「世界の現代を知る4(政治)」

10. 国際政治論(1)−理論−(6月25日)

  1. マクロ国際政治理論
    1. 三つの視点

      • 認識論(現状をどう見るか)

      • 規範論(理想はどうあるべきか)

      • 政策論(どうしたらいいのか)

      • 例:北朝鮮問題の現状認識、規範、政策のオプション
        強硬策、融和策、それとも???

    2. 現実主義論(冷血漢の理論)

      軍事的もしくは政治的な争点に関わる側面に着目して論理を展開
      相対利益を重視。

      • 勢力均衡論
        多国間のバランスが大事。突出を許さない。

      • 覇権安定論・長波理論
        とにかく強い国(覇権国)が国際秩序を安定させる

    3. 制度主義論(お節介者の理論)

      経済的もしくは社会的な争点の側面に着目して倫理を展開
      絶対利益を重視。

      • 国際統合論(国境をとりはらいましょう)

      • 相互依存論・レジーム論(お互い手を組んでやりましょう)

    4. 構造主義論(怒れる者の理論)

      国際システムの構造的な要素に着目して論理を展開

      • 従属論(我々は搾取されている)

      • 世界システム論(我々はやはり搾取されているが、動けないわけではない)

  2. ミクロ国際政治理論
    1. 国家間政治論
      スナイダー・モデル

    2. 国家体系論
      アリソン・モデル

    3. 政策決定者論
      アクセルロッド・モデル

  3. 冷戦後の国際関係論の動向
  4. なぜ理論は必要か