ホーチミンにて(3月8日)


 ホーチミン国家大学人文社会科学大学で開催された国際シンポジウム「明治維新とベトナムのドイモイ」で「明治維新の人材政策」と題して報告させていただきました。
 

 
 明治維新から変革の要素を学ぶという議論にはしばしば出会いますが、今回はより具体的にベトナムのドイモイと比較をしながら議論しようという意欲的なものでした。初日は基調講演として、日本の研究者から人材育成、文化と宗教、思想、インフラについて報告が行われ、二日目はベトナムの研究者による報告が二つのセッションに分かれて行われました。
 報告申し込みが54本あったうち、採択されたのは10本というだけあって、優れた議論が行われました。とりわけ、ベトナム史研究者による明治維新分析は、日本ではまず聴くことのできない視角からの分析が多く、刺激的でした。
 

 
 ホーチミンはもとより、ベトナムも今回が初訪問でした。中国とは全く異なる、自由度の高い社会主義。充実した歴史学、社会学の研究、教育。政治学の不在。統一会堂、戦争博物館、歴史博物館で学ぶ戦争と平和。街のエネルギーとともに、たくさんのアイディアをもらえる場所でした。また伺いたいと思います。

http://hcmussh.edu.vn/?ArticleId=df831e29-43e9-4610-bb43-e831f84cd2a8


 


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