29163 | 返信 | Re:9条原理主義のみなさんに一度聞いてみたい疑問がある。 | URL | inti-sol | 2004/08/07 10:28 | |
福原さん初めまして > あるいは、スペインに滅ぼされたインカ帝国。 > インカ王アタワルパが「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と定めていれば、滅ぼされる事はなかったと考えているのだろうか。 あの、ちょっとあまりに・・・・・・・・。(絶句) 時代背景がまったく違います。 > 余談だが、インカ帝国は9条原理主義者が大好きな「平和的話し合い」で事を治めようとしている。 ちなみにいうと、アタウアルパが捕らえられたとき、その周囲には4000人と言われるインカ兵が護衛についていました。彼等はもちろんアタウアルパを守るために戦ったけれど、わずか200人足らずのスペイン軍に負けのです。 「インカ帝国は侵略者を撃退できるだけの軍事力を持つべきだった」などとわけの分からないことを書いている人もいるようですが、そんなことは物理的に不可能だったのです。アメリカ大陸では馬は1万年前に滅びていたし、鉄の利用も知られていなかった。当然、鉄砲や大砲など発明されていませんでした。武器は石斧と青銅製の刀。軍事面に関する限りは、スペイン(というよりヨーロッパ)とインカ(アメリカ大陸文明)の差は圧倒的で、まったくどうしようもなかった。 > アタワルパを拉致されたインカ側は、ピサロの要求に従い「部屋を埋める量の黄金」を渡した。 戦っても勝ち目がないことがすでにはっきりしていましたからね。というより、インカ帝国は、すべての権力がインカ皇帝に集中していたから、いきなりそのトップが捕まってしまうと、誰も何も決められない状態になってしまったわけです。 > 「侵攻」とか「占領」とか「征服」などという甘っちろいものではない。 > ほぼ「絶滅」させられたのだ。 「絶滅」の定義って何でしょう。インカ帝国という国家が消えてなくなったという意味ではそのとおりですが、一般的に国家を滅ぼすことにに「絶滅」という言葉は使わないような・・・・・。 > それとも、ここで例の「抵抗」が出てくるのだろうか? > 「抵抗」運動があったから「平和」ではなかった、などと反論してきそうだ。 > > つまり、外国による侵略があった場合は、国軍による「戦争」ではなく市民として「抵抗」せよ、と訴えているのか。 > 義兵として決起し、ゲリラ戦を仕掛けよ、と。 > 進め一億、火の玉だ、と。 > 国民皆兵、玉と砕けよ、と。 どっちにしても、外国から侵略があった場合(現実にはそんな可能性はないけれど)、自衛隊が抵抗する場合でも 「進め一億、火の玉だ」 「国民皆兵、玉と砕けよ」 は、同じ事になるんじゃないかな。自衛隊だけが戦争して、一般国民はまったく関係ありません、なんてことがあり得るはずがありませんからね。有事法制も、そのために成立したようなもの。 |
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