29976 | 返信 | Re:日本軍の人肉食 | URL | tpkn | 2004/10/10 11:21 | |
> 違法性の阻却の話をしているんだったらそれでもいいでしょうが。 なぜ緊急避難の場合に違法性が阻却されるかというと、同じ行為をしても状況によってその意味付けが異なると考えるのが合理的だからです。 > その点から言えば、中国と南方の人肉食は日本軍の構造的な問題に由来する事象の連続性のうちにとらえることができます。 今さらそのような回りくどい言い方をせずとも、私とinti-solさんは「戦争指導者が残虐なのだ」という点ではとっくの昔に一致しておりますが? > また行為が残虐ではない例とて屠場や野生動物の例を出していますが、日常的な行為と非日常の行為を同列に語るのは無理があります。 意味がわかりません。「日常的な行為と非日常の行為を同列に語」っているのは、人肉食を「残虐だ」とまず規定してから話をしようとしているあしな天皇のほうでしょう。 > 日本兵の食人行為はその日常性からの乖離と、それが「強いられた非日常」であることが問題と言えます。逆に個々の日本兵が彼らの日常生活において人肉食を特殊で残虐な行為であると感じていたのであれば、人肉食は残虐な行為であると言えます。 日常的な行為と非日常の行為を同列に語るのは無理があります。強いられた非日常であることが問題なのであれば、彼らが日常生活において人肉食を特殊で残虐な行為であると感じていたことを、そのまま非日常の場での行為に適用することはできないでしょう。ご自分で言っていることの矛盾に気づきませんか? > 「疑い方」に無理があると言っていますが。 上記の通り、あしな天皇の論理に無理があります。ある段落では日常と非日常を同列に考えるなと言い、ある段落では、人肉食が残虐行為であることの論拠を「日常生活において人肉食を特殊で残虐な行為であると感じていたのであれば」というように日常に求めていますね。 > > おかしくありません。 > > 上記のとおりです。 「上記」は論理破綻しております。 > しかも食人行為が残虐ではないということによって、兵士たちにとっての「強いられた非日常」ということの意味が曖昧になっているのではないかと思います。 「強いられた非日常」の意味をあいまいにしているのは、あしな天皇の「個々の日本兵が彼らの日常生活において人肉食を特殊で残虐な行為であると感じていたのであれば、人肉食は残虐な行為であると言えます」との文言に他ならないでしょう。 まあ言いたいことはだいたいわかりますが、それを言うのであれば、「個々の日本兵が彼らの日常生活において人肉食を特殊で残虐な行為であると感じていたのであれば、人肉食は忌まわしい行為であると言えます」というぐらいが妥当でしょう。強いられて仕方なくタブーを犯すことを「残虐」という言葉で表現するのは間違っています。 |
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