台北・陽明山にて(10月4日)


 中国文化大学(台湾)東亜人文社会科学研究院の開所を祈念する国際シンポジウム「東亞人文社會科學研究的新地平線—人物、文化、思想、海洋與經濟的交匯」にお招きいただきました。
 水戸学の研究者として知られ、台湾大学で日本研究中心を立ち上げた徐興慶先生が中国文化大学に移籍され、先般、学長に就任されました。驚いたことに、今回の開所にあたり日本、中国、韓国、ベトナムにある11の研究機関と協定が結ばれました。徐先生のエネルギーには驚嘆するばかりです。


 
 人文科学と社会科学の横断というのは、ここ4年にわたってEACJS(東アジア日本研究者協議会)で進められてきた路線ですが、それをよりインテンシブにという徐先生の意欲を感じます。私へのオファーも、明治維新から現代の日本を論じてほしいというものでしたし、協定締結校ではないのに報告の機会を頂いたのは政治史という分野ゆえのことだろうと思います。来年からは協定校を回っていくかたちで運営されるようなので、これからが楽しみです。

 http://ieahs.pccu.edu.tw/nscrema20191004.php
  
 個人的に嬉しかったのは、20年来お世話になっている季武嘉也先生と久しぶりにゆっくりお話しできたことでした(あまりに嬉しくて写真を撮り忘れました)。自分が先生にはじめてお目にかかった年になっていることに、驚きと責任を感じます。頑張ります。
 
 それにしても、皇太子・裕仁親王も訪れたという台北の景勝地・陽明山にあるキャンパスは本当にうつくしいです。1997年に学生交流ではじめて台湾を訪ねて交流させていただいたのも中国文化大学の学生でした。またぜひ伺いたいと思います。
 


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