2010年10月アーカイブ

僕も参加しているNPO法人マニフェスト評価機構デジタルアーカイブ研究所が下記の要領で電子書籍に関するシンポジウムを開催します。

みなさま、奮ってご参加ください。

NPO法人マニフェスト評価機構デジタルアーカイブ研究所
「デジタル教科書を考える」11月20日
パネラー:田原総一朗、岡本薫、中村伊知哉
司会:松原聡
@東洋大学白山キャンパス1号館4階1405教室
15時〜17時
入場無料、予約不要。

以下、詳細
DA研シンポジウム1120ポスター07a.pdf

EcoSurfer主催の堀直也さん中心に、辻堂の地元商店の人たちが中心になって大掛かりなイベントが開催されます。
以下、サイト等から情報まとめてみました。

プレスリリースをA4、1枚で作って、PDFにして、ウェブに貼りつけてあると、情報が集約されて分かりやすいかも・・・

僕もお邪魔したいところだけど、この日は学会で名古屋にいるのでムリですね(泣)
以下、辻波市ブログからのまとめ。
---
辻波市

11月7日(日)午前10時〜午後3時
@県立辻堂海浜公園
地元の商店、住民中心に120以上の企業・お店・フリマなどが出店。
宮古島ペアチケットがあたる辻堂◯☓クイズなどのイベント。
注:会場にはゴミ箱がないので、バッグ食器、持参のこと。
問い合わせ:辻波市実行委員会:08059570679
      辻波市実行委員会ブログ http://ameblo.jp/tsujinami/

先日久々に地域活性化関連のイベントにお誘いいただき、社会学者の南後由和さんと一緒にご一緒した。松戸と原宿を移動しながらなどユニークな試みであった。

MAGNETICS2010 プレイベント
http://www.machizu-creative.com/mgntcs/

---
■トークテーマ
「都心←→地方(仮)」
地方分権、商店街の衰退、とまらぬ高齢化、まちづくり、クリエイティブシティ...
都心と地方をめぐるさまざまな論点をベースに、両者の新たな関係性を改めて
トークします。
---
(詳細は、同サイト参照のこと)

そこでの話は、webronza SYNODOSジャーナルの今月の僕のエントリ西田亮介「地域活性化再考 「広く」「あまねく」「一律」の地域活性化は可能か」とも関連するので、少し補足しておきたいと思った。

今回僕が地域に関して話したことを、キーワードでまとめると三つになる。「既視感」と「異分子性の喪失」「手段の目的化によるイノベーションの阻害」である。

地域活性化に関する話題は、なぜかどこもかしこも既視感に覆われている。むろん、事例には差異があるのだが、ほんの少し抽象化すると少子高齢化や過疎化、商店街の衰退、郊外化、空き店舗といったどこかで聞いたことがあるものばかり。だが、既視感に覆われているのは課題だけではない。その解決策や、取り組む人の属性にもしばしば既視感がつきまとう。

B級グルメ、商店街の空きテナントに大学生を入居させる、まちおこしイベント、地域通貨に共通ポイントや割引券、アートでまちおこし(創造都市)

地域で新しいことをやろうとする人たちは、判を押したように「地域で面白いことがやりたいと思った。地域には都心にない可能性とエネルギーがあり、都心ではできないことができるはずだ」という。

むろん、これらが悪いと言っているわけではない。今更言うまでもなく、地域衰退は喫緊の課題であり、それゆえに取り組みが必要なことは間違いない。

しかし、僕もここ数年地域に実務や研究中心にさまざまな形で関わっているが、地域活性化というタームの周辺にはなぜか前述したような既視感が、若干の疲労感とともに存在しているように見える。純粋にそれがなぜかが強い疑問として張り付いていて、この既視感こそがブレイクスルーを妨げているようにも思えたのである。

往々にして、地域で何か新しく事業を始めようとする人(仮に「新規参入者」としよう)や団体は、その地域を愛し、リスペクトしがちなだけに、年長者や先に地域で活動しているアクターを尊重し、合意を調達し、可能な限りのそのようなアクターと良好な関係性を構築しようとする。地域で行われる飲み会に必ず参加し、まつりやイベント等で人手の提供を打診されれば喜んで提供し参加するのである。

しかし、理想はともかく現に地域社会には根強い既得権益と、縦割りが存在する。所属する会、住んでいる地理的関係等々、至る所に派閥がある。長く、しかしもはや原因もわからない対立関係もある。このようなアクターすべてと良好な関係を築くことは極めて困難である。しかも、新規参入者の当然地域社会におけるヒエラルキーは低い。言い換えれば発言の影響力は極めて低い。

もともと、「地域内の既存アクターとの良好な関係づくり」は、地域活性化の手段であったはずだが、一向に改善しない「関係づくり」の中で徐々に目的化していく。ある種の焦りもそのような傾向を促進することにつながりうる。地域のアクターとつながることによって獲得されるある種の一歩フィクサーに近づくような成功体験も同様かもしれない。このように、良好な関係形成が、知らず知らずのうちに手段から目的へと摩り替ってしまうことはなかろうか。

新規参入者、すなわちその地域にとっての異分子に言語化されなくとも、最も大きな影響を与える可能性があるのは、その異分子性が時にイノベーションをもたらすことであろう。それまでいなかった人材、それまでなかった資源、それまでなかった人間関係等々が、地域内の固有性や地域資源と適切に結びつくことで、新しいものが生まれるのである。

しかし、地域への過剰適応は、本来地域にイノベーションをもたらすことが最も期待されるはずの、新規参入者たちから「異分子性」を剥奪しかねない。擬似的な地域内ステイクホルダーの再生産に寄与してしまうのである。これでは時に「よそ者、若者、馬鹿者」とよばれるような異分子がもつ突破力が損なわれてしまう。

成功事例と失敗事例を分けるものはなにか。それは地域を改善したいと願う既存ステイクホルダーが試行錯誤と創意工夫を容認する寛容性をもつこと、過剰な「地域にはエネルギーと可能性がある」というバイアスを捨てた冷静で客観的な現状観察と、ドメスティック/グローバルな消費動向に照らした地域資源(食、習慣、方言、風景、地理的距離等々)の再発見と活用の工夫、時に失敗事例を次の成功に結びつけるための客観的な評価とアカウンタビリティの徹底ではないか。いずれも今の取り組みのなかではなかなか見ることができないものである。また、先の「異分子性」を重視するならば、「地域内のあらゆる合意調達」は優先順位を高くする必要はなく(説明し続けることは重要であろう)、プロトタイプを作り、効果を示していくことが近道なのかもしれない。

もちろん、ここで述べている言説は仮説の域をでるものではない。だが、地域における論点の洗い出しは未だ十分ではない。むしろある種の思い入れと肩入れが、クリティカルな議論を覆い隠しているようにも見える。こうした言説は特に当事者にとって耳障りのよいものではないことは重々承知しているし、杞憂であるに越したことはない。しかし、議論さえ解きほぐせないまでに縺れてしまっているのであれば、その一助になれば幸甚である。

なんともう明日ですが、社会学者南後由和さんらとイベントご一緒させていただきます。地域、まちづくり、都市、郊外、創造都市、あたりに関心のある方は、下記から申し込んでください。松戸と原宿を移動しながらやるみたいですよ。

http://www.machizu-creative.com/mgntcs/

---
MAGNETICS2010 プレイベント

2010/10/8 (金) 18:30-

■会場
MAD City Gallery@松戸 
http://www.machizu-creative.com/
twitter: @machizu
千葉県松戸市本町7-9

sunshine studio cafe@原宿
http://www.sunshinestudio.jp/
twitter: @sunshinestudiop
東京都渋谷区神宮前3-25-12
JR原宿駅より徒歩7分 東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅5番出口より徒歩6分


■タイムテーブル
18:30- 開場
19:00- トークセッション前半@松戸(原宿会場ではUstreamでご覧になれます)
20:00- パーティータイム(この間、ゲストと一緒に移動したい方はぜひどうぞ)
21:00- トークセッション後半@原宿(松戸会場ではUstreamでご覧になれます)
22:00- パーティータイム
22:30- 終了(予定)

■料金
入場500円/1ドリンク制(両会場共通)
※2会場横断時も入場料は500円でOKです

■トークテーマ
「都心←→地方(仮)」
地方分権、商店街の衰退、とまらぬ高齢化、まちづくり、クリエイティブシティ...
都心と地方をめぐるさまざまな論点をベースに、両者の新たな関係性を改めて
トークします。

■ゲスト
・西田亮介
独立行政法人中小企業基盤整備機構リサーチャー。東洋大学経済学部非常勤講師。
project .review主催。専門は非営利組織論、地域活性化論。
『中央公論』 『現代用語の基礎知識2010』『思想地図vol.2』などに論文を寄稿。
http://web.sfc.keio.ac.jp/~ryosuke/tippingpoint/

・南後由和
1979年大阪府生まれ。社会学、都市・建築論研究者。東京大学大学院情報学環助教。
共著に『都市空間の地理学』、『路上のエスノグラフィ----ちんどん屋からグラフィティまで』、
『M×M 2007----建築家が語る「都市への処方」』など。

■ホスト
・寺井元一
株式会社まちづクリエイティブ代表取締役、NPO法人KOMPOSITION代表理事。
現在は千葉・松戸をクリエイティブ誘致によって「改造」する、まちづくりプロジェクト
「MAD City Project」を展開中。「松戸アートラインプロジェクト」の運営にも携わっている。
株式会社まちづクリエイティブ http://www.machizu-creative.com/
松戸アートラインプロジェクト http://malp2010.com/

■問い合わせ
メールでのお問い合わせ info@machizu-creative.com
当日のお問い合わせ 090-7617-6178 (MAD City Gallery担当)

★皆さまへ
今回のプレイベントは原宿・松戸どちらの会場でも参加できます。また、ゲストと共に
松戸→原宿とトリップしながら楽しんでいただくことも可能です。
ご来場を楽しみにしております!
---
(http://www.machizu-creative.com/mgntcs/より転載)

Powered by Movable Type 4.1

主なお仕事たち

タグクラウド

2010年11月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30