29532 | 返信 | Re:選手会スト決行 | URL | 火の鳥草 | 2004/09/18 16:20 | |
インチソル様 貴公から労働者スト感にご返答いただいた。御礼とともにコメントを差し上げるのが礼儀と心得る。 > > 貴公、労働者としてストやったことないでしょう。 > > 貴公の回答から見て、直ぐ、それは分かる。 > > ストに付いても貴公は観念の上滑りだな。にもかかわらず、観念論でのみ実態論に反論しようとする。ストが観念論で論ぜられると思っているらしい。お可愛そうに。 > > 私が就職してから、一度だけストがあったのですがね、もう7〜8年前です。1時間の時限ストですけれども、まあ火の鳥草さんがイメージしているであろうような意味ではストに参加したことはない、と言えるでしょうね。 > 観念論云々ではなく世代の差ですよ。仰せのとおり、私はストという戦略が「生きて」いた時代を知りません。少なくとも社会人になってからは。知らないものは知らないんだから、何を言われたって仕方がない。 一時間の時限ストは、正しくは59分間の時限ストではないか? 一時間に満たない職場放棄は、普通、職務規則上、処分もしくは減給の対照から外れるのが普通だ。従ってこれはここで議論しているストとは言えまい。実効処分無しだから。 さて、ストの仕方を忘れた組合はやはり後ろの山に捨てられねばなるまい。 今の組合幹部を老兵が堕落していると発破をかけても、貴公は世代間の差といって逃げるわけだ。ますます左翼は堕落するね。 > > 昭和50年12月、官公労が中心となって行った最終決戦スト:スト権奪還スト(国鉄が一週間近く止まった)は貴公にとって肯んぜられるストであるか? > > このストについては、スト自体が目的化したという批判が一部に未だにある。しかし、経験のない貴公はスト権ストをどう判断するか、このストには賛成か反対か?どっちなんだい? > > 当時小学校2年生だった私は、車体にべたべたとチラシやスローガンが殴り書きされた国電が走っていたことはおぼろげに覚えていますよ。 > 私の見解は、公務員にスト権は与えられなければならない。しかし、スト権は濫用するものではない。 > ストは労働者の権利ではあるけれど、行使するのは、どうしてもやむを得ない場合の最後の手段であるべきだと考えています。(ただし、それは権利を持つものとしての自律の問題であって、他者から強いられるべきことではない) > というわけで、スト権ストについていえば、私は正直あんまり好意的ではありません。賛成か反対か、と言われればどちらでもない、と答えるしかないけれど。 当時、官公労特に3公社(国鉄、電電、専売)5現業には争議権が与えられず、ストはすべて違法であった。にもかかわらず、スト権スト以前も、毎年、通常の民間と同様、雇用確保、賃上げのために春闘「違法」ストを繰り返し、そのつど大量の処分者を出した。 貴公はそうすると、春闘における公社のストにも、反対というわけだ。 では、どのようにして争議権を獲得すればよかったかね? 処分者の繰り返しで、経営者側にも政府側にも争議権がないことが国際的にもおかしい、ということになり、是正された。いわば組合はわが身を削って、権利を確保したのである。 > > 左翼運動としての組合でなく、弱い労働者の権利のための指導なら、私はそのかつ活動を支持する。 > > 私の立場はむしろ逆ですね。公務員の世界に限って言えば、どう考えたって労働者の権利は民間企業に比べればかなり保障されている。少なくとも、ストを行ってまではねのけなければならないような事態(首切りや賃金不払いや労組に対する弾圧)は、まだ起こっていない。 > 私は組合の平和運動とか、憲法擁護とか、そういう側面は全面的に支持するけれど、賃上げとかストとかに関しては、このご時世に何を、という思いが正直あります。 それこそ、組合が政治運動化することである。貴公は全く分かっていないようだね。 昔、官公労が政治運動で先鋭化したとき、組合から経営者側の要求事項の中に、この種の「平和運動」とか「憲法云々」が堂々入り込んできて、経営者側は眼を白黒せざるを得なかったよ。 経営者がそれに答える術がない、ましてや、組合は、政治目的のために団結したのか?だったら政党になって会社辞めて職場外で活動してくれ、って言わざるを得ないわけだ。 労働者の権利を、貴公は大いに勘違いしておるようじゃ。 |
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