2020年度がはじまりました。

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 例年とはずいぶん趣のちがう4月になりましたが、講義は楽しくいきます。
 本年度担当講義は以下のとおりです。
 
—–<春学期>—–
・日本の近現代(日本政治外交史)
 戦前・戦後から現代までの日本の歩みを、政治と外交を軸に論じます。
 今年は『日本史の論点』(中公新書)で取り上げられた近現代10の論点を軸に議論します。
 原則としてオンラインで行う利点を生かし、海外ゲストメンバーをお招きします。
 
・オーラルヒストリーワークショップ
 オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
 座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきます。
 今年もゲストが豪華です。オンラインとオンキャンパスをうまく組み合わせていきます。
 永江朗さん(ライター、インタビュアー)
 オト研のみなさん(テープ起こし者)
 久保田智子さん(オーラル・ヒストリー研究者)
 岸政彦さん(社会学者、作家)
 
・日本研究概論2
 日本を理解し、日本を研究し、『問題解決先進国』としての日本モデルを打ち出すことを
 目的としたクラスです。加茂具樹さん、田中浩一郎さん、土屋大洋さん、中山俊宏さんと
 共同で担当します。
 
・研究会1(日本政治外交研究)
 現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・経緯を
 重視しながら理解し、解法を探っていきます。
 春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
 中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
 秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。
 台湾・国立政治大学日本研究コース、立命館大学政策科学部上久保誠人ゼミとのインゼミを
 予定しています。
 
・研究会2(オーラル・ヒストリー)
 オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
 加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。
 今年も面白いメンバーが集まりました。
 加えて、今学期は法学部政治学科・笠井賢紀ゼミとのインゼミを予定しています。
 楽しみです。
 
・卒業プロジェクト1・2
 卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を2学期以上
 履修して下さい。
 
・学際日本研究(大学院)
 大学院ゼミの学生が多国籍になってきたことに合わせて、「日本研究」を改組して、
 多様なアプローチからの日本理解、日本研究に取り組める場を作りました。
 小熊英二さんとの共同担当です。
 
—–<秋学期>—–
・Japan in World History
 GIGA(英語開講)クラスです。MIT歴史学部とジョイントで講義を進めます。
 
・政策デザインワークショップ
 政策課題にじっくりと向きあいます。今年は教育政策を扱う予定です。
 
・日本研究概論1
 発展的理解を涵養する「概論2」に対し、「概論1」はより幅広いかたちでの
 日本への理解を獲得していきます。
 
・研究会1、2、卒業制作、学際日本研究
 春学期を参照してください。
 開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
 
今年もヴィヴィットで面白い学生の皆さんと学べるのが楽しみです。どうぞよろしくお願いします。
 
清水 拝
 
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