30357 | 返信 | Re:あなたはどう考えるのですか(弱者の戦術、便衣) | URL | 工藤猛 | 2004/10/25 10:12 | |
> 「軍の戦略として便衣戦術」などということはありません。 この件については確信があります。 当時の日本軍にも敗勢濃い戦場での「後方かく乱のために」拘置された 戦場に残る兵士の存在の価値は中野学校で教えられていました。 中国共産党はもちろん(全軍が便意兵といってよい存在です)。 国民党も戦線で敗退すれば将校から一兵士まで中国民衆を略奪して逃げる 訓練の行き届いていない「雑軍」でした。 国民党も共産党も積極的に後方かく乱戦術で占領地でのゲリラ戦に励みました。 軍事史上での常識です。世界の軍事史家の共通理解にまでなっています。 日本国だけが以上に軍事史に一般人が触れることを避けてきたのです。 平和の確立や維持発展は軍事史の知識、分析、研究無しにはありえません。 軍事の実態に飛び込まない限り平和もこの世に訪れません。 戦争と平和は一体のものです。 軍人が国防がこの世の安寧を保ってきたのです。 反戦運動だけが平和確保の運動ではありません。 日本帝国の陸軍とは教育とその当時の日本社会の義務教育の徹底度において 隔絶した違いがあるのです。 「雑軍」の意味分かりますか。 共通語が分からなければ各地方から来たさまざまな部隊は相互に 自国軍でありながら通訳が必要だったのですよ。 その地方の出身地でなかった兵はその地域住民の言葉を理解できないで 略奪に励んだのですよ。近代的な軍隊ではないのです。 訓練の行き届いていない「雑軍」なのです。 その当時の中国で日本軍は訓練の行き届いていた強者でした。 中国軍はどうしようも無い規律の無い雑軍、弱者でした。 降伏後にでさえ降伏した自国軍の将校にさえ従わなかった烏合の衆だったのです。 日本軍は、もしかりに降伏したら、降伏した秩序に従う訓練された正規軍なのです。 雑軍と正規兵では心根が根本で違います。 捕虜になった訓練された正規兵は徴兵された一般兵でアレ 「命令」に従います。残念ながら当時の中国と日本国では「民度」が 違いすぎるのです。当時の日本国は曲がりなりにも国民を守る政府を 持っていました。その当時、中国には安定した中央政府がありません。 庶民には頼れる中央政府はありませんでした。中国人の不幸でした。 秩序を回復した南京政府ですら当該地域の庶民にしたらありがたい 政府だったと思いますよ。とにもかくにも犯罪者を告発できる当局が存在する ことほど庶民にとって頼りになることはありません。インフラを回復し、学校を 再開してくれる行政体は庶民の守り神なのです。だから民族の「裏切り者」と そしられようと多くの知識人が南京政府の運営に携わったのです。 |
||||||
![]() |