甘辛批評 97-2

開幕戦、みごと勝利。だけど、、

きょう '97 4/5 はパリーグの開幕試合でした。我らが千葉ロッテは東京 ドームで日本ハムを下し、最先のよいスタートを切りました。 その試合の一部始終を私、鈴木亮太郎は内野S指定席という5100円もする 席で観戦しました。

で、スコアを見る限りでは 6-0 ということで、非常に良い内容であったかに 見えるのですが、ところがどっこい、そうともいえないのでした。

アップアップ西崎から「たった」4点しかとれないお粗末な攻撃

これは、初回と2回でいえたことなのですが、ストライクがまったく入らず アップアップ状態の西崎から再三チャンスを頂きながら、間の悪い盗塁で みすみす噴死したり、挙げ句のはてに三振ゲッツーを献上するなど、 とれるところで点をまったくとれない、それもタイムリーが出る出ない以前の レベルのお粗末な攻撃がみられた、ということです。

その後、結果的には小坂のタイムリーや五十嵐のホームランがでて、西崎を ノックアウトし、小宮山の完封勝利を援護射撃できたわけですが、今後 134試合を戦う上で、このようなことは今後ないように努力して欲しいわけです。

具体的には、積極的な攻撃はいいのですが、それを仕掛けるタイミングを 誤らないように、ということです。今日の試合でいえば序盤はもっと じっくり攻めるべきであったと思います。西崎は初回でノックアウトできた はずです。

小坂は「いやらしい」2番打者になれそうだ

彼が2番に座ることで、1番諸積の出塁が生きてきます。すなわち、相手投手に 諸積だけ、あるいは小坂だけだった場合では考えられなかったプレッシャーの 「相乗効果」を与えることが可能になったのです。

また、小坂出塁後のクリンナップへの相手投手の投球にも同様に プレッシャーの「相乗効果」を与えることができるようになりました。

ですので、クリンナップは大きいのを狙わずとも、タイムリーを重ねて 大量の得点を得ることが可能になります。

今日以上に、打撃面、走塁面で小坂が活躍すれば、その結果引き起こされる 「相乗効果」は絶大なものとなるでしょう。本当に楽しみです。

トンプソンとキャリオンは「大型扇風機」か?

助け人に関しては、オールスター頃になってみないと評価をするのは難しい ですが、もし現状のままでは、せっかく諸積・小坂が作ったチャンスを ものにできない、単なる「大型扇風機」で終ってしまうことになります。

このへんはもう少し推移を見守っていきたいと思います。

小宮山は今年は「当たり年」

小宮山2年周期説、というのはかなり定説?になっていますが、その説に 従えば、今年は15勝以上して防御率リーグトップになるはず?の当り年です。

はたして、今日の完封ピッチングをみるかぎり、あのような「普通の」投球を これから積み重ね、打線のそこそこの援護があれば、あながち実現不可能では ないと思えました。

やはり、ロッテのエース、そしてパリーグを代表する投手は 「小宮山」で決まりです。

清水の起用は近藤監督最大の「ヒット」

実は、今日開幕戦を見て、一番驚いたのは1年目捕手にしてレギュラー を張っている清水選手です。

その鮮やかなプロ入り第一号本塁打もそうですが、それより彼のテンポのいい リードに感心しました。小宮山の好投の最大の要因はじつは清水の打者に考える 時間を与えない、小気味の良いリードにあったとみました。

ということで、(出された定詰にはわるいけど)このすばらしい新人捕手を抜擢した 近藤監督に拍手を送りたいと思います。パチパチ

おまけ、4番ファースト落合、おそるべし。

日本ハムに移籍した落合はすごい選手でした。

事は9回の裏に起こりました。

私は愛用の一眼レフカメラで打席の彼を撮りました。すると、シャッターが開 いたまま(ミラーがあがったまま)モータが止まってしまい、それきりうんとも すんとも言わなくなってしまいました。

ということで月曜にカメラはサービスセンター送りになります。 ああ、落合おそるべし。

※ なお、落合はLotte戦で本塁打を打つと12球団からすべて本塁打を打った ことになるそうです。まぁ、時間の問題でしょう。


Updated at 5 Apr 1997.

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