29773 | 返信 | Re:人肉餃子は美味いか。(Re:日本軍の人肉食) | URL | tpkn | 2004/10/01 11:36 | |
▼inti-solさん > 中国人の人肉を食べるのは残虐行為だが日本人の人肉を食べるのは残虐行為ではない、というのは、ずいぶんと「自虐的」な考え方であるように思えます。中国人に対して行って残虐な行為は、日本人に対して行っても残虐な行為ではないでしょうか。平時と戦時による感覚の違いはあり得ますが、この場合はどちらも戦時なのですから。 いえ、戦時に敵を虐殺して食べることと、戦死した味方の死体を仕方なく食べることでは、意味が全く異なるでしょう。前者は狩りであり、後者は違います。「死体を食べること」自体が残虐となるかどうかは文化によって様々であり、カニバリズム自体の残虐性を自明のものとすることはできません。 > もちろん、それは、「日本兵による日本兵に対する残虐行為」なのであって、「日本兵による中国人に対する残虐行為」ではないことはいうまでもありませんが。 このスレッドは、日本兵によってそのような残虐行為が中国人に対して行われた、と記述している中国の教科書についての問題提起です。ですから、戦場でのカニバリズム一般の話ではないんですね。 > 日本兵が中国人の死体は一切食べずに同胞の死体だけを食べた、そういうことがあり得るのでしょうか。私には信じがたいです。 信じがたかろうがなんであろうが、そういう事実がなかったのであれば、教科書には書いてはいけないでしょう。 > 残虐行為一般と窮乏は表裏一体の関係にあります。別に日本兵は生まれながらにして殺人鬼だったわけでもなんでもない。多くの場合、「良き息子」「良き夫」「良き父親」だった人たちが、軍隊での非人間的な生活、戦場における極限状態によって精神的に追いつめられたから残虐行為が起きたのです。これは、旧日本軍であれイラクにおける米軍であれ、同じ事です。 もちろんです。にも関わらず、日本人の残虐さの宣伝として、中国の教科書がそのような記述をしていることが問題なわけですね。 ▼渡辺さん > 百人斬りといい、この手の話題への反応は皆さんよろしいようですね。 ええ、渡辺さんを筆頭に(笑)。 > 私が見た資料では、日本軍の atorosities (残虐行為)として、捕虜の殺害などと共に人肉食の文書がファイルされています。そのとを投稿いたしました。 > 他の資料には、捕虜を殺害して食べたとういうものもあったと記憶しています。私に厳密に言葉の意味を問われても困ります。 資料に書かれているかどうかではなくて、渡辺さんご自身はそれを残虐行為と評価しますか?とお尋ねしているのですが? 渡辺さんが書いた言葉について、渡辺さん以外に誰に問えばよいのでしょう? というかですね、「資料に残虐行為と書いてありました」って、なんですそれは? そりゃ動物愛護団体の資料には韓国の犬肉食や日本の鯨肉食は残虐などと書かれているでしょうが、それはその人々の評価にすぎないのですけども。 > 「日本人が中国人をギョウザにして食っていたかどうか」など知りません。しかし、友軍さえ食べた人たちは国籍を問わずに食べたと考えるべきでしょう。 inti-solさんもそうですが、こういう問題については、あまり安易にそういう類推をしないほうがよいでしょう。何を食べて何を食べないかというのは、別の基準を持つ集団同士では交換不能なのです。たとえば多くのヒンドゥーは餓死しても牛は食べないでしょうし、多くのムスリムは同様にブタを食べないでしょう。この場合、食糧事情に何不自由なく安全な生活をおこなっている今の日本から、食料もなく極限状態に置かれていた兵士のことを安易に想像すべきではないですね。 > 教科書のことは、もとより話題にしておりません。 このスレッドの話題は教科書の件ですから、「もとより話題に」していただきたいですね。渡辺さんの資料発表のスレッドではありませんので(笑)。 > 日本軍が中国で中国人を食べたという記述があっても、人肉食の証言があるのですから、それ自体は驚くことではありません。 このへんにムリがあるんですよ。上にも書きましたように、それでは全然ダメなんですよ。ある局面で人肉食をするのは日本人も中国人も同じなのであれば、日本人の残虐性としてそれを描いている中国の教科書には大変問題がある、ということですね。そんな記述はない、という反論ならわかりますが。 > 「中国戦線で食料がそこまで窮乏したという話も聞かない」から、この話は99%ウソという<毒芋虫さんの理論>に従えば、逆に、そこまで窮乏した事実があったら「この話は99%」事実だということになるのではないか、と私は言っております。 「教科書のことはもとより話題にして」いないんじゃなかったでしたっけ?(笑) つまり、「梶村さん宛の投稿」の中で、毒芋虫さんの提出した論に対して、推論によって反論を試みたということですね? 言うまでもないことですが、「窮乏したという話もきかないからウソ」という主張に対して、「窮乏していたから事実ということになるのではないか」では、反論にはなりません。それは、渡辺さんご自身が資料を挙げて論証されている通りです。今わかっていることは、「日本軍は窮乏していたから自軍兵士の死体を食った」ということだけです。 > > それほど窮乏して同胞の死体を食わなければいけなかった自国の兵士を、「残虐」とは…。いったいどういう感性なのでしょうか? > > そういう場所に兵士を送り、放置した者こそ「残虐」の張本人でしょう。それが私の感性です。 上記の「資料に書いてありました」発言と矛盾しますね。渡辺さんの挙げた資料では、その場にいた兵士そのものの残虐行為だとされているわけでしょう? > そして、「~は美味しいか」などと、おぞましい件名を付けないないのも私の感性です。 中国の教科書のおぞましい記述について論じるときに、「おぞましい件名をつけない」というのは、別に渡辺さんの「感性」には違いないでしょうが、その感性は、現在の問題の本質に目をつむろうとする感性と言うしかありませんね。 > 「~は美味しいか」などと、わざわざ書いて見せるとは、「いったいどういう感性なのでしょうか?」 議論においては話題の拡散や論点のすり替えを防いだほうが良い、とする感性です。 今現在、この件に関して有効な反論は、梶村さんの http://bbs2.otd.co.jp/mondou/bbs_plain?base=29768&range=1 だけでしょう。依然として「ギョウザ」にしたかどうかは謎ですけどもね。 |
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