経営者の役割
C.I.バーナード著、ダイヤモンド社
推薦者: 山谷拓志
バーナード以前の経営学者は、テーラーの科学的管理技法に代表されるように、人を機械的に捉え、
賃金をコントロールしながら如何に作業能率を上げるかという視点での研究を中心に行っていた。
しかしながら、バーナードは従業員と組織の関係性に着目し、人のモチベーションは
金銭報酬のみならずという視点に立ち、能率を向上させるためには、経営者(マネジャー)が
組織の目的やコミュニケーションを管理する必要があるという考え方を提唱した。
内容は少々難しいが、リーダーを目指す人には一度読んでもらいたい一冊。