを試みておられるPLENTY'Sさんで、地産地消の実践でもあるトマトアイスを食す。PLENTY'Sさんは、2008年のテレビ東京TVチャンピオンの優勝された実力を持つお店でもある。トマトアイスも、さっぱりしていてとてもおいしかった。

当たり前だが、実際に現場に出てみることで初めて見えてくるものがたくさんある。研究においても、実践においても、そんな「現場の感覚」を大切にしていきたい。貴重な機会をくださっている、多くの方々に改めて感謝します。


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昨日、平塚スタイル創造プロジェクトのSFCチームはブレストを行いました。

11時半〜4時半まで、約5時間! かなりガチな議論が展開されました。いつも楽しくやっておりますが、時には真剣に(笑)

しかも、かなり壮大な計画が展開されております。

最近、いろいろとブログ経由と思われる問い合わせをいただくことが増えたので、改めて自己紹介を再掲しておきます。

「コミュニティ観察とクリエイティビティ ----西田亮介さんロングインタビュー」

http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20090301/p1

これは2009年の年明けに、批評家の荻上チキさんに収録していただいたインタヴューで、学歴や研究テーマ、関心の対象も含めて、かなり詳しい自己紹介になっていると言えます。

収録していただいた当時と比べて更新された情報といえば、

・慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程を修了、同後期博士課程へ進学
・サイバー大学メンター
・2009年度神奈川の恊働を推進する県民会議委員
・慶應義塾大学政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)

あたりでしょうか。

先日、ブログでもちょっと愚痴ってた件の原稿がようやく山場を越えた。
当初予定より二ヶ月遅れだけど、無事掲載されることになりそう。

分量はそれほど多くはなかったけれど、なかなか内容的にも、構成的にも苦しい戦いだった。でも、担当iさんのお陰で、新しい引き出しを得たし、さらにびしびしハードルを設定していただきいたお陰で、構成や文体の面でもとても勉強になった。もう少し手を加えて入稿になるはずなので、また刊行が近づいたら告知します。

ようやく少しすっきりしたので、前から考えていた新しい仕事と研究、論文執筆に取りかかろう。

あ、でも入稿終わったら、休みにしてちょっとどっか行こうかな。

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なんて自然豊かなSFC。時期がちょっと早いからか、小さめ。

青森県庁がtwitterを始めたそうだ。

http://www.pref.aomori.lg.jp/koho/twitter.html

「Twitterでは、主に青森県庁ホームページの更新情報を「つぶやき」ますので、是非フォローしてください。」とあるけれど、一般的な「自治体がやること」の既成概念を越えて、積極的に新しい情報発信の方法に取り組もうとする姿勢がすごい。

後続の自治体は、「青森県が始めたから、うちの自治体もとりあえずtwitterとやらをやってみますか」ではなくて、「うちの自治体で、新しい情報発信に取り組むのならば、どんな方法が有効か」を検討することが重要である。

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日曜日にサーフィンの試合@辻堂に出てきました。

ロングボードオープンクラスで、なんとかセミファイナルまで残って5位入賞。

久々の大きな試合(50人くらい?)で、ストークした。普段あんまり試合はでないのだけれど、試合もなかなか楽しい。もっと頻繁に出て、試合勘みたいなものを養えば、もうちょっといけそうな気もした。でも、最近なかなか忙しいからなあ。。。

そういえば、カリフォルニアのダレン・ユーデリーが参加してた。波が小さいのに、クラシックなノーズライダーを使って、ハングテンから、リバースキックストールみたいなトリックをメイクしてた。ノーズライダーを完璧にコントロールしてて、凄過ぎ。

ダレンのヒートを見てて、思ったのだけれど、体格的に、一般的な日本人にとっては、昔風の重たいノーズライダーは操作性が厳しいのじゃなかろうか。ノーズライダーで、同じ技やるにしても、軽めにつくったほうがいいような気がした。

僕は、奈良出身なので断言しますが、これはすごい。奈良というのは、変化を好まない、大変保守的な地理空間なのです。

しかし、奈良でもそれでは先行きが厳しいというコンセンサスがようやく生まれつつあって、大幅な世代交代が期待されたのかもしれません。

奈良という土地で、若くて、NPO出身というバックグラウンドを持つ人が当選するということに変化の胎動を感じます。


「選挙:奈良市長選 民主系候補が勝利 33歳・仲川氏、自公推薦破る」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090713ddm001010050000c.html

病児保育を展開する、フローレンスの駒崎さんのブログ「Days like thankful monologue
病児保育のNPO法人フローレンス代表 駒崎弘樹のblog」でも紹介されていますね。

http://komazaki.seesaa.net/article/123364105.html

以下、神奈川県による「かながわの協働を考えるフォーラム」の告知です。

さまざまな形の恊働に関心があるかたは、是非足を運んでみてください(要予約、予約は、県のサイト参照のこと。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0223/forum.html。)。

僕たちも、平塚商工会議所青年部さんとの恊働事業「平塚スタイル創造プロジェクト」のポスター展示を行う予定です。

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かながわの協働を考えるフォーラム
~ 地域課題解決のために ~

1 参加よびかけ(県のたより7月号より抜粋)
地域の課題は、複雑・多様化しています。こうした課題に取り組んでいるNPOやボランティアの皆さんと県が一緒に解決を図る、そんな「協働」を考えてみませんか。
本県では、「協働」を一層進めていくために条例づくりに取り組んでいます。県と協働して課題解決に取り組んでこられた方の体験談を交え、これからの協働のあり方を考えるためのフォーラムを開催します。

2 主 催  神奈川県
3 日 時  平成21年7月22日(水) 13時30分~16時30分
4 会 場  県立音楽堂(横浜市西区紅葉ヶ丘9-2)
5 対象者  ①ボランタリー団体等で活動中の方
       ②ボランタリー活動に興味のある方
       ③県職員

6 プログラム
(1) 12:30~  開場    ロビーで活動実例の紹介(ポスターセッション)
(2) 13:30~  開演    
(3) 13:35~  知事挨拶  趣旨説明
(4) 13:45~  体験談を聞こう-協働による課題解決の取組み
             ①医療通訳派遣システム構築事業
               発表者:NPO法人多言語社会リソースかながわ(MI              Cかながわ)、県民部国際課
             ②引きこもり青少年支援の協働ネットワーク事業
               発表者:NPO法人リロード、県民部青少年課
(5) 14:45~  「県民パートナーシップ条例(仮称)」制定に向けた取組み
               発表者:県NPO協働推進課長
(6) 15:00~  休憩
(7) 15:20~  パネルディスカッション
          コーディネーター:学識経験者 松岡 紀雄氏
(神奈川大学経営学部教授、県民会議座長)
          パネリスト:川崎 あや氏
(横浜市市民活動支援センター運営委員会事務局長、県民会議委員)
                   今井 淑子氏
(NPO法人ウェッブストーリー代表、元「協働のためのサプリメント」作成部会構成員)
                   長野 義和氏
(かながわ県民活動サポートセンター副主幹基金21担当者)
(8) 16:30   閉会(ロビーでのNPOによる活動実例の紹介は17時まで)

愛車の走行距離がとうとう11万キロを越えた。
タイヤが相当減っている以外は、まだまだ元気。日本車すごい。

しかし、買い替えの目処も立たないので、今年の車検のときにいろいろ整備してもらうとして、その次の車検くらいまでは元気でいてもらわないと困りますw しかも、奇跡の無違反継続中(駐禁、スピード違反含む!)。

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『ニューズウィーク 日本版』の7/15号で、「地球を救う? トンデモ科学」という特集が組まれている。

「トンデモ科学」というよりも、最先端の取り組みの事例が紹介されていて、それらがあまりにスケールが大きくて「トンデモ」に見えるといったところか。

例えば、地球温暖化対策として、地球工学なる分野の取り組みでは、宇宙に鏡を設置して太陽光線を遮るとか、SO2(二酸化硫黄)を散布し、太陽光を遮るなど、なかなかラディカルなものがある。

実現可能性というよりも、単純にスケールの大きさに驚かされる。あらゆる可能性が検討されてしかるべき分野だと思うので、面白かった。

他に「エコに懸ける地域経済学」という論考では、鉱物資源の採掘から自然エネルギーの開発に転換することで経済効果も得られるという、グリーン・ニューディールのコロラド州バージョンが紹介されている。ただし、環境産業への投資が雇用を生み出すということではなくて、非営利セクターやベンチャーという今までにはない分野への投資が、新しい雇用を生み出しているという側面に注目するのが正しいだろう。


今、日本の海岸には多くのゴミが漂着する。
それらは日本で廃棄されたものもあれば、海外で廃棄されたとおぼしきものも少なくない。

湘南の海にも、特にオンショア(湘南の多くの場所では、南風)が吹いた後には、多くのゴミが流れ着く。例えば、そうした海岸の美化は、EcoSurferの主要なミッションのひとつでもある。

本書は、JEANというNGOの活動家らの17年にも及ぶ活動に基づいて、そのような海ゴミの成分や内訳、影響などについて、網羅的かつ比較的フェアに記述している。環境貢献活動について論ずる著作の中には、到底フェアとは思えない、若しくは科学的とは思えない著作も少なくない現状では貴重な一冊で、海岸美化に携わる者の必読の一冊と言えるだろう。

EcoSurferの事業「湘南C-Xに備えた辻堂駅南口地域と北口地域の商工事業者共存のプラットフォーム構築事業 〜ビーチマネーと辻堂南口活性化ミーティングのネットワーくを活用して」が平成21年度藤沢市公益的市民活動助成発展コースに採用されました。

再開発に伴う地域内の動線の変化をポジティブに受け止め、地域商工事業者の共存のための第一歩としてのプラットフォーム構築を目的とする事業です。EcoSurferが運営する83の加盟店を持つ地域通貨ビーチマネーなどのネットワークを活用するEcoSurferにしかできない事業です。

詳しくは、以下の藤沢市の告知を参照↓

http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/content/000279529.pdf

ところで、ファンディングに苦労されているNPOや非営利組織は少なくないと思いますが、僕に言わせれば、僕たちが普段書いているような研究費獲得の書類等と比べれば、圧倒的に競争率が低い。業務として、ファンディングに対する書類作成やコンサルティングを請け負います。詳しくは、「カテゴリ」以下の「連絡先と簡易プロフィール」内に記載しているメールアドレスよりご連絡ください。

『超・階級 スーパークラス』という、ちょっと怪しいタイトルに一瞬腰が引けるが、世界のエリートたちのコミュニティ内のつながりの関係とその構成と力学を記述していて、なかなか読み応えがあった。現代の世界では、おもしろいことに、反グローバリゼーションを唱える者たちさえグローバルにネットワークを形成しているように、あらゆるところにネットワークが存在している。

本書は、それらの各ネットワークについて、肯定するでも、否定するでもなく、それらの関係性と力学をひたすら記述していくのだが、複雑ネットワークの手法によってネットワークを抽出した後、どのように社会科学的な研究に落とし込んでいくのか、ということを考えるうえで一助となった。ただし、なかなか分厚いうえに、ちょっと冗長なので要注意。


マイクロソフトのスポンサードを受けることになった、TBS文化系トークラジオLifeのサイトがグーグル八分か?!という噂が飛び交っています。

実際、「TBS文化系トークラジオLife」等、以前は検索に掛かっていたキーワードでの検索で、いずれもヒットしません。これが噂のグーグル八分だとしたら、恐ろしい、というか、グーグルも心が狭いというか。しかし、技術的に何が起きているのか知りたいものである。

いずれにせよ、そういうわけなので、支援リンクを貼っておきます。

頑張れ、Life !!

TBS RADIO 文化系トークラジオLifeの公式サイトはこちら↓
http://www.tbsradio.jp/life/index.html


7/8 追記

不当なSEO対策サイトと誤解されていた模様で、先ほど無事復活したそうです。
http://www.tbsradio.jp/life/2009/07/post_131.html


2ヶ月ほど苦しんでいる、一本の原稿がある。
多分筆は早いほうだと思うのだけど、老舗の媒体ということもあり、内容や構成のみならず、テーマ設定と自分の専門との兼ね合いあたりでも悪戦苦闘している(でも、そのズレのお陰で、ひとつ引き出しが増えつつもあるので編集のiさんに感謝)。

そんなときにたまたま書店で目にとまり手にとったのが、『小説の効用・青べか日記』。

本書は、数少ない、「大衆小説家」山本周五郎のエッセイと日記。どうも山本は、数々の経済的問題と自身の才能への疑義で苦しんだようで、勝手に今の自分の気分と重ねて、なかなか楽しめた。

以下、いくつか本書所収のエッセイから抜粋。

小説が「芸術的価値」だけで肯定されていた時代に比べると、いまはその存在のかたちがかなり大きく変わって来たし、たとえ「芸術的価値」がなくとも、効用価値があれば存在を認めるようになった。作者自身が、その小説に忠実ではなく、責任感や良心をもたない場合でさえも--(「小説の効用」p.8)



批評も同じように、その「批評」が読者なり作者なりになんらかの「効用」をもたらさないもの、単にいやがらせや、やっつけを目的にしたようなものは(署名、匿名の別なく)ご遠慮が願いたいのである。(「小説の効用」p.11)



わかりきったことだが、小説は作者が「書かずにはいられない主題」があって書きます。その手法は各人各様であっっても、もっとも多数の読者に呼びかけようという欲求に変わりはないでしょう。なぜなら--このことはまえにいちどこの欄で書いたと記憶するが、現在「自分の芸術的良心の満足だけで書かれた」ような小説は、もはや同人雑誌の中にさえ存在しなくなっているからであります。
(「歴史か小説か」p.13)


これらは昭和31年と昭和33年のエッセイである。この他にも小説に限らず、物を書くという営為について、なかなか刺激的な文章がいくつも仕込まれていて、僕にとってもとても示唆的である。

そういえば、先の引用は、先日の某研究会における、新進気鋭のiくんの質問に対するいい回答になっているような気もする。どうやら、昭和30年代に解決されていた問題だったようである。

さて、僕の原稿もいよいよ山場にさしかかりつつあり、ようやく校了の目処が立ってきた。今日の打ち合わせによれば、当初の予定よりもう一月遅れるかもしれないが、なんとかちゃんと形になりそうである。やはり、何事も、ひとつ、ひとつきちんと形にしていくことが重要である。頑張ろう。

(でも、僕だってそれなりに忙しいので、「いずれ」「そのうち」とか、その程度のものは原則やらないことにした。いい加減、うんざりしたぜ。その意味でも、実績のない僕に、これまで物を書く仕事をくれた人たちには、今回の担当のiさんも含め本当に感謝している。媒体が減り、そうであるにもかかわらず、なぜかリスク回避志向がやたらと強い業界において、それがいかに希有なことで、ありがたいことなのか少し分かってきた。)

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以下、EcoSurfer代表堀さんからの案内文です。

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『ビーチグラスコンテスト』

今月の第3日曜日(7月19日)から楽しい企画をスタートします。

その名も「ビーチグラスコンテスト」です。

13時よりビーチクリーンに参加し、13時半ころからビーチグラスコンテストを開始します。

年齢制限無し(小学生以下は保護者と一緒)、参加費無料です。

そして、そして、優勝者にはビーチグラスでつくったこの世に1つしか無いペンダントをプレゼントいたします。このペンダントをつくってくれているのは、東京でジュエリーを制作しているプロの方です。今、手元にそのペンダントがありますが、素晴らしい仕上がりです。さすがプロの作品!

ちなみに審査員は僕だけです笑。

僕の自由気ままな判断で優勝者が決定します。

僕も数々のお宝ビーチグラスを持っていますから、それを超えるビーチグラスに出会えることを期待しております。

以下、詳細です。

●日程:毎月第3日曜日13時〜14時(7月からスタート)
●場所:辻堂海岸(R134の浜見山交番前のビーチ)
●持ち物:軍手、自慢のビーチグラス1つ
●プレゼント:優勝者にはビーチグラスで作ったかわいいペンダントをプレゼント!
※ビーチクリーンをしてから、コンテストを行います
※年齢制限はありません
※雨天、強風の時には中止です

それでは、1人でも多くのご参加をお待ちしております。

ビーチマネー事務局 エコサーファー堀

ソニーCSL(Computer Science Lab.)について書かれた本を読んだ。

昨年、設立20周年記念のシンポジウムに連れて行ってもらったことを思い出した。
クオリアの茂木さん、経済物理学の高安さん、システムバイオロジーの北野さん、など、CSLの研究者はみんなオリジナルの研究に取り組んでいる。

こうした本を手に取るのは、刺激を受けるためだ。社会科学の世界には、なぜか広く公開された「成功物語」が少ない。研究者の間でコンセンサスがとれた最先端が不明確な社会科学は、ある意味では、自然科学よりそうした物語が成立するのが難しいのかもしれない。

そろそろ、真剣に、どうやってこの業界で生き残っていくのか、を考えなければならない(直近では学位取得の方法もw)。どのようなコンセプトをつくって、どのような研究テーマを選び、具体的に何を対象とし、それを明らかにするためにどの手法を用い、さらにそれをどう評価し論文にしていくのかを考えなければならない。「普通の研究」は、最低どれか一つに新しいことがあればいいだろう。でも、「エクセレントな研究」はそれだけでは足りない。

もっと議論が必要だ。

平塚スタイル創造プロジェクトのフィールドワークを兼ねて(?)、連くん、増崎君と平塚の湘南平塚七夕祭りに行ってきました。大学一年の時に、当時働いていた予備校の仲間と行って以来なので、実に7、8年ぶりでした。

例年、平均でのべ300万人近い集客を誇る、日本三大七夕祭りだけあって、不況の影響で規模が縮小していると聞いてはいたものの、昼間から随分な人出でした。

見所を伺うべく、平塚商工会議所青年部の大森さんに電話し、その後、青年部のブースにお邪魔したところ、大歓迎していただきました。皆様、ありがとうございました!

楽しかったのだけれど、平塚の特産品が売られていないし、あそこでなければ観られないものはなんだろう、という印象も受けました。「神は細部に宿る」ではないけれど、漫然と伝統的なリソースを消費しているだけではもったいなくて、例年通りでもあれだけ人を集める潜在的な魅力があるので、きっちり細部まで祭りをデザインしたらすごいことになるだろうに、と思いました。

衝撃だったのは、至るところで売られていたきゅうりの浅漬けスティック。おいしいのだけれど、これらも、テキ屋さん曰く、地元の野菜と一切関係ないそうです。。。

そういえば、途中茅ヶ崎市役所のMさんにばったり出くわすなど、世界の狭さも感じましたw


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少し前に刊行された『一橋ビジネスレビュー』でソーシャル・イノベーションが特集されていた。

積ん読になっていたが、ようやく読了。

グラミン銀行のムハマド・ユヌスの論考やソーシャル・イノベーションについてのサーベイ論文、ルーム・トゥ・リードのジョン・ウッドのインタビューなどが納められていて、ソーシャル・イノベーション入門にも、社会起業を含めた最新の動向を知るためにも最適な一冊になっている。

社会の外側、いわば<セカイ>は、<社会>には存在しない。

確かに理性とは異なる系で処理される領域は「存在する」が、主題化された瞬間に既に社会内的問題として処理されている。

結局、「いま、ここ」にコミットできない者は、何物にもコミットできない。例えば、かつてのNAMの失敗も(そもそも出自自体が現場の問題意識ではなく、机上の空論なのだが)、理想状態と比して、「だめな、いまここ」に耐えられなくなって投げ出し、最後にはなかったことにしようとしたことに原因がある。

最近のサブカルチャーが指し示しているのは、ひとつの時代の終わりである。それらが示唆する「いま、ここ」の主題化は、ある種の「知識人」たちの物言いより遥かに堅実で、成熟している。

歴史的にも、2009年も折り返し地点をすぎ、「ゼロ年代」が終わろうとしている。
「歴史は繰り返す」というが、そろそろ学んだほうがいい。

昨日、マイアース・プロジェクトの岡崎さんと打ち合わせをさせていただきました。

マイアース・プロジェクトは、環境教育を題材としたカードゲーム製造を事業とするSFCからスピンアウトした会社で、今も岡崎さんは政策・メディア研究科のM2に在籍されています。

環境破壊派と環境擁護派に別れて、カードゲームを戦う中で、主体的に環境についての理解を進めていくことができる仕組みになっています。しかし、とにかく、ゲームとしての完成度が高い。小中学生を中心に子供たちに大人気らしく、僕もワークショップの動画を見せていただきましたが、子供の熱中する様がすごい。

さらに、すごいのは、DNPで印刷して丸善から流通にのせることで、これまでに280万枚(!)も売り上げている点です。取り扱い店舗一覧を一読いただければ分かりますが、みなさんのお住まいの近くの書店でも入手可能です。もちろん、amazonからも入手できます。

ところで、昨日、岡崎さんとも少しお話したのですが、これが営利か非営利のどちらに属するのか、ということは、もはや重要な問題とは思えない。こうしたツールをどう活かすか、それは使用する人に委ねられているというところでしょう。このようなプラットフォーム型事業には、とても可能性を感じます。


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もちろん「ヱヴァンゲリヲン新劇場版破」。

いつもがらがらの郊外の映画館の最終回が半分くらい埋まってて、しかも、その大半が友人と連れ立って、もしくは、カップルで見に来ていたのが印象的。

中学生くらいの頃、テレビ大阪だかテレビ京都だか、はたまた奈良テレビだかの深夜で、テレビシリーズを観てたことなんかを思い出した。

テレビシリーズが放送されてた当時より、時代と世界は成熟したのだろうか。

内容についての感想よりも、感慨みたいなもののほうが大きい。

とりあえず、宇多田の主題歌をiTunes storeで購入してみた。アコースティックver.のほうがしっくりくる。



昨日、飯盛先生に誘っていただいたので、「地域情報化論」に参加して、ちょっとだけコメント、質問させていただいた。

最終発表会で、最終レポートを出した人の中から5人が、もうすぐ藤沢市でサービスが始まる地域WiMAXの活用方法についてプレゼンを行った。

WiMAXと従来の携帯や無線による通信との違いは、通信速度(最大40Mbpsとのこと。愛用しているEMobileが7Mbpsくらいなので、圧倒的に速い。)と移動中での利用可能性の高さだろう。逆に言えば、この2つを組み込まないことには、その事業はWiMAXで行う必要はないということになる。例えば位置情報を特定するだけなら、GPSでもできる。

要は、「WiMAXでできること」ではなくて、「WiMAXでなければできないこと」でなければ、事業化したときの優位性が乏しいのである。

飯盛先生に、宿題として考えるように、僕も言われてしまったが、これがなかなか難しい。なんとなく、鍵はインタラクションを活用することにあるような気がするのだけれど。。。


WiMAXについては、例えば、こちら↓(UQWiMAX社とWikipedia)

http://www.uqwimax.jp/service/wimax/


http://ja.wikipedia.org/wiki/WiMAX

EcoSurfer代表の堀さんのブログでも告知されていますが、EcoSurferが藤沢市の「ふじさわ環境大賞」を受賞しました。

藤沢市を中心とする湘南地域で、地道に環境貢献活動や地域活性化活動などさまざまな独自の事業に取り組んでいる点が評価されたのでしょう。

僕は所用があったので授賞式には参加できませんでしたが、先日堀さんと打ち合わせしたときに聞いた話では、藤沢市の海老根市長から直接表彰状をいただいたそうです。

これからもEcoSurferをよろしくお願いします。

p.s.

藤沢市のサイトに受賞団体がアップされていないような気がするのは、僕だけでしょうか...

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