頂き物―『日本近現代史』ほか

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 著者のおひとり、季武嘉也先生よりいただきました。ありがとうございます。
 放送大学のテキストは、どれを拝見しても専門性の高さ、説明力の高さにおいてとても高い水準を保っており、同大学の趣旨がよく反映されていることに敬意を覚えます。私自身、放送大学面接講義「日本の政治と外交」を3年にわたって担当させて頂きましたが、社会経験を積まれた方々とのやりとりは、それは面白いものでした。
 以下、出版社からの紹介と目次をあげます。
 「幕末開港から第二次大戦後の高度成長まで、日本の近・現代史の基本的な流れを、政治・経済・国際社会の視点から概観する。近・現代史の各時期の特徴を概括的に把握した上で、歴史の推移を理解できる。」
 まえがき 小風秀雅
 1,開国と開港―欧米外圧の再検討―  小風秀雅
 2,近代化の構想―大久保利通と殖産興業― 小風秀雅
 3,憲法発布と条約改正 小風秀雅
 4,日清戦争とアジア 小風秀雅
 5,日露戦争前後の日本外交 千葉功
 6,「帝国」日本の植民地政策 千葉功
 7,上昇期の政党勢力と政治 千葉功
 8,対中政策の破綻と国際協調の需要 千葉功
 9,昭和初期の経済政策論争 季武嘉也
 10,「満洲国」 季武嘉也
 11,選挙粛正と翼賛選挙 季武嘉也
 12,近衛文麿と昭和の戦争 季武嘉也
 13,戦後分課とメディア 加藤厚子
 14,転換点としての安保改定問題 季武嘉也
 15,高度成長―源流からバブル経済まで― 小風秀雅
 索引
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 吉岡拓「京都府の『九門内」』改良事業―東京『遷都』後の都市振興策の展開と桓武天皇の浮上」『明治維新史研究』5号、2009年
 著者の吉岡さん(SFC「教育史」講師)から頂きました。ありがとうございます。
 京都をフィールドに近世から近代への連続を捉えてきた吉岡さんの博士論文の一部をなす論文ですが、復古の際における創始への環流という現象が、とても興味深く感じられます。博士論文の刊行も楽しみです。