日本政治学会

 今年は10月6~8日まで、3日間にわたって行われた日本政治学会。
 
 初日の午後、「日本における政治指導」というセッションで、「政治指導の制度化」と題して報告をさせて頂きました。わりと大きめの教室が割り当てられていたので若干心配したのですが、50名を超える方々にお越し頂き、盛況のうちに終えることができました。司会の小西先生、討論者の岡田先生、村井先生、報告者の小宮先生、会場で質問を頂いた北岡先生をはじめ、みなさまに改めて御礼申し上げます。
 終了後、メールでも多くのご感想・ご意見を頂くことができたのは、今回の報告の大きな収穫でした。中でも嬉しかったのは「APD(American Political Development)ならぬ、JPD(Japanese Political Development)として成立している」との評価を複数の方からいただけたこと。APDを意識しながら研究してきた身には、とてもありがたいコメントでした。
 今回の報告は、SFCに新任して、忙しさの中で研究から逃避することがないように自分に課したひとつの〆切でした。そうした中での今回の報告、その中身はゼミ生諸君をはじめとするSFC生との議論から生まれてきた部分が大です。なにより、学生諸君に感謝。
 明治学院のキャンパスもとても素敵でした。高校時代の親友が通っていたころに一度来ただけでしたが、オアシスですね。明治学院と言われて、思いつくのがヘボンとアルフィーだけだったのがハズカシイ。五反田から歩いていけますから、みなさん、秋のお散歩にいかがですか。
 心からの感謝をこめて。 清水唯一朗