2001年モルディブの旅




出発
水上コテージ
食事

ひまつぶしグッズ
テレビ
さらば楽園





憧れだったモルディブ行きがついに現実のものとなった!!
インド洋に浮かぶ小さな島々で構成されているモルディブは、世界で一番海がきれいと言われているのだ。
エメラルドグリーンの海を求めていざ出発!

出発

朝6:50町田発成田空港行きのバスに乗るために、6:00にタクシーを呼んだ。
6:30前に町田に到着、チケットを買って大きな観光バスに乗り込む。
保土ヶ谷バイパスで事故渋滞が発生しているため、東名に乗って東京のど真ん中を通り千葉県へ。
10:00の集合に間に合わないかもしれない、といわれていたが、東名抜けてからは順調に進んだため、9:30過ぎには空港第1ターミナルに到着した。

最近、海外脱出をする時はJALを使っているため、第1ターミナルの方に来るのは久しぶりだった。
第2の方がたくさん航空会社も入っているし、にぎわっている。第1はちょっと寂しい感じ。もっと盛り上げればいいのに。
足りない物を調達し、米ドルに両替し、マクドナルドで軽く朝食をとって11:00過ぎに搭乗口へと向かった。
そうそう、モルディブの通貨なんだけど、リゾート化が進んでいるため現地通貨ではなく米ドルでもOKらしい。ただ、コインは流通していないから、セント単位のお釣りは飴とかでくれたりするんだって。(実際ホテルでは、ちゃんとコインあったけど)

無事出国審査も終え、いよいよ飛行機へ。
モルディブへは直行便がないので、他の都市を経由して行くことになる。
3つ行き方があるんだけど、今回はそのなかで一番リッチな「シンガポール経由」をとることにした。
シンガポール航空、噂通りとてもいい飛行機だった。
一人一人の座席に液晶モニターがついていて、好きな映画やゲーム、音楽を独自に楽しむことができる。
スッチーの制服は、サロンケバヤという民族衣装。美しい人が多かった。
機内食もまぁまぁいい感じ。
そして、シンガポールのチャンギ空港に着く直前、嬉しいプレゼントがあった。
今回、一応ハネムーンプランで申し込んでいたのだが、シンガポール航空のクルーから、ということで、ホールケーキをいただいたのだ!!
とっても嬉しい。しかし、これどうしよう・・・。これからモルディブまで、10時間弱かかるというのに・・・。
ひとまずケーキを手に持ち、チャンギ空港に降り立った。日本脱出から7時間後のことである。日本との時差は1時間。

チャンギ空港は成田空港とは大違い。巨大ショッピングモールのようであった。
そして、乗り継ぎ客のためのサービスがすごい。2時間くらいの無料市内観光、ホテル、映画等々・・・。
私たちは乗り継ぎ時間が3時間くらいあったため、ゆっくりと空港内をまわり、いろいろなお店をのぞいてみた。
売っているものも種々雑多。免税店やおみやげ屋はもちろんのこと、電化製品まで売ってる。
巨大なテレビが置いてあって、スポーツチャンネルを放送していたので、そこのソファに身を沈めゆっくりとテレビを見た後、マーレ行き飛行機の搭乗口へと向かった。

マーレ行きの飛行機はさっき乗ってきた飛行機よりは少し小さい。それにしても席番がずいぶん前の方だな、と思っていたら、なんとビジネスクラスだったのだ!!
もちろんエコノミーの料金しか払っていないけど・・・。
ビジネスは本当に座り心地がよかった!!いすが広々としてフカフカだし、足置きも立派だし。
毛布からして違う!!快適快適。
5時間でマーレ到着。日本との時差4時間、現地時間で22時くらいだったかな。

マーレ空港に着くと、私たちの名前を控えてある現地のツアコンがいたので、その人に連れられて移動。私たちが滞在する「パラダイスアイランドリゾート」に行くのは、もう一組しかいないらしい。
何だかめちゃめちゃ不安を抱えたまま、すぐ近くの船着き場から小さな船に乗って出港。
この船がすさまじかった・・・。4人乗りっていう感じだからだろうけど、とにかく揺れる揺れる!!!
それがハンパじゃない揺れ方なのだ。これだけ揺れたら却って酔えもしないという感じ。とにかく落ちそうでこわい!!
いつ着くんだ、いつ着くんだ・・・、と思い続けて約15分、スピードダウンしある島に到着!!

フラフラしながら桟橋からレセプション(メインロビー)に連れていかれ、そこでウェルカムドリンクをいただきながらチェックインとなった。
不安はまだまだ続く。ここで「ホテルバウチャー」なるものを提出しなくてはならないのだが、私たちはなぜかもらっていなかったのだ。
いつもらうべきものだったのか、ということも結局判明しないままだったんだけど、フロントのお姉さんにいぶかしげに見られながらも何とかチェックインができた。
ようやく部屋に到着・・・。日本時間で8月31日(金)2:30頃。家を出発してから実に20時間強であった。(何か書いているだけで疲れてきた)

水上コテージ

不安な夜を過ごし、そして朝!!
私たちが泊ったのは水上コテージ。その名の通り水上に建てられており、広々としたテラスの下はもちろん海、そして部屋から直接梯子を伝って海に降りられるようになっている。
室内も広々としていて、白を貴重とした清潔感のある部屋だった。
水不足のモルディブでは、洗面所やシャワーの水がちょろちょろとしか出ないところもあるそうだが、パラダイスアイランドはそんな心配はまったくなかった。(しかし、飲み水としては使えないので、ミネラルウォーターも購入しなくてはならない)
ただ、バスタブの栓の部分が少ししか空いていなかったので、すぐに水が溜ってしまう。ということで、利用するときは栓を引き抜いて使っていた。

到着した時は夜だったので、海のきれいさはあまりわからなかった。
しかし朝、テラスに出てみると、そこには一面、エメラルドグリーンの世界が広がっていた。
テラスの上からでも魚が泳いでいるのがよく見える!!感動!!


食事

身支度をととのえて、朝食をとりにメインレストランへと向かった。
今回参加したツアーは、朝昼夕すべて食事つきだった。
食事のクーポン券のようなものをウェイターに見せると、6番テーブルに案内された。滞在中はずっとここのテーブルで食事をとることになるらしい。
そして、担当のウェイターさんもずっと一緒。AHMEDさんという方だった。
彼は日本語を勉強しているらしく、一生懸命日本語で話しかけてくれた。本当にお世話になりました!!

メニューは全てバイキング。
朝:多種類のパン、卵、肉類、カレー、ナンのようなもの、オムレツ(具を選べる)、サラダ、ジュース、コーヒー、紅茶
昼:パスタ、カレー、肉類、ナンのようなもの、サラダ、デザート
夕:昼とほとんど同じ。少し種類が多い。
こんな感じ。種類は朝食が一番豊富だったかな。飲み物もついていたし。
昼、夕の飲み物は、買ったミネラルウォーターを持参するか、新たに頼むか・・・。
でも、毎食種類がかわるので、それほど飽きはこなかった。

メインレストラン以外にも、イタリアンレストラン(サンセットレストラン)、シーフードレストラン(サンライズレストラン)、日本食などがあった。
私たちは一度、イタリアンレストランのコースを食べに行った。
すごくおいしかったんだけど、食前に飲んだピニャカラーダで酔っぱらってしまい、あまり食べられなかった・・・。残念!!!(それにしても、弱くなったなぁ)

日本食屋は、多分日本人観光客目当てに作られたものだと思うんだけど、全然客が入っていなくてなんだかかわいそうだった。(でも私たちも入らなかったんだけど)




朝食をすませたら、さっそく水着に着替えて海へ。
といっても、さきほども書いたとおり、水上コテージのテラスから梯子を伝ってそのまま海に降りられるのだ。
パラダイスアイランドのまわりはすごーーーく遠浅。
だから、シュノーケルには向かない、という意見もあるそうだが、私のような臆病者にとっては一番いい条件だった。足のつくところでたくさんの魚を見ることができるんだもん。
Tシャツ短パンをはいて(日焼け防止のために)、シュノーケルを加えていざ海へ!
朝は引き潮なので本当に浅いのだ。でも、所々にある岩かげにはお魚がいっぱい!!!
海の透明さといったら、それは何だか気持悪くなるくらい。プールよりも透き通っている感じなのだ。
そんな遠浅が続いているかと思うと、ある部分にくると突然海の色がかわっている。
そう、そこからは突然足の届かない、底の全く見えない世界。あれだけ透明な海で底が見えないというのは、相当な深さだろう。
もちろんそんなところには踏み込まず、適度な深さのところでお魚鑑賞を堪能。

魚をずーーーっと見ていて気づいたことがあった。
それまでも「やけに魚たちが人懐こくて、まわりに集まってくるなぁ。えさもらえると思っているのかな」と思うほどに、魚がたくさんまわりに寄ってきた。
しかし、どうもそうではないらしい。海底からあがる珊瑚礁の砂煙につられて集まってくるようなのだ。
魚たちがえさの取り合いをしている時に気づいたのだが、砂煙をあげるととにかくそこに魚が「えさ?どこどこ??」と集まってくる。
足下に集まってくるのだから、踏みそうでこわかった。

私たちは結局ずっと、コテージのまわりの海をずっとぐるぐるとまわっていた。
その他にも、イタリアンレストランのまわりにシュノーケルスポットがあった。
噂ではそこがいいようだったのだが、波もちょっと高いし深そうなのでやめておいた・・・。
でも、コテージ周辺だけでも存分に楽しめたよ!!!


ひまつぶしグッズ

海に入っているのに疲れたら、テラスにあがってきてそのままビーチチェアへ。
そこに横たわってずーーーっと海を見ているだけでも飽きないが、今回はあまりすることないかなと思って暇つぶしグッズをいくつか持参していた。飛行機も長かったし。

まず本を2冊。日本では全然読む時間がなく、中途半端になっていた文庫を持っていった。結局まだ読み終っていないけど。
パズル系の本を成田空港で購入。Tちゃんはクロスワードを、私は「お絵かきロジック」と「ナンクロ」を1冊ずつ持っていった。
これは飛行機の中で結構ひまつぶしとして使えた。(目と肩、首は疲れるけど)
最後にミニゲーム。キーホルダーになっているテトリス。私はもっぱらこれに集中していた。(何をしにいったんだか)

でも、思ったより全然暇をもて余さなかった。大自然の中、ぼーっとしているのがとても心地よいのだ!!


テレビ

テラスでゴロゴロした後、シャワーを浴びて今度は部屋の中でゴロゴロしながらテレビ鑑賞。
テレビはだいたい10チャンネル強くらいあったかな。
1日中アニメやっているチャンネルや映画やっているチャンネル、スポーツチャンネルや音楽チャンネル、そしてずーっとひたすらファッションショーをやっているチャンネルとかもある。

だいたい私たちはアニメチャンネルか映画チャンネルを見ていた。
アニメではハイジとかやっていたんだけど、オープニング、エンディングは完全に日本語だった。もちろん中身は英語だけど。
外国のアニメを見ていると、「かわいい」という感性がちょっとズレているなと感じたりする。あきらかに怖い絵のアニメとかあるもん。

あと結構笑えたのが音楽のMTV。
なんせあそこはインドにすごく近いので、音楽というといわゆるインド音楽なのだ。
必ず男の人と女の人が出てきて、大勢で踊りながら歌う、みたいな。
とにかくひたすらそれ。ほとんど同じに聞こえるんだけど・・・。
そんな感じで全然ニュースとかは見てなかったため、世の中からは完全に取り残されていたような気がする。よかった、大事件とかなくて。


さらば楽園

そんな感じにダラーっと過ごしてきたモルディブ生活。しかし、悲しいことに「終わりの時」というのは必ずくるもので・・・。
モルディブ滞在6日目、それはとうとうやってきてしまった。
チェックアウトをし、最後の夕食を食べ、マーレ空港行きのスピードボートに乗り込む。
行きとは違って大きなボートだったのでとっても快適で、通りすぎる数々のリゾートの明かりを見ながらはしゃぎまくっていた。
無事空港の島に到着。スカートをビリビリに破きながら何とか下船。(このスカートは再起不能かも)
出国手続きなどを済ませ、おみやげ屋へ。
おみやげを買う習慣というのは日本人特有なのか、日本人だらけだった。しかもお店の人は日本語しゃべれるし・・・。
モルディブのおみやげといっても、なかなかオリジナリティーのあるものを探すのは難しかった。まぁ、気は心、ということでいくつか買い込んでロビーのベンチへ。
モルディブの海水でバイ菌が入ってしまい悪化していた右足親指の巻き爪が、このころからかなり痛くなってきていた。

時間が来て飛行機へ。さすがに帰りもビジネス、というわけにはいかず、エコノミーのいすにちょこんと座り込む。
モルディブ時間23時出発、シンガポールまでの5時間で睡眠をとらなくてはならない。
でもその間に飲み物だの朝食だのが出るので、何となく落ち着かずウトウトしただけで飛行機を降りた。

チャンギ空港では帰りも3時間ほど時間があったが、このころ、かなり右足親指の痛みはピーク。あまり歩きまわれそうもないので、行きに座っていたテレビ前のソファで仮眠をとる。
少し休んでから買い損ねた分のおみやげ(お菓子類。言わずと知れたマーライオンチョコ)を買った。
そして今度は日本行きの飛行機に乗り込んだ。

日本行きの飛行機のスッチーは日本人も結構いるし、機内食のメニューにも和食が入ってくるので、帰ってきたんだなぁという実感がわいてきた。ほっとしたような寂しいような・・・。
日本までの7時間の間には2回も機内食・・・。もういいって・・・。
かなりへとへとになりながら、やっとこさっとこ成田空港に到着ー。ただいまー!
あー、日本語であふれてる〜。日本人であふれてる〜。明後日から仕事だ〜(泣)

入国手続きをすませ、税関を通って、荷物をピックアップし、そして町田行きのバスへ。
バスは第2ターミナルからの客で混んでいたので、別々の席に座って約2時間半の移動。
バスの中ではなぜか目が冴えていて、ディズニーランドやパレットタウン、ベイブリッジなどの夜景を楽しみながらとうとう戻ってきた。
帰宅したものの、食べ物はほとんど出発前になくしてしまったので何もない・・・。
でも食欲もない。ということで、ご飯だけ炊いて永谷園のお茶漬けを食べる。
これがおいしいの何のって!!!向こうで特に和食が恋しくなったわけではないけど、日本米はさすがに食べたくなってきたところだったのだ。

というわけでモルディブ旅行記は終わり。写真もないのによくここまで読んでくださいました!!(ここまでたどり着いている人、いないかも・・・)