SFC 清水唯一朗研究室

SFC 清水唯一朗研究室

講義関係

清水唯一朗に関する情報、ゼミに関する情報などをご紹介してます。

2009年9月14日  講義関係

JPDゼミ合宿(9月8日~10日)

 日本政治外交研究(JPD)ゼミ、3年目の夏合宿は伊豆長岡で開催となりました。

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 今期は4年生6名、3年生3名、2年生10名の合計19名。在外、試験準備、体調不良で3名が休み、16名での合宿となりました。それでも、以下のスケジュール。
 8日 13:00~18:30 研究報告(6名)
    19:30~22:00 研究報告(3名)
 9日 9:00~12:30 研究報告(3名)
    13:30~17:00 研究報告(4名)
    19:00~ 懇親会
 10日 9:00~10:00 インゼミ準備報告
 予定していた散策の時間も削っての研究づくめ。4年生の卒論報告は2・3年生に、2・3年生の報告の充実ぶりは4年生に、とてもよい刺激を与え合ったようです。個人研究報告は、いずれもJPDらしく、ある程度の時間軸をもった、射程の長い研究が上がってきました。秋学期も楽しみです。
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 特筆されるのは、宿が格別だったこと。武者小路実篤が執筆にしばしば訪れたという歴史ある宿は、お湯よし、食よし、心地よしでした。学生諸君は4つのお風呂にずいぶんと癒されたようです。お世話になりました。合宿係もごくろうさまでした。
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 終了後は、オーラルゼミの合宿のため、富士山の東麓をまわり、河口湖へ。そのため、エクステンションができなかったので、今回は合宿前に韮山に立ち寄りました。頼朝ゆかりの蛭ヶ小島、後北条家の足場となった韮山城、幕末の偉人・江川英龍の江川塾、お台場の砲門を造った反射炉と、鎌倉から明治までを堪能しました。江川邸(写真)は、「篤姫」のロケに使われたとのこと(今和泉島津家)。同行してくれたゼミ生2名、ありがとう。
 秋学期も楽しみです。インゼミもがんばりましょう。
 

2009年9月2日  講義関係

吉野作造記念館「人材育成研修会」(8月31日~9月2日)

 
 恒例となった夏の行事。今年も宮城県は古川に行ってきました。
 「民本主義」で知られる吉野作造。東京と地元の学生の学習、交流を目的としたこの研修会も3年目を迎えました。今年の講師は、猪木武徳先生、阿川尚之先生、奈良岡聰智先生、小川原正道先生、大川真先生と私の6名。参加学生も京大から3名、慶應から5名、地元東北大から5名の13名。いずれも過去最多となりました。
 
 

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 テーマは「日本近代史と吉野作造」。猪木先生による福澤論、奈良岡先生による吉野論をベースに、福澤班、吉野班、全体と3段階に分けたディスカッションが組まれ、充実のうちに3日間を過ごすことができました。
 
 
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 最終成果報告の際に、学生諸君がいずれも、自分のアタマで考えることの重要性を強調したことと、人と人のつながりを極めて大切にする姿勢を示していたことは、とても印象に残りました。独立自尊、人間交際という言葉を挙げるまでもなく、古典に触れて、今を考え、自分を見つめ直すという機会は、共通した洞察を与えてくれるのだな、と再認識しました。
 
 
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 エクステンションは、岩出山伊達家の藩校・有備館へ。
 今年も記念館をはじめ、みなさんに感謝です。
 

2009年7月29日  講義関係

09年度春学期終了!

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 2009年春学期のタスクが、ほぼ終了しました。講義を中心に、回顧しておきます。
<総合政策学の創造>
  担当2年目となった「創造」。SFC唯一の必修講義。1年生全員が履修します。今年もSFCを
 代表する名物教授から、元気バリバリ若手の会まで、たくさんの先生にご登壇頂きました。
  昨年に引き続き、模擬選挙「政策コーカス」を実施。今年のテーマは「未来創造塾は、こう
 創る!」。身近なテーマで議論を重ねた4グループの発表は見事でした。
  思いのほか好評だったのが、講義冒頭で行なった研究会紹介。今年は最終課題を
 「私の研究会案内」として、学生生活の設計図を描いてもらうようにしたのですが、それに
 よって関心が高まったこともあってか、学生による研究会紹介は実感をもって受け止められた
 ようです。
  運営をがんばってくれたTA・SAのみんなに、感謝です。
<近代史(日本政治外交史)>
  こちらも「考えて、書く」リマークシステム導入2年目。なにがどうなったのか、履修者が
 270名に倍増したことで大教室に。SFCの大教室は、器材の関係か教壇が他のキャンパス
 より高く、ちょっと講義がしずらい印象があります。このため、今回は高さ1mほどの教壇から
 降りて講義をしてみました。これが案外快適。
  政治が変動期を迎える中での政治外交史の講義、多くを考えるきっかけになったでしょうか。
<ライティング技法WS>
  こちらも「オーラル・ヒストリー実践講座」2年目。今年は研究テーマが定まっていない1年生の
 履修者が多く、最終成果まで辿り着くだろうかと不安がありましたが、最終的には去年よりも
 到達率が高く、それぞれ興味深い成果をあげてくれました。この講義でオーラルについて
 お話を繰り返し、ゲスト講師の方のお話を伺い、みなさんの報告を聞いていることで、私の
 オーラル観も、徐々に変化してきているように感じています。ありがたいことです。
<研究会1 日本政治外交研究>
  春学期はとにかく基礎固め。コースワークをイメージしながら、前半は制度をゴリゴリと、
 後半は実態(歴史的展開)を丹念に。気がつけば春学期だけで15本ほどの文献を読み、
 ペーパーを切り、議論を行ないました。やはり、1全員がペーパーを出すのが、議論を
 進める上でもよいようです。
  次は夏合宿。個人研究がはじまります。どんなテーマで、何を論じてくれるのか。
 楽しみにしています。19人の個人研究、どうやって回していくか考えないと。
<研究会2 オーラル・ヒストリー>
  昨年のライティング技法WS履修メンバーと「ゼミにしよう!」と立ち上げたオーラルゼミ。
 いったいどれだけ、どんなメンバーが集まるのか予想もつきませんでしたが、立ち上げに
 ふさわしい、とても個性的なメンバーが集まりました。総勢11名。いい大きさです。
  こちらも春は基礎固め。リサーチデザインを練りながら、10本ほどの文献を読み、
 ペーパーを切り、議論を行ないました。
  オーラルゼミは夏が本番。合宿での成果報告を楽しみに。秋からは新しいメンバーも
 参加です。
 マルコム・グラッドウェルの本に「問題は夏休みだ!」というくだりがありました。
 充電しつつ、活動しつつ、秋に向けたよいステップとなる夏休みになりますように。
 

2009年6月20日  講義関係

第2回政策コーカス、終了!(6月16日)

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                                               (撮影:神野くん)
 総合政策学部で唯一の必修講義「総合政策学の創造」で、昨年に引き続き、政策コーカスを実施しました。入学したばかりの1年生に、必修講義の枠の中で、自ら考え、論じ、合意形成に向けて取り組む体験をしてほしいという考えからこの仕組みは生まれました。
 今年のテーマは「未来創造塾は、こう創る!」。創立20周年を迎えるSFCがどうあるべきかを提案する形としました。運営サイドとしては、昨年の「道路特定財源」からぐっと身近なテーマに舵を切ることで、より議論を充実させようという意図もありました。
 
 実際に充実したのは、議論よりもリサーチでした。いずれのグループも、学生へのニーズ調査や教員へのインタビューといった学内リサーチを行ない、さらにはSFCのある遠藤地域、湘南台、藤沢市に調査の範囲を広げて、学内外からの多様な視野に立って、政策をパッケージで立案してきてくれました。これは嬉しいことでした。
 議論を戦わせたグループは4つ。一ヶ月半、調査、分析、立案、説明、選挙、演説とがんばってきたグループリーダー、各10名のブレーンの努力に、実力に、団結に、心から敬意を表します。
 この取り組みが継承されていくことを祈って。
 SFC CLIP掲載記事 
http://sfcclip.net/news2009060502
 

2009年5月29日  講義関係

2009年度のゼミ

 春学期も早2ヶ月が過ぎ、ようやくゼミ、講義ともに落ち着いてきました。
 気がつけば、今年のゼミのご紹介をしていなかったので、さっそく。
 
<JPD(Japanese Political Development)ゼミ―日本政治外交史>
 2007年の着任時からスタートした日本政治外交史のゼミも、はや3年目に入りました。2年生でゼミに入ってきた学生たち(清水ゼミのファウンディング・ファーザーズ)も4年生。就職活動でも、妥協せず、自分の夢を掴んでいっている彼らには、心から敬意を覚えます。
 
 春学期は、昨年度と同様、政治学・日本政治・日本政治外交史の基礎的な理解と解釈力を身につけるため、文献と論題を設定したディスカッションを進めています。久米郁男ほか『政治学 Political Science』を中心に据えながら、これまで飯尾潤『日本の統治構造』、水口ほか『変化をどう説明するか』、ラムザイヤーほか『日本政治の経済学』、佐藤卓己『輿論と世論』、吉野孝ほか『誰が政治家になるのか』を扱いました。
 
 秋学期には、ここから個別のテーマを見出して、長期的なスパンからテーマを俯瞰する研究を進めていくこととなります。2年生10名、3年生3名、4年生6名、大目付サマ1名(男13名、女7名)で、着実に歩んでいます。
 
 
<「聞く力」で未知を拓く―オーラル・ヒストリー>
 多くの方から希望をいただいていたオーラル・ヒストリーのゼミを、ようやく開講しました。昨年春学期のワークショップ(とその、あまりに元気で愉快な履修者のみなさん)、秋学期の講義、冬の立命館での地域共創とオーラル・ヒストリーの試みなどが強く背中を押してくれました。
 
 春学期は、研究計画を磨きながら、聞くことの意味、研究における聞き取りの位置について考えることを大切にしています。参加者は2年生6名、3年生4名、大学院生1名の11名(男4名、女7名)で、すでに個人研究とは別に、2つのグループプロジェクトが始動しています。積極的な学生が多く、楽しいゼミです。
 
 
 この2年間、ゼミから受ける刺激がこんなにも多く大きいものかということを、日々感じてきました。今年も、私自身、多くのことをゼミから吸収していきたいと思います。みなさま、ご支援のほど、どうぞ宜しくお願いします。
 

2009年4月24日  講義関係

春学期スタート!

 昨日、4月23日は開校記念日。春学期の慌ただしさのなか、落ち着きを取り戻せる一日でした。
 スタートから2週間が立ちました。
 ゼミ1(日本政治外交史)は10名の新2年生を迎えて、18名でスタート。今週は飯尾潤『日本の統治構造』を文献に議論しましたが、こちらの論点設定を越えて議論が進み、とてもよい滑り出しとなりました。先日の懇親会には4年生に加えて、卒業生も駆けつけてくれて、とても嬉しく思いました。
 ゼミ2(オーラル・ヒストリー)は、今期から新規開講。12名でスタートです。まずは佐藤郁哉『フィールドワークの技法』から初めて、連休明けには企画検討会。グループで進めるプロジェクトも始動したようで、展開が楽しみです。
 講義も、ガイダンス週を終えて、本番に突入しました。「総合政策学の創造」は、今年も政策コーカスを実施。立候補を募ったところ、4名の候補者が出てくれました。加えて、政策ブレーンをやってみたい、という学生がとても多く、心強い限りです。
 近代史は、去年までと変わってΩでの講義。そのためか履修者が突如倍増し、課題へのコメントを考えるとさすがに気が遠くなりそうです(高い教壇が好きではないので、階段教室はやりやすいのですが)。変わらず、地道にやっていくのが何よりだろう、と思っています。
 ライティング技法ワークショップは30名(選抜後)。昨年はとても盛り上がり、オーラル・ヒストリーゼミを開講するまでになりました。よい流れを継いでいきたいと思います。
 春は、たのしい。あと3ヶ月、満喫します。
 

2009年3月27日  講義関係

09年度担当講義(清水)

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 新学期まで、一週間を切り、時間割・シラバスが公開されましたね。
 私の本年度担当講義は以下のとおりです。
<春学期>
  ・総合政策学の創造
    1年生の必修講義。今年も、講義内で選挙コーカスを実施します。
    「SFCにおける『政策』」、「SFCにおける『言語』」など、注目講義で一杯です。
    阿川尚之先生、国領二郎先生と共同で担当します。
  ・近代史(日本政治外交史)
    現代日本は、どのように形成されてきたのか。現在存在する日本の政治構造の
    長所短所は、いつから、なぜ、このような形を取ることとなったのか。
    そうした、統治構造、リーダーシップ、政治判断、人材育成、社会構造といった問題を
    幕末維新から、明治、大正、昭和、戦後復興までを射程に、考えることを重視した
    講義を行います。
  ・政治史(東洋英和大)    SFC近代史に準じます。
  ・ライティング技法ワークショップ
    オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
    去年の勢いで、今年も楽しくやりたいと思っています。
  ・研究会1(日本政治外交研究)
    現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
    経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
    春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
    中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
    秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。
  ・研究会2(オーラル・ヒストリー)
    オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
    加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。
    こちらは09年度からの新規開講ゼミです。
  ・卒業制作
    卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を履修して下さい。
<秋学期>
  ・方法論探求
    リサーチモデルを構築し、研究を推進するために必要な、オーソドックスな方法論を
    伝授します。
  ・現代日本の政治(東洋英和大)
    太平洋戦争で敗れた日本が戦後復興を果たし、高度成長を経て、今日に至るまでの
    歩みを論じ、現代日本の諸問題を体系的、有機的に理解する材料を提供します。
    近代史と同様に、「考える」ことを重視する形態で進めます。
  ・福澤諭吉と現代1
    第一線で活躍する研究者、政治家、官僚、経済人をお招きし、福澤が掲げた
    「民の自立」の観点から議論します。阿川先生との共同担当です。 
  ・福澤諭吉と現代2
    同上講義の延長戦として、宿泊形式で熱く語り続けます。
    こちらも阿川先生との共同担当です。
  ・研究会1、2、卒業制作
    春学期を参照してください。
<大学院>
  ・インターヒストリー―地域・理論・政策
    歴史、地域、理論を重層的に積み上げ、ぶつけ合っていこうという、知の闘技場を
    模索するプロジェクト。土屋大洋先生、加茂具樹先生、神保謙先生、阿川先生と
    共同担当で行います。
    09年度からの、新規開講プロジェクトです。
  ・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス
    研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
    GRプログラムの全体会合です。
  開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
  ヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることを楽しみに。
  清水 拝

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