『上原尚作オーラルヒストリー』刊行

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 『上原尚作オーラルヒストリー』(慶應義塾大学オーラルヒストリー研究会、2012年)
 ようやく刊行まで辿りつくことができました。
 陸軍大臣・元帥を務めた上原勇作の嫡孫、尚作さんとお目にかかったのは10年前。「上原勇作日記」の翻刻、刊行を仰せつかったときのことでした。当初、『勇作日記』の解題として、尚作さんの記憶のなかにある勇作像を伺えればと思い、お目にかかるたびにぽつぽつとお話を伺っていました。
 そうしているうちに、尚作さんご自身のことを残したいと思うようになり、発足まもないオーラル・ヒストリーゼミのメンバーに話したところ、3人の聞き手が集まってくれました。
 あれから2年半。ようやくかたちにまとめることができました。お話いただいた尚作さん、聞き手を務めてくれた五十嵐くん、深田くん、装丁まで担当してくれた光末さんに感謝です。