29402 | 返信 | 社民党の選手会スト支持問題 | URL | 火の鳥草 | 2004/09/12 00:25 | |
いまどき、凋落の社民党を取り上げたところで、大勢に何の影響もないのだろうが、少々気になったので。 福島瑞穂社民党党首は日本プロ野球選手会が公式戦でのストライキを決めたことについて「スト方針を支持し、連帯の意思を表明する」との談話を発表した。 談話によれば、球団合併が一方的に進められれば、選手のみならず球団職員、球場関係者ら多くの人たちの雇用や労働条件に大きな影響を及ぼす」と、スト権行使の正当性を強調。経営側に対し「交渉によって問題を解決する努力をぎりぎりまで行うことを強く希望する」だそうだ。 昭和35年60年安保。連日、なんと1〜2万のデモ隊が社会党共産党その他の動員、呼びかけで安保反対を叫び国会周辺に集まった。革命前夜の高揚感があった。 しかし、同じ日に連日、後楽園球場や神宮球場では、デモ隊より圧倒的に多い合わせて6〜8万の観客がナイターを見物していた。 これを捉え、首相(自民党)の岸は、「我が国の声無き声は、安保を支持している。そんなこと連日のナイターの観客動員数をみれば分かる」と嘯いた。 また、当時、入団したばかりの長嶋茂雄は「僕なんか絶対自民党支持ですね。社会党が政権採れば、プロ野球なんか即廃止でしょ。冗談じゃない」と公言していた。 さて、今回のプロ野球ストライキ騒動。 このような過去の経緯を知るものに、上記のような福島党首の、余りにも堂々とした選手会ストライキ支持表明は、どうもすっきりこない。 1)プロ野球選手は、社民党が本来守るべき(連帯の挨拶を送るべき)労働者であるのか? 2)守るべき直接の労働者が球場関係労働者であるなら、そちらに対しスト「指導」を行うべきではないか? こんな人気取り談話なんかやってるから、この政党ますます可笑しくなる。 |
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