日曜日に慶應義塾大学日吉キャンパスで開かれた社会起業支援サミットin神奈川2009に行ってきた。
代表の挨拶の後、神奈川の社会起業家の関係者が15分ずつプレゼンしていく形で進行。
参加してたのは下記の団体。
ざっと見て、人の入りは200人くらい。大学生が6割くらい? フジテレビの収録やウェブ放送、ツイッターでの実況も行われていたようである。休日の午後にこれだけ人が入っている、社会起業系のイベントはちょっと記憶にない。
雰囲気としては、ゼロ年代前半までの第3次起業ブームのアッパーさを薄めて、と(特に環境と「他者」に対して)いいことやりたい、社会のことを変えたいみたいな要素をスパイスにした感じ。個人的には、第3次ベンチャーブームの頃のアニマルスピリッツ丸出しな感じのほうが馴染み深いかな。なんというか、最近流行りのエコ系のイベントとかにもありそうな、まったり、だけど、ちょっとアッパー(自己実現できますよ、みたいな)な感じと似ている。
最近思うのだけれど、エコや社会起業は、反貧困とはまた少し異なり、まるで「新しい、新しい社会運動」だ。ちなみに集まった団体は、神奈川の中ではかなり有名な団体ばかりで、僕にとっては目新しいものはなかった。
確かに、冒頭の挨拶にもあったように、何も知らない大学生(プロジェクトの関係者の多くが大学1、2年生の模様)でも、手っ取り早くできることのひとつは「場作り」だし、一般に「社会的企業」とよばれるNPOやボランタリー団体は、担い手に高齢者も多く、ITスキルが全体的に十分行き渡ってなかったりするので、確かにニーズもあるだろう。しかし、なんというか、当日の「明るく」「かっこよく」「メディア受けする感じ」(いや、そうした演出がある意味では(特にメディア対策として)とても大事である、ということは僕もこの辺のプロジェクトにいろいろ関わっているので良く分かるけれども)は、どうも社会起業やNPOやそれに関わっている人たちの現状や、そこから派生する「キツさ」のようなものを完璧に覆い隠してしまっていて、違和感があった。
なんだか、ちょっといろいろdisったみたいな形になっているけれど、休日の午後にこれだけの規模で人を集めて、社会起業家を告知するということは、とても意味のあることだということは間違いないだろう。そのうえで、もっとハードルをあげるとするならば、ソフト、コンテンツがちょっと弱い、といったところである。まだ、2回目のイベントだし、来年度以降のイベントに期待したい。
どうでもいいことだけれど、結構ウチ(SFC)の学生さんが関わっている模様。中間支援も大事だが、ぜひそこで刺激を受けて何か実際に、ソーシャル・イノベーションをやってほしい。確かに中間支援はかっこいいけれど、どう考えても中間支援よりも、喫緊の社会問題の数に対して、まだまだNPOや社会起業は数が足りていない(ただし、日本におけるソーシャル・イノベーションの担い手として、NPOやボランティア的なものが果たして本当に適しているのか、もしくは、コスト=ベネフィットを考えたときに適しているのか否かということは、検討の余地がある問題ではある。)。
さらにどうでもいいことだけれど、日吉にいったのはとても久しぶりだった。日吉は同じ慶應といっても、SFCとは雰囲気が違い過ぎ(でも、三田のほうが好きかな)w しかし、そんな日吉も、横浜市営地下鉄グリーンラインの開通や、チェーン店の増加などでちょっと町の雰囲気が変わっていた。


