3996 返信 金大中へのノーベル平和賞 URL 川藤幸一 2000/10/14 01:31
 2000年度賛否両論渦巻くノーベル平和賞の受賞者が大韓民国大統領金大中氏に
決まったとのことです。
 本国では、花火を上げたりやら何やらで非常に盛大にお祝いをしていました。後で
聞いたところによると、韓国でのノーベル賞受賞者は、初めてとのことです。歓びが
かつてないものであることもうなずけます。わたくしからもお祝いしたいと思います。
 さて、1901年から始まったこの「ノーベル賞」、最初は物理学賞・化学賞・医学整理楽章・文学賞・平和賞で始まり、1969年から経済学賞が加わり、6部門に分かれました。それぞれの賞は毎年3人が限度ということです。
 それはさておき、注目すべきは受賞理由ではないかと思われます。その理由とは、朝鮮半島情勢の平和的解決に多大な貢献をしたからであります。6月の南北首脳会談実現は、世界的大ニュースにもなりました。このことがなんと実現不可能と思われていた(私が思っていました)金成日とクリントンの米朝首脳会談が、実現するかもしれないところまで来ました。これを機に、南北統一・国際社会復帰・北朝鮮内政の民主化につながればいいなと日々思う今日この頃です。
 さて、なんでこんな事になったのか、そもそも金大中氏が韓国大統領となり、北朝鮮に対しての対応で打ち出した方針が重要ではなかったかと思われます。「太陽政策」です。どんな悪に対しても突き放さず、国際社会への復帰を平和的に成し遂げるため、韓国国内でわき起こっている「反北朝鮮世論」も直視しながら、それでも「武力ではなにも解決しない」と思い話し合いを続けてこられました。それが今、着実に成果を上げていると思います。
 このことは、クマさんが今ホームページ上でがんばっておられる「中帰連」のことにも見受けられるのではないでしょうか。自国民を大量虐殺し、悪の限りを尽くした旧日本軍人を中国共産党周恩来は、捕らえても殺しませんでした。そして過去の過ちを悔いさせ、釈放し、日本への帰国を認めました。しかし、彼が言うところ(*)「このことは、未来にとって、日本及び世界中に過去のことを忘れさせないためにも重要なことである」としての措置でした。その結果は、となるとクマさんやその仲間達を見れば一目瞭然であると思われます。
 だから北朝鮮に拉致されたと疑いのある家族の人々や、純粋にその人達を救おうとして運動をしておられる方々に対して「拉致疑惑に目をつぶれ」などというつもりではありません。この問題は、この問題で人道的に未来永劫許される問題ではありませんから、徹底的に解決を求めていく方がいいと思います。
 極私的な見解ですけどこの「拉致問題」で北朝鮮側が誠意を示さないのは、日本政府を挙げて取り組んでいる過去の侵略記録の抹消などの問題や、都知事自らが先陣を切って他のアジア人を侮蔑している問題にも起因しているのではないかと思われます。そのような事情からも日本の安全保障理事会常任理事国入りに断固たる反対の意思表示をしているのではないでしょうか。
 長くなりましたが先に戻って、金大中氏のノーベル平和賞受賞は、韓国大統領としても素晴らしいことではないかと思います。それにひきかえ我が日本は、元首相がベトナム戦争を積極的に支持していたのにも関わらず、お金の力か何か知らないですが、もらってしまいました。なんという恥ずべき事態!!
 
 《追記》

 何年か前に今、非常に問題になっている中東和平当事者双方に、この賞を授与することが決まりました。この事例から金成日氏が平等に私にもくれとないかと思い、反発しないか不安です。ラビン・アラファト・クリントンの問題では受賞の瞬間に(*)「アラファトのようなテロリストに平和賞を与えるのか」ということで選考委員が辞めてしまった事態も起こってしまいまた。

<*>正確な発言ではなくて、私自身が覚えている限り、このようなことを言っていたなあーと思い出して書いているにすぎません。