「『本格的』政党内閣とは何か」『中央公論』1619号(9月14日)


 『中央公論』10月号に「『本格的』政党内閣とは何か―原敬内閣100年に政党政治を考える」という小論を寄稿しました。

 1918(大正7)年9月29日、初の「本格的」政党内閣と称される原敬・立憲政友会内閣が誕生しました。明治維新からちょうど50年。第一次世界大戦によって国際秩序、社会秩序が目まぐるしい変貌を遂げるなかでの誕生でした。
 原敬内閣以前にも、隈板内閣、第4次伊藤博文内閣、第1・2次西園寺内閣、第2次大隈重信内閣と5つの政党内閣が存在しました。すなわち、これら5つの内閣は、それぞれ何らかの理由で「本格的ではなかった」政党内閣と位置付けられてきたということになります。
 本稿では、原敬内閣に至る政党政治の構造的展開を追い、いったい何が政党政治のエッセンスとなるのかということを考えてみました。お目に留まれば幸いです。


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