taiyo: 2010年3月アーカイブ
Foreign Affairsの最新号に出ているNiall Fergusonのエッセイがおもしろい。
帝国はダラダラと衰退してサイクルを描いたりするものではない。帝国は複雑システムであり、崩壊は突然やってきてあっという間に進むといっている。米国は衰退フェーズのどこにあるかなんて考えるのは時間の無駄だそうだ。
歴史学者はやたらと長期間で物事を考えすぎで、歴史学者の視点で政治家たちは考えられないという指摘もおもしろい。歴史はスポーツカーみたいなもので、一気にクラッシュしてしまうかもしれないのだそうだ。
これは2007年の参院選の前に載せてもらったもの(クリックするとJPGファイルが開きます)。
土屋大洋「情報活動 立法府の無理解」『読売新聞』(2007年6月30日夕刊)。