SFC 清水唯一朗研究室

SFC 清水唯一朗研究室

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研究、教育に関する情報をお知らせしています。

2014年10月29日  研究関係

“Politicians and Bureaucrats in Modern Japan, 1868-2014” at the university of Edinburgh(Oct. 21)

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左:エジンバラ大学文学部新校舎、右:プリンスストリートから見たエジンバラ旧市街

 独立の是非を問うレファレンダムから一ヶ月。スコットランドに行ってきました。たくさんの方からエジンバラは格別な街と伺っていましたが、岬の先端に位置する起伏に富む中世の都市は、白眉の風格を持っていました。
 いくつかの調査のあと、エジンバラ大学日本学科で”Politicians and Bureaucrats in Modern Japan, 1868-2014″と題してお話しさせていただきました。さすがは、Mattias Zachmannさんが教鞭を執るだけあり、学生、院生の質問がきわめて的確で鋭く、深く感銘を覚えました。彼のような友人がきわめて有意義な研究と教育を行っていることに、心から敬意を表します。
 まずは、フィッシュアンドチップスと思ったのですが、とてもおいしかったのがマッシュルーム。スープにしても、ソースにしても、ソテーにしても抜群でした。
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2014年10月7日  研究関係

“Shaping the Diet: Competing Architectural Designs for Japan’s Diet Building” at APSA2014(Sep. 29)

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左:Kiribill地区から見たオペラハウス、右:オーストラリア旧議会議場

 オーストラリア・シドニー大学で開催されたAPSA(Australian Political Studies Association)2014に参加してきました。各国の議場を比較する共同研究が慶応SFCの大学院プロジェクト(旧:インターヒストリー、現:日本研究)と京都大学を中心とする科研費プロジェクトで行われており、今回はこの二つのプロジェクトをジョイントしたパネルとなりました。パネリストで参加出来ない方があったのは残念でしたが、刺激的なパネルになりました。
 ネット上に乗ったこともあり、自分のペーパーにも多くのコメントをいただきました。ブラッシュアップ、頑張ります。
 Shimizu & Naraoka
“Shaping the Diet: Competing Architectural Designs for Japan’s Diet Building”
 ということで、キャンベラでも一杯。
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CP11 Legislative Architectures and Processes in Asia‐Pacific.
Stream: Comparative Politics
Chair: Sadafumi Kawato, The University of Tokyo
Paper: Chao‐Chi Lin, National Chengchi University, Satoshi Machidori Kyoto University
    International Spread of Chamber Designs and Its Effects on Asia‐Pacific
Paper: Yuichiro Shimizu Keio University, Sochi Naraoka, Kyoto University
    Shaping the Diet: Competing Architectural Designs for Japan’s Diet Building
Paper: Tomoki Kamo, Keio University
    Chamber Management and Policymaking in China
Discussant Sadafumi Kawato
APSA2014 at Sydney https://sites.google.com/site/apsa2014/home
 

2014年9月24日  研究関係

“Conflict, Collaboration and Confusion: Reexamining the Relationship between the Bureaucracy and Party Politics in Japan, 1868-1924″ at NYCAS/MAR/AAS 2014(Sep. 20)

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左:ホフストラ大学、右:キーノートスピーチ

 ニューヨーク・ホフストラ大学で開かれたNYCAS(New York Conference Asian Studies)2014に参加してきました。4月に申し込んだ時にはずいぶん先の話だと思っていたのですが、あっという間です。
 私は日本研究のセッションで”Conflict, Collaboration and Confusion Reexamining the Relationship between the Bureaucracy and Party Politics in Japan, 1868-1924″と題して、現代の状況と交差させながら報告させていただきました。
 事前に多くの方からNYCASはいいカンファレンスだと伺っていましたが、本当にたくさんの方の前でたくさんの質疑ができ、大満足でした。同じセッションの報告も、嘉納治五郎、東京オリンピック(1940~2020)、占領期日本といずれも面白いものでした。
 ニューヨークといえば、ラーメン。ココナッツパウダーたっぷりのおいしいラーメンでした。ごちそうさま。
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http://www.hofstra.edu/community/culctr/culctr_events_association-asian-studies.html
BUILDING MODERN JAPAN: DEMOCRACY, CULTURE AND INTERNATIONALIZATION (JAPAN)
Moderator .Shigeru Osuka, Seton Hall University
Paul Droubie, Manhattan College, “International Nationalist: The Case of Kano Jigoro”
Robin Kietlinski, LaGuardia Community College, CUNY, “The Tokyo Olympics: Past, Present and Future”
Yuichiro Shimizu, Keio University, “Conflict, Collaboration and Confusion: Making Hybrid Governance by Translating Inheritance to Democratization in Modern Japan, 1868-1924”
Michael Stone, Seton Hall University, “Laying the Foundation for Prosperity: Early Efforts to Rebuild Japan During the American Occupation, 1945-1952”
 

2014年9月8日  研究関係

「第一次世界大戦と日本の官僚」@ドイツ・ボーフム(9月6・7日)

2014年6月30日  研究関係

“From Local Youths to National Elites: Developing Human Resources in Modern Japan” at ASPAC2014(June. 20)

2014年6月13日  研究関係

【ご報告と御礼】日本公共政策学会賞を受賞しました。

2014年5月10日  研究関係

『学校を変えれば社会が変わる―信州からの教育再生』

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 戸田忠雄・合田哲雄・竹内延彦・大久保和孝・清水唯一朗・伊藤学司『学校を変えれば社会が変わる―信州からの教育再生』東京書籍、2014年
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/80859/
 ずっと書きたかった本が出ました。「学習者本位」を掲げて前進する長野県の教育改革を現場で切り拓いてきたみなさんとの共著です。
 私は前著『近代日本の官僚』でトライした教育社会学的なアプローチで歴史部分を担当しましたが、今回は戦後と現在にも1章を書きました。反転授業とその応用としてのSFC「日本研究概論1」、学生たちが作り上げた小布施若者会議、信州学生1000人会議、飯山北高校、H-LAB。これを書けたのは本当にうれしいことでした。
 たくさんのことを教えてくれた若者会議の三谷くん、山本さん、正能さん、1000人会議の児玉さん、横森くん、藤原くん、飯山北高(今やSFC生!)の山本さん、H-LABの大宮くん、亮介くん、伊藤さん、越村さん、大竹くん、稲田さん。皆さんをはじめたくさんの人との出会いがあって書くことができました。ありがとう。
 これからも(というか、これからですね!)どうぞよろしくお願いします。
 

2014年4月30日  研究関係

オーラル・ヒストリーの方法論をめぐって

 ずっとやりたいと思っていた課題に着手しました。
 経験則に大きく依拠してきたオーラル・ヒストリーの方法論を、もう少し実証的に考え、議論することができないだろうか。そのためにはどのような方法があるのだろうか。講義・ワークショップ・研究会で、オーラル・ヒストリーを教育に活用する意義を再認識すればするほど、その必要性を感じていました。
 このひとつの解答として、同僚の諏訪正樹さんと共同研究をはじめました。昨年11月にSFC-ORF2013でポスター発表をしたのち、今年3月に認知科学の研究会で2度、研究発表をさせていただきました。
 清水唯一朗,、諏訪 正樹「身体知の観点から聴き手ー話し手の関係を捉える―オーラル・ヒストリーメソッドの再検討ー」
  第18回身体知研究会、於、千葉大学
  
http://www.jaist.ac.jp/ks/skl/activity/pg112.html
 諏訪正樹、清水唯一朗「対話によるコミュニケーションの発生と展開-ひとはいかにして打ち解け,想いを語るか?-」
  第8回ヴァーバル・ノンヴァーバル・コミュニケーション研究会年次大会、於、国立情報学研究所
  http://www.ieice.org/~vnv/activity.php
 共同研究にあたっては、SFCの地元・湘南台にある人気パスタ店「ニューオリンズ」の松本さんにご協力いただきました。その成果も冊子として刊行しました。

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 こちらは、SFCの卒業生にとっては垂涎の作品かもしれません!
 夏には、改めて論文にして世に問うことができると思います。

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