30072 返信 Re:極右による言論の自由侵害を許すな URL ウサギの眼 2004/10/14 12:30
あまりにひどいので一言。

>  みなさまがた、よりよい明日を願って、ぼとぼちと生きていきましょうぞ。

アフガンやイラクの人々は、米英や日本国の爆撃と侵攻で「よりよい明日を願って、ぼとぼちと生きて」ゆくことも叶わず傷つき殺されている。それは今も続いている。たかだか60年前の日本人も、朝鮮人も、中国人もそうだった。もっともらしいことを述べても、過去の悲惨な加害被害の認識を糧とし、悲しみを繰り返さぬよう現在進みつつある侵略加担への反対・拒否の実践が無い限り、それは空しい。

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>  イラク侵略戦争への日本軍(自衛隊)派兵について。
>  軍事同盟国がイギリス、スペイン、イタリア、ポーランドと一緒に
>  侵略したいというのだもの。唯一の軍事同盟国の意向は無視できまい。
>  極東で何かあったら軍事同盟国の武力が頼りだ。いたしかたあるまい。
>  韓国も派兵するようだし。中国大陸も『黙認』のようだし。
>
>  大量破壊兵器は無かった。
>  日本国首相はだまされたね。
>  国家情報省を設立し、人員を20万人くらいで各国に調査員を常駐させ
>  偵察衛星、分析員に徹底した情報評価能力を涵養して置かないと
>  次にもだまされるかもね。スパイ防止法、国家機密漏洩防止法等の法律を
>  整備し、情報戦に対抗していかねば。総合的な安全保障に資するように
>  国家の総合的な情報収集力と自衛力をより強化しなくては。
>
>  いったん侵略に加担したのだから親分であるアメリカがまいった撤退すると
>  いわないかぎり、屁理屈をこねてでも「出兵」を続けるしかあるまい。
>  それが軍事同盟国である日本国の宿命さ。よんどころない。
>  中国共産党に対抗して日本が核大国になって自国の安全保障を確保できる状況に
>  東アジアも世界もまだなってはいない。まっこといたしかたない。
>  中国共産党は核兵器の増産に余念が無いし、北朝鮮はアメリカの侵略を心配して
>  どうしても核武装を手放したくないと何度も声明を発表するし。
>  この世の渡世はややこしい。「この世から核兵器を無くせ」という平和運動は
>  普遍性を持っているし、すっきりして気持ちのいい運動だ。屁理屈がなくていい。
>  この世から核兵器がなくなったら日本国の防衛にとっては願ってもない吉報だ。
>  そんな都合のよい状況にはならんわな。中国共産党も核は捨てない。
>
>  居直って侵略に「つつましく」加担するしかあるまい。
>  理想・道理に従ってこの世の国際政治が動いてゆくもんかい。矛盾だらけだ。
>  日本国の損得勘定でイラク人民にはあとしばらく我慢してもらうしかあるまい。
>  侵略されて占領されたら、正常に戻るまでには長い年月がかかるよ。
>  侵略者の汚名をきてでも責任ははたそう。イラクにかかわってゆこう。
>  親分がまいったといって撤退するまで、日本軍は派兵を止めないのだ。
>  それが責任ある国家の勤めだ。傍観している国家よりは何ぼかましだ。
>  責任はとるのだ。
>
>  そろそろドイツ、フランスを交えたイラク復興諸会合が始まっているし。
>  イラクを侵略した諸国と戦争に反対した諸国が一緒になって復興に知恵と
>  金をだしてゆこう。糾弾するだけでは侵略されたイラク人民に安寧はこないよ。
>  「戦犯三兄弟」とレッテルを貼るだけでは復興は実現できないよ。

ベタベタな現状肯定で何が良くなるのか。
「だまされた」と思うなら、小泉首相は辞職するのが当然だ。詭弁を弄して自衛隊を派兵し道理の無いイラク爆撃に参加し、自分の判断ミスで多額の国民の税金を費やしたのだから。経営者なら失格、重大な背任行為に他ならない。ところが首相は真摯な反省一つ述べず開き直っている。「だまされた」どころではない、首相は承知の上でブッシュ大統領と徒党を組み無法をはたらいたのだ。

それにしても、

「屁理屈をこねてでも「出兵」を続けるしかあるまい。」
「居直って侵略に「つつましく」加担するしかあるまい。」

これが前の投稿で「間違っていたら、間違っていたことがわかったならば真摯に反省しようね。」と書いた人の言葉か。これがどうして「よりよい明日を願」う生き方なのか。こんな姿勢でどうして「責任はとるのだ」などと軽々しく口にできるのか。一毛の重みも無い。

主張の中身がどうあれ、他人に向けて語るのなら自分の書いたことの整合性を保つのは最低限の責任だ。それができないなら、他人に向けてあれこれ語るのは止めて、ただ自分の「よりよい明日を願って、ぼとぼちと生きて」いたほうがいい。