ソニーCSL(Computer Science Lab.)について書かれた本を読んだ。
昨年、設立20周年記念のシンポジウムに連れて行ってもらったことを思い出した。
クオリアの茂木さん、経済物理学の高安さん、システムバイオロジーの北野さん、など、CSLの研究者はみんなオリジナルの研究に取り組んでいる。
こうした本を手に取るのは、刺激を受けるためだ。社会科学の世界には、なぜか広く公開された「成功物語」が少ない。研究者の間でコンセンサスがとれた最先端が不明確な社会科学は、ある意味では、自然科学よりそうした物語が成立するのが難しいのかもしれない。
そろそろ、真剣に、どうやってこの業界で生き残っていくのか、を考えなければならない(直近では学位取得の方法もw)。どのようなコンセプトをつくって、どのような研究テーマを選び、具体的に何を対象とし、それを明らかにするためにどの手法を用い、さらにそれをどう評価し論文にしていくのかを考えなければならない。「普通の研究」は、最低どれか一つに新しいことがあればいいだろう。でも、「エクセレントな研究」はそれだけでは足りない。
もっと議論が必要だ。

