SFCは大丈夫だろうか?
なんだかんだで8年もいる身としては思い入れも多くあるので、杞憂であってほしい。
この「SFCは大丈夫か?」という問いは、内部でも結構昔から繰り返されている問いで、これまでは「それくらい(≒世間で理解されないくらい)ブッチぎっているということだからOK」とされていた。また、確かにいろいろな「変化」を感じなくもないが、それは個人的なノスタルジーとも関係しており公平な評価とはいえないし、いろいろな水準での設定が可能な問いなので、一概に答えが出せる問いでもない。
だが、先日、昔からSFCの学生を見ていて、今も学生を雇用している外部の市民活動家の方から、「最近のSFCの学生は、昔と比べて自分でモノを考えられない子が増えた。頼んだことしかやらないので、自分でチェックしないと不安でしょうがない。「SFCの学生」を雇う意味がなくなった。」という愚痴(?)を伺った。もちろん、バイオや建築、ICTなど多様なな分野を含むSFC全体に関する評価でもないし、統計的な裏付けがあるわけでもない。しかし、外部の方のこのような感想に直面することがあると、やはり一抹の不安を覚えずにはいられない。
昔のように他大学と比べて実感できるレベル(≒学生の平均的水準)でのITスキルの圧倒的優位さもなくなり、起業やプロジェクト立案についての暗黙知も継承されていないように思われるいま、この問いはこれまでとは違う意味を持つように思えなくもない。
これからの5年間でSFCを創設された先生方、少なくない数の「名物」と呼ばれている先生方が定年を迎えて引退される。大学受験市場における価値が急落するということは考えにくいが、SFCが数ある高偏差値大学のひとつになるのか、それとも、独特の「SFCだよね」といわれるようなポジションを確保できるかが問われる5年間になりそうな気がする。
もちろん、これはブーメランのように「おまえはどうだ?」と自分にも跳ね返ってくる問いなので、自分もバリューを生み出し続けて、それによってSFCのバリュー向上に微力ながら貢献していきたいと思っている。

