2010年8月アーカイブ

来月の登壇イベント告知(not .review主催)。すでにtwitter中心に、時折前哨戦(?)が繰り広げられております。現在、印刷中の『.review 001』ver1.3には、当日のレジメがわり、というか、燃料投入的に、僕の短い論考をいれてみましたよ。1刷からの追加コンテンツは、1刷を購入いただいた方むけに(もちろんそれ以外の人も購入可能です)、.review PremiumからDL販売コンテンツとして提供いたします。一言でいえば、.reviewは同人誌ではないので、同人カルチャーの参照は戦術的に有効でなければ当然しない。他方、仲間で楽しむのは超OK。趣味ってそういうことだし、そんなの当たり前。でも、言論空間や社会の変革を目指すのなら、それだけじゃ無理だし、同時に該当するコミュニティまるごと背負ってやってくのもちょっと無理では?みたいな感じ。イベントとあわせて、お楽しみに!

以下、主催者でもある『未来回路製作所 ~中央線文化圏からの疾走編~』(http://d.hatena.ne.jp/inside-rivers/)から引用。

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【イベント告知】9月12日!!「電子書籍時代の同人誌」(in 阿佐ヶ谷ロフトA) の詳細(最新版)
22:06

現状におけるイベント詳細の最新版をここに更新していきます!

ご確認ください!

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【イベントタイトル】

模索舎presents アラザル×未来回路共同企画「電子書籍時代の同人誌~文フリ評論系の場合~」

【日時】

2010年9月12日(日曜)19時00分~

【入場料】

前売¥1,500 / 当日¥1,600(共に飲食代別)

【場所】

阿佐ヶ谷ロフトA(http://www.loft-prj.co.jp/lofta/)

【イベント概要】

電子書籍時代、ついに到来!

今後、出版業界の産業構造が大きく変化することが予想される。

そんな激動の時代の中で「同人誌」はその存在意義を問われることとなるだろう。

何が変わり、何が変わらないのか!?

当事者たちの立場から日本における電子書籍シーンの未来予想図と示しつつ、紙媒体であることの意味やコミュニティとしての同人誌文化について考察する!!

電子書籍制作の実演も行います!!


第一部:出版業界の現状と未来予想図

【出演】

仲俣暁生

清野雄太(「若手編集者同士のネットワーク」発案者)

江口晋太朗(「84ism」副編集長)

米光一成(電書部部長)

小林央(電書部部員)

esehara(ネットレーベル「sayonara records」主宰)

アラザルメンバー

他、交渉中。


第二部:同人誌のコミュニティとアイデンティティ

【出演】

西田亮介(.review)

武田俊(KAI-YOU)

峰尾俊彦(5M)

梅田径(左隣のラスプーチン)

羽田恭一郎(マジレス!)

松平耕一(新文学)

鹿島絵里子(模索舎店員、サブカル女子)

中川康雄(未来回路製作所)

アラザルメンバー


他、文学フリマなどでご活躍中の皆さまと交渉中。

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以上です。

ご来場、お待ちしております!!

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http://d.hatena.ne.jp/inside-rivers/20100810/1281445592より

・.reviewで、以下のようなイベントを主催いたします。

http://bit.ly/adre6Kより。第1部は、もう残り席が厳しい可能性も。

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.review × TBS文化系トークラジオLife × Time Out Tokyo &Time Out Café & Diner
「想像と創造を生成する場所 交差する文化・地域・メディア」

■概要

ポスト知識産業時代のキーワードとして、「想像」(imagination)と「創造」(creativity)」が繰返し指摘されている。潤沢に存在する、既存の知識や技術を新たな形で結び付け、イノベーションを創出するために不可欠な力である。経営学や社会学などの知見によれば、それらは場所制と密接に関連する。わかりやすく言えば、集積が新しいものを生み出す源泉になりうるということだ。こうした見解は時に、疲弊する地域再生の文脈と結合し、「クリエイティブシティ」などと呼ばれている。現状、「クリエイティブシティ」は、一見過剰にも思えるほどにアートとの結びつきを見せる。しかし、同時にそのあり方は、自らその可能性を制限しているようにも見える。これらは、「クリエイティブ」にかかわる多くの人間に関連する問題圏だが、このようなテーマを、社会学者、メディア関係者、政策、アート実務者等々、多様な論者を迎え議論する。そして、当イベントが.review連続トークシリーズ再開第一弾となるわけだが、TBS文化系トークラジオLife、Time Out Tokyo、Time Out Café & Dinerのコラボレーションによる、新しいイベント形態でお送りする。

■登壇者

鈴木謙介(社会学者)
黒瀬陽平(美術家、文芸批評家)
塚越健司(一橋大学後期博士課程)
西田亮介(独立行政法人中小企業基盤整備機構リサーチャー)
+α

■日時

9月3日(金)18:00〜21:00@Time Out Café & Diner
http://www.timeoutcafe.jp/
LIQUIDROOM 2F 3-16-6, Higashi, Shibuya-ku,Tokyo

1部トークセッション、2部: パーティ(交流会)
1部:1500円+別途ワンドリンク制 2部: 2000円(含む 2ドリンク+1フィンガーフード)。
1部2部単体購入可能。予約制。

■定員

1部40人(最大約50人)
2部約80人(最大約100人)

■予約フォーム

http://bit.ly/adre6K

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・最近は、大学発ベンチャーやソーシャルビジネス、サーフィンの受容史等々の調査関係が忙しくなり、慌ただしい日々を過ごしております。国会図書館にいったり、資料を探しに行ったり、インタビューにいったり。中間支援組織、ベンチャー企業、ファンド関係者、社会起業家、はたまた、サーフィン関係、ね。

・神奈川県の第2回若者のボランタリー活動への参加促進に関する意識調査の会合が開かれたり。プロセスを通して、いろいろと経験的に学習中。実務というか報告書執筆の実働担当だったりするので、年度末が結構大変な予感・・・汗 

・でも、そんななかそれなりに元気にやっていますよ。1泊2日で茨城行ったり。波は外して、最大腰、みたいな感じで持っていったショートの出番はほとんどなかっけど、ロングだと延々ノーズをかけられる形いい波。1週間くらい滞在して練習したら、上手くなれるかも、とか思った。午前、夕方波乗り、昼間と夜、原稿書きみたいな感じで、ひとり合宿してこようかなw 素泊まり4000円とかもあるから、ひとりで1週間くらい篭っても、意外と安かったり。滞っている書籍原稿たちに集中するためには、いちどそういうことをしたほうがいいのではなかろうか汗 みんなでぞろぞろいくと、どうしても仕事はあまりできないけど、ひとりなら、昼夜にサーフィンしても、結構よい気も。その意味ではイーモバイルの電波が入ることを確認できたのは収穫かも。ブログ書いてるうちに結構やる気になってきたのだが・・・

最近のいただきものをご紹介。

『「情報社会」とは何か?』大黒岳彦(NTT出版)

ルーマン研究者としても知られる大黒氏の3冊目の単著。「情報社会とは何か」という問いに答えるために、理論的には社会学からメディア研究まで、事例的には、サブカルチャーからハイカルチャーまで、これでもかというほどに参照を行っていく。不勉強な僕にとっては、名前も知らない研究者、事例が多々あった。現代の情報社会を構成すると著者が考えるであろう数々の断片をもって、ブリコラージュ的にその像を描き出しているのかもしれない。だが、即物的な僕にとっては、そして、おそらく著者は一切意図していないであろうある種の読みやすさのような読者サービスの観点からいえば、端的に「情報社会とは何か」という問いに解答して欲しいようにも思える。もちろん、そのような期待がルーマンを含むメディア論を専門とする筆者に対する期待として、ミスリーディングなことは理解できる。それよりも、読後の、「この複雑さこそ、情報社会の複雑性を縮減しつつも、「反映」しているのではないか」という感想のほうが重要にも思えるからである。

『希望難民ご一行様』古市憲寿(光文社新書)

こちらは、85年生まれの筆者による、世界一周船ピースボートの参与観察と、それをもとにした若者論。バウマンの「リキッドモダニティ」概念や、ギデンズの再帰性など社会学の概念を参照しつつ、ピースボートに乗る若者たちの生態を読み解いていく。まず、驚異的な読みやすさと、捻りの聞いた文章表現に衝撃をうけた。悪筆で、書籍原稿に悪戦苦闘している身としては、分野は違えど、若き才能あふれる筆者から大いに刺激をうけたと言わざるをえない。1点気になったのは、ルポと分析は秀逸なのだが、第7章「だからあなたはあきらめて」と、それ以前の章の整合性である。ピースボートに乗っている若者が「ある、いくつかの属性」(具体的には本書をご一読いただきたい)を持つと分析するのは同意可能だが、ソリューション的なインプリケーションの間に若干の飛躍がある、もしくは、より精緻な属性の分類とインプリケーションの関係を記述する必要があるように思える。具体的には、ぜひ本書を手にとって考えてみてほしいのだが、ネタバレなしに少し言及しておけば、1.) ある若者たちにとって承認の共同体はひとつのセーフティネットとして必要ではないか。2.) また、ある若者たちは、わかったうえであえて「ムラムラ(村々)している」(筆者造語)可能性はないか。3.) あえて「ムラムラしている」のだとすれば、その「希望」をあきらめさせることは、大げさにいえば、彼らに残された数少ない生きる意味を奪ってしまうことに繋がりはしまいか。このとき、「社会」に「あきらめ」させる正当性があるのだろうか。いつか機会があれば、筆者と議論してみたい点だ。しかし、ともあれ、帯の筆者の近影もクールで、意識的な表現も多数。これからの若者論の主要論者となることが容易に想像できる。マーケターたちの「若者論」より、はるかに丁寧で誠実だ。いろいろな意味で、とても刺激をうけた一冊。

『国際貢献のウソ』伊勢崎賢治(ちくまプリマー新書)

国際貢献、国際NGOの「リアル」を、赤裸々に描き出す一冊。大学生からも、「国際的NGOで働きたい」といった話をしばしば聞く。そんな人には、ぜひこの1冊を手にとって欲しい。もちろん、僕にはそのリアルを検証する術はないのだが、メディアで耳にする国際貢献活動、あるいは国際NGOの「美談」の背後にあるシビアな側面があるのは事実だろう。それは、例えば、日本のNGOの現地での「無力さ」、大規模な国際NGOに見られるプロフェッショナルとして当然でもある競争を持ち込んだ人材管理や、強力な組織体制である。筆者は、そのような状況を良しとしているわけではなく、そこを出発点としておて、理想主義一辺倒の「ヌルさ」を徹底的に排そうとしているようだ。例えば、「NGOの経営学 商品は「貧困」」「国際協力ボランティアという隠れ蓑」という、おそらく意図的に挑戦的な目次からもそのような意図を読み取ることができる。当事者というよりも、NGOも含めた、非営利組織に関心をもつ人たちに手にとって欲しい1冊といえよう。

いろいろと最近の新しい仕事たちをご紹介。


・2010年7月16日川崎市高津市民館「コミュニケーション講座第2回」講師

最近時々お引き受けする市民講座のひとつです。ワークショップ入門みたいなものが多いですね。


・朝日新聞の新しいブログ「webronza」内の「SYNODOS JOURNAL」内で、連載を持たせていただいております。多くの気鋭の論者とご一緒させていただき、嬉しく思います。

以下、これまでの僕の原稿たち。

「第4次ベンチャーブーム、あるいは学生起業ブームはふたたび訪れるか?」
http://webronza.asahi.com/synodos/2010080700001.html

「シノドス参院選アンケート(6)」
http://webronza.asahi.com/synodos/2010071800001.html

「「あたらしい『新しい公共』円卓会議」は、市民運動を越えられるか?」
http://webronza.asahi.com/synodos/2010070400001.html

中小機構の大学発ベンチャーの阻害要因に関する調査等や、神奈川県の若者のボランタリー活動に関する意識調査、文教大学湘南総合研究所の地域とサーフィンに関する調査研究など、いろいろ調査研究周りが本格化してきた今日この頃です。

また、.reviewのサイトでは、高原基彰×西田亮介「現代日本の国家とコミュニティを問い直す」のダウンロード販売を開始しましたので、こちらもぜひ。誤字脱字修正したバージョンです。これも半分くらはためし読みできます。

http://dotreview.jp/premium/

第2期.reviewは、第1期の総決算と、体制構築に時間がかかっております。しばし、お待ちください。

あと、神奈川新聞にコメントを寄せました。2010年7月28日付け朝刊ですね。
湘南で海岸清掃と地域活性化をミッションに活動する「エコサーファー」と、ビーチグラスを用いた地域通貨ビーチマネーについてですね。僕の地域社会論や非営利組織論に関心を持つことになった原点ともいえる活動ですので、嬉しく思います。

http://ameblo.jp/ecosurfer/image-10604132324-10664259636.html

またしても、久々更新になりました。

.review関連告知ですが、紙媒体の『.review 001』ですが、各所で好評をいただき、すでに在庫完売に近い状態になっております。現在の取り扱いは下記の通りになります。

・ジュンク堂新宿店 様
・ジュンク堂池袋本店4F人文フロア 様
・ジュンク堂大阪店 様
・紀伊国屋新宿本店 様
・(通販)(株)U-Tee 様
https://store.u-tee.jp/products/detail.php?product_id=23

また、電子コンテンツのダウンロード販売を試験的に始めました。電子書籍インディーズ版の実験ですね。PDFファイルですので、iPhoneやiPadでも読めますし、印刷も可能です。pay-palを用いてクレジットカードでの決済もできますので、こちらもぜひ。

http://dotreview.jp/premium/

現状、コンテンツは宮台真司×西田亮介「現代のコミュニティとは何か」のみですが、今後拡充していきます。なお、半分ほど立ち読みできますので、試し読みも大歓迎です。

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