29242 返信 日本でも鳥葬は可能か Re:靖国神社を罵倒するもの URL 森永和彦 2004/08/11 21:30
> 「火葬の場合はあまった遺骨や遺灰は肥料にされます」というのは、本当なのでしょうか。
> 私の経験からいって、「骨揚げ」の際、拾い切れなかった細かなものや遺灰は、係員の方がまとめて骨壷の中へ入れて下さったように思いますが。
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> 骨揚げのあと、残った骨はすべて係員が処置し、きれいに骨壷へ納めてくれます。
> --------http://www.gokurakuichiba.co.jp/information/kankon/sougi/01/003_33.htm
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> 肥料に利用される骨があるとしたら人間以外の骨ではないでしょうか。(←単なる想像でしかありませんが)

私はあまり詳しくないのですが、少なくとも戦前は肥料に利用されていたようです。

それと、「骨揚げ」の習慣は地域によって違うようです。残った骨はすべて持ち帰るという地方もあれば、一部分しか持ち帰らない地域もあるとのこと。



> > 日本では火葬を義務付けられている地域が多いようですが、この理由はよく分かりません。おそらく土葬の土地がないからでしょうか。しかし庭のある家なら庭に土葬できますし、鳥葬や水葬や風葬にしてほしい人もいるでしょう。火葬は燃料を使いますから、できる限り火葬以外の手段が良いと思います。私も、死んだら遺体は献体して有効利用してもらうか、それが不可能なら鳥か魚に食べてもらいたいと思います。
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> 火葬の義務付けは、明治以降、政府が埋葬に関与することになったせいです(といっても普及が徹底したのは戦後のことですが)。土葬にすると公衆衛生上よくないから、というのが理由です。人口密集地の場合は特に。

私の誤解があったようですが、「火葬が義務付けられている地域」というのはないようです。ただ、近くに土葬可能な墓地がなければ、火葬しか選択肢がないということになるようです。

土葬が衛生的に問題があるといいますが、事実なのでしょうか?イスラーム国は土葬ですし、カトリック国でも土葬が多いですが、それで問題が起きたという話はあまり聞きません。

もともとは火葬場は伝染病死体処理のためだったはずです。ほとんどの死体は土葬や水葬や鳥葬や風葬で問題ないはずでは?

日本には猛禽類が少ないですが、カラスがたくさんいますので、鳥葬は可能と思われます。東京だと明治神宮か皇居なら鳥葬ができるはずです。明治神宮もしくは宮内庁の許可をいただきたいものです。

自分の死体は、自分が飼っている動物に食べてほしいという人もいます。猛禽類や大型肉食獣を飼っている人、肉食魚を飼っている人や、肉食クモ(タランチュラなど)などを飼っている人がいます。しかし、死体を分解してこれらの動物に与えると、死体損壊罪に問われる恐れがありますので、そのようなことのないように法整備をすべきです。

今後、イスラーム教徒が増えれば土葬墓地の需要が増えますし、ゾロアスター教徒やチベット仏教徒が増えれば鳥葬の需要が増えます。これらの人々の要望にこたえる準備をすべきです。


> 水葬は、海洋汚染を招きます。例えばインドでは上流階級は火葬、けれど火葬料を払えない人たちは遺体の口に炭(清めの印)を含ませてガンジス川に流しているわけです。遺体が最終的に分解していく過程で水中の酸素が使われるため、川の汚染が進み、水中生物が生きていけない環境になりつつあるそうです。それで、インド政府は火葬を少しずつ奨励し始めているということを、先日手がけた仕事で知りました。

河川汚染ならあるでしょうけど、海洋汚染はないのでは?

日本の法律は水葬を例外的には認めてませんが、USAの法律では「海岸から3マイル以上離れて、浮き上がってこないように処置してあること」という条件が満たされれば問題ないようです。日本でも水葬を認める法整備をしてほしいものです。



> > もしも、みみずや微生物による生ごみ処理施設ができたなら、人間や動物の遺体もそこで処理すればいいと思います。
> > それに火葬するならばごみ処理場で行えばいいのであって、火葬場は必要ではありません。土地の無駄だと思います。
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> うーん、なんともですね。。
> 余談ですが、私が死んだら私の骨でアクセサリーをつくって、みんなにプレゼントするというのはどうかしら、、と、その昔、知人に話したら、気持ち悪がられました。

それはいい考えですが、火葬なら無理ではないでしょうか。火葬だと骨もかなりぼろぼろになるのではないでしょうか。

骨を使ってアクセサリーを作りたいのであれば鳥葬・風葬ですね。チベット仏教では鳥葬を行うので、骨で仏具などを作ります。

ところで、SverigeのJönköpingでは、火葬に代わるより効率的な死体処理法が開発されたようです。この方法は液体窒素を使うそうなので、かなりエネルギーが必要なようにも見えますが、火葬より効率的であるのならば普及してもらいたいですね。