28739 | 返信 | Re:一つずつ確認してゆこう | URL | にゃにゃにゃにゃにゃ | 2004/07/06 17:21 | |
工藤さん、こんにちわ。最近、日本茶掲示板であなたのお名前を見かけなくなりましたね。 > ***** > チベット問題について。 > このケースは各人の「支配」と「被支配」についての感性を > 問う問題だ。 > > 支配民族が「支配」した民族に自国語を普及させようとするのは常識だ。 > 今現在英語が普及していることで、そのことは証明できる。 > ***** > 北朝鮮の現体制を擁護するものと > チベットの亡命政府を卑下するものは重なるのかもしれない。 > > 一致点は反日と支配者民族の都合かもしれんな。 チベット問題は、小林よしのりがマンガで取り上げてから、ネット右翼の人達がさかんに取り上げていますね。あなたと同じ日本茶掲示板の常連の二人の方と、この問題について論じ合ったことがある。 当然のことではあるが、被抑圧民族による民族解放の運動、民族自決の権利に対して、左翼がとるべき態度は一つである。チベット問題について、ネット右翼が語るその言葉に、いくつかの誇張や事実誤認があったとしても、そのことを理由にチベットやウィグル人などの民族自決が否定されてよいということはありえないだろう。 森永和彦氏は、レーニンの「社会主義革命と民族自決権」を熟読してほしいと思う。 レーニン「社会主義革命と民族自決権」 http://oml.port5.com/1916jan01.html 中国はかつて、帝国主義諸国による半植民地状態にあり、そして日本による残忍な侵略を受けた。この被抑圧民族としての中国人による民族解放運動はまったく正当なものではあるが、しかしそれはあくまでも帝国主義諸国や日本の侵略に対して向けられた場合においてのみ、正当性をおびるのであって、チベット人やウィグル人の民族自決を踏みにじることを正当化することにはつながらない。 チベット問題は日本の中国侵略と、そのもとで行なわれた戦争犯罪を帳消しにすることはできない。両者は相殺できるものでもない。両者を比較して、あれこれ言うような性質のものでもない。 ネット右翼は、なぜチベットを饒舌に語るのか?チベットを語れば、日本の中国侵略が帳消しになるとでも、本気で思っているのだろうか?そもそも、日本の朝鮮植民地支配や中国侵略を非難せず、逆に肯定する者がチベットやウィグルについて、あれこれ饒舌に語っても、それはヨーロッパのネオナチ的な連中が、パレスチナについて饒舌に語っているようなもので、グロテスクとしかいいようがない。 事実、チベット問題を饒舌に語り、中国のチベット支配を非難するネット右翼は、日本の朝鮮植民地支配の話題になると、かならずこれを弁護しはじめる。こういうのを、「自分の国に優しく、他国には厳しい」というのである。 |
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