日本の金融システムには欧米のそれと異なる特徴がある。分業主義に基づく業務分野規制、金利規制、内外資金交流規制である。この日本の金融システムも欧米の新保守主義政権の誕生とderegulation、日本経済の国際化と国債の大量累積、アジアの新興市場の台頭によって改革が求められている。金融の競争は企業間競争から市場間競争になっているので、10年遅れてしまった金融市場の改革を急がねばならない。しかし、現在政治の議論になっている金融制度改革では公的金融の改革が検討課題に挙げられていないという問題がある。

1.はじめに
2.日本の金融システムの特徴
   厳格な分業主義
   業務分野規制、金利規制、内外資金交流規制
3.これまでの金融自由化のプロセス
   金融自由化の背景と要因
   預金金利の自由化
   「金融制度改革」の実態
   評価(漸進的・段階的アプローチの限界)
4.金融改革(日本版ビッグバン)の必要性
5.欠かせない公的金融システムの改革
6.結び

質疑応答

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講義後の質問と回答