『日本史の論点―邪馬台国から象徴天皇制まで』(8月17日)


 
 近代パートを担当した『日本史の論点』(中公新書、2018年)が刊行となりました。

 中公新書2500番の記念企画とのことでお話をいただき、ずいぶん荷が重いなあ、役不足だなあと思いながらもお引き受けしました。高校生のころ、わが地元が誇る書店・平安堂さんの新書コーナーで、なぜかいつも惹かれるのが中公新書でした。高校の恩師から勧められるままに『科挙』を読んで虜になり、『室町の王権』で歴史研究の面白さを感じ、『王政復古』で近代、特に政治過程に引き寄せられたように思います。

 今回、『室町の王権』の著者である今谷明先生や大学院生時代にお世話になった大石学先生とご一緒でき、なんだか夢のようです。通史的な仕事は想像以上に大変で途中で折れそうにもなりましたが、担当の方の独特な督促のおかげでなんとか落ちずに辿りつけました。お目に留まれば幸いです。
 


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