28076 | 返信 | Re:日本のインテリ | URL | おっちゃん | 2004/05/28 01:27 | |
小林さん、 >私の分類ではinti-solさん達は、典型的インテリです。 私は念の入った人物評価はあまり好きではありません。突発的な(その場だけの)ぶんならばいくらでも書きますが。 >私が言うインテリは物事が解っている人という意味ではありません。 >本当は何も解らないのに、何でも自分は解っていると、うぬぼれている人が私の言うインテリです。 否定的な意味でならば、私の場合は自分の感性や意見を持たずに知識の受け売りをするのがインテリです。べつにカントやサルトルでなくとも、新聞論説の受け売りなどもこれに含みます。誰だとは言いませんが、コピペマンのことです。 うぬぼれていなくても、そういうのが(悪い意味での)インテリです。 >「小泉首相が訪朝を急いだのは、選挙対策だ!」などという見方をあたかも真実であるかのように解説している人を見ると、インテリぶりたいのだなあ、と感心します。 政治家のやることは何でも(回りまわれば)選挙対策に決まっています。それでいいではないですか。 >工藤猛さんは左翼から転向した右翼の良い例です。だから工藤猛さんは森永和彦さんに大変親近感を持っています。 >以前の左翼は今は右翼だと思ったほうが良いのです。 >両方ともにインテリです。 どうでもいいと言えば失礼になりますが、工藤さんや森永さんは私が批判したい(批判すべきと考える)インテリとは少し違うのですね。 >要するに本を読んでよちよちと思想を語る人間は、何時でも、どうにでも変わるから信用できない、と言うことです。 その小林さんの主張は同意できる部分です。 >日本人のこころの底の方に、歴史を通じて厳然と存在する「争ってはいけない」という道徳が在ることに気がつかない、日本のインテリに社会や平和を語る資格があるでしょうか? その程度の気づきなど日本に限らず世界中にあるでしょう。それが対抗できないくらいの大きな対立あるいは矛盾が(日本以外の国には)あるのだと考えられませんか? インテリはそれを「輸入」しちゃったわけですね。 >確かにinti-solさんの戦争反対は、土着の伝統からも出ているとは思いますよ。 ならば素朴に(つまり土着大衆的に)共感すべきでしょう。 >しかしそのことを本人は気がついていないのです。 >何故気がつかないかと言うと、学校教育で植えつけられた西洋的教養が邪魔をしているのです。 >日本のインテリというのは大なり小なりみんなこの手です。 ところがこれではinti-solさんが馬鹿だと言っているに等しい。 >>『大多数の国民にとって不本意な軍国主義であった・・・(おっちゃん)』 >には賛成できません。 >先ずそれは日本は全体主義ではなかったと言っていることで、事実を表現していません。 全体主義であって「大多数の国民」がそれに不本意であったということはありえないことなのですか? >戦前の日本で表現された文章は、全て(100%)軍国主義だったと考えます。 それを「大多数の国民」が文章で表現しているのですか? >私が強調する土着の戦争嫌いな気持ちは、決して表現されないところに、ひっそりと生きながらえたと考えます。 それは少数の人たちなのですか? 私が「大多数の国民」と書いたのがそんなにおかしいことですか? >つまり西洋かぶれのインテリの発言力が戦争の時代になると、日本全体を覆ってしまったのです。 ならば私が書いた「大多数の国民にとって不本意な軍国主義であった」に賛成していただかねば・・・ >>>農村に限らずほとんどの国民がそうだったのですよ。大多数の国民にとって不本意な軍国主義であったことはアメリカの戦後占領支配のほぼ完璧に近い成功によって証明されています。今回のイラクの戦後状況とはまったく違うのですね。 ↑この私の文章をどう読めば「それは日本は全体主義ではなかったと言っている」ことになるのでしょうか? ・・・と、小林さんの場合こういう部分で道草を食ってしまうのですね。議論が前に進まない。 >西洋を鬼畜米英といって戦争をしたのだから、あの当時のインテリは反西洋だと考えるのは間違いです。 >西洋と戦争をするためには、自分自身が西洋的な戦う思想を身につけないと戦えないから、そのときに日本の和の思想を捨てたのです。 そのとおりです。好むと好まざるにかかわらずアジアは西洋文明に巻き込まれたわけですね。 >だからこそ現代日本の戦争反対の思想は、先ず西洋かぶれの戦う思想を批判するところから始めるべきだと考えています。 文明に巻き込まれたままに批判などできないのです。まずは「西洋かぶれ」を克服することでしょう。 つまり他者の問題ではないのです。思想の問題ですらないのかも知れない。 >なお私は階級史観に反対で、日本には階級は無いと考えています。 >「悪者は資本家で、労働者は良いもの」という分類に反対です。 >同様に「権力と被支配者」という対立構造も有り得ないと考えます。 先の戦争の場合は「日本の和の思想を捨てた」で、現代社会の問題の場合は「日本には階級は無い」「有り得ない」とはこれいかに?なぜ「資本家と労働者」「権力と支配者」の問題では「日本の和の思想を捨てた」のだと言えないのですか? 私はどちらもおなじような「現実」の話だと思うのですが・・・ >例えば権力と言うことで現在我慢ならないのは、「マスコミの横暴」の方で、後は政治家や官僚などは職業をまじめに遂行している人々、と見ています。 私はどちらにも気をつけねばと思います。 >だから「政治家は侮辱してもかまわない人種だ。」などという人種偏見は持っていません。 それでは単純に過ぎます。 |
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