28867 返信 妄想的な東アジア「戦争できない」体制とは URL 工藤猛 2004/07/14 14:08
核兵器が要だ。

原則(日本の本格的な軍事力強大化を特に核兵器の所有を
   全世界は望んでいない。)

原則(中国共産党も北朝鮮も核攻撃を受けたくないし
   自国から先制して核攻撃する軍事戦略は持っていない。)

原則(数カ国が共謀してある特定の一カ国を破滅させるような
   戦略は各国が自重してとらず、ゆるやかな共存共栄体制に協力する。)


以上のような原則が確認されるのならば
   中国大陸(核兵器100個くらいの所有は容認する)
   ロシア (核兵器500個)
   アメリカ(核兵器1000個)
   朝鮮半島(核兵器10個いない。朝鮮半島が統合された後でも認める)
   台湾  (核兵器は所有製造開発しない)
   日本  (核兵器は所有製造開発しない)

による集団的相互安全保障は可能かもしれない。
日本国も「過剰」に中国大陸や朝鮮半島の核兵器を怖がらずにすむ。
台湾の民主主義が共産主義の軍事力で圧殺される心配も薄らぐ。
現状の日本国の軍事力水準ならば東アジアの諸国に「過剰」な脅威を与えない。
自国防衛として国力に見合った最低限の軍事力として国際的に公認されるだろう。


こういった地域体制が出来れば「戦争可能性」は劇的に減少する。
いまの東アジアの政治情勢、各国による核開発体制が続く中で
日本国の無軍備を実現したら「紛争」を誘発するよ。
中国大陸も朝鮮半島も本心のところで「日本を憎んでいる」と思うよ。
それらを勘案した上での「妥協」しかない。
日本単独で無軍備にしたり中国大陸や朝鮮半島に無制限に過去の行いを
土下座して謝罪、懺悔しようと彼らは許さないと思うよ。
「反感、反日」を当然の前提にして『戦争を起こさない』仕組みを
東アジアの国際秩序として構想してゆかねば。

民族の宗教的な慣習や「戦死者」にたいする習俗にまで他国が口を
はさむことは「相互」に「戦意」を高める道筋だと思うよ。
宗教施設を破壊したら怨みつらみは口伝えで何世代も語り継がれて
消えないよ。宗教施設への「参り方」や戦死者の「敬い方」に
無神論者の中国共産党の大幹部に国際的な公の場で
とやかくいわれたくはないな。
内政干渉も極まる。
あくまでも他民族の宗教観に関連した習俗の変更を強制したいなら
戦争を吹っかけて占領して逆らうものを皆殺しにするしか
手段は無いよ。チベットで部分的に実行されたことだ。
文化大革命中に紅衛兵により中国全土で実行された蛮行がある。
中国共産党はしぶとく手ごわいよ。アメリカよりも始末が悪い。

中国大陸の軍事力、核兵器をどのように評価するかを抜きに日本国の安全は
構想できないよ。
その軍事力を保持、拡大している中国共産党の質を見極めないと
日本国の安全は確かなものにならないよ。

中国共産党の核・軍事力を頼りにしたいといういわゆる左翼も少ないと
思うのだけれども。最近の共産党、社民党支持者に中国共産党は
どのようにイメージされているのだろうか。
たぶん肯定的な評価なんだろうな。
中国大陸内の少数民族の運命にはたいして興味が無いんだろうな。
よくわかりません。