シュパイヤー (Spyer)


はじめに

 1996年8月10日、Goethe-Institut(ドイツ語の語学学校です)のExkursionで、Mannheimの南、ライン川の東岸に位置するSpyerに行ってきました。Spyerはローマ時代頃からの非常に歴史の古い町で、多くの遺跡が残っています。しかし、ナポレオンとの戦争の際に多くの遺跡が破壊されてしまったそうです。ちなみに、Spyerは地球の歩き方などに載っていない非常にマイナーな街です。Spyerとライン川をはさんだ西岸には、ドイツのF1グランプリで有名なHockenheimがあります。

 このExkursionでは、ドイツ語で説明を聞いたもので、はっきり言って細かいことはわかりません。


位置

  • Mannheimの南約15km
  • MannheimからDB(ドイツ国鉄)の普通列車で約1時間(ちなみに、Mannheimは、FrankfurtからICEまたはICなどの特急で約40分)

  • 駅からおりて、5分ぐらい歩いたところにあった教会です。あまり古いものではありませんでした。ここはまだ新市街地です。

    旧市街地に入って最初に目にしたのは、ローマ時代の教会です(確か)。ナポレオンの侵攻の時だと思いますが、フランス軍に破壊されてしまったそうです。そのときのことを忘れないためにも、その当時のまま残されているそうです。現在は、壁しか残っていません。でも、その壁が隣の人家とくっついてしまっているのはおもしろかったです。ドイツは、建物がみんなくっついてしまうんですよ。

    この写真が、このSpyerの目玉の一つの大聖堂(Dom)です。なかなか巨大なものでした。でも、こういったものはドイツにいくつもあるのですが。また、多くの大聖堂が歴史が古いためによくあることなのですが、部分によってつくられた時代が様々です。この大聖堂も、写真の左側は比較的新しく、右側はかなり古いそうです。確か、この大聖堂が初めて建設されたのは、1000年前後だったと思います(もう行ったのがずいぶん前なのでよく覚えていませんが)。

    Spyerはこの大聖堂に行くまでの間の旧市街地にもっと見所がたくさんあります。例えば、ローマ時代の診療所ややはりローマ時代の地下の水浴場など。ただ、デジタルカメラで写真を撮っていないので、今のところ紹介できません。団体で移動するときに一人で、2つのカメラを使い分けて写真を撮るのはなかなか難しいですね。

    大聖堂の後ろの方はこんな風になっています。奥行きが長く、さらにつくられた時代がいろいろなので、いろいろな形の尖塔が見られます。

    これは大聖堂前の広場です。小さくてよくわかりませんが、真ん中に固まっているグループがGoethe-Institutから来たグループです。

    この広場はかなり広くて、非常に開放的な雰囲気です。広場が広い分、大聖堂がよけい大きく感じます。

    その広場から、ちょうど大聖堂と向かい合うように、Maximilian通りがのびています。この日はちょうどその通りで開かれるお祭りの日で(当然それにあわせてExkursionが企画されたわけですが)、その通りの中央に800mにわたってテーブルがつなげられていました。これは、ローマ時代の故事に由来するお祭りだそうですが、私はそれについてよくわかりません。ドイツでは、8月の週末はあちこちでワイン祭りが開かれていますが、基本的にはそういう感じでした。

    まあ、私としては理由はなんであれ、飲めればいいということですが・・・