30370 返信 その国の「民度」の違い URL 工藤猛 2004/10/26 11:43
投降を「投稿」と間違ったり
便衣を「便意」と間違うのは国語表現力と
注意力の問題だろう。文脈で分かるからいいや「訂正」は。
めんどくさいという心性はものぐさからだろうな。
(適当にながすところはそれなりでいいや。)

民度の違いは大きいよ。
庶民の安寧、幸いに大きく影響する。

中国大陸は高層ビルに何千億円、何兆円融資しながら
地方の農村に義務教育を保障する予算措置を国家として
責任をもつ仕組みにしていない。教科書代の銭がなければ
当該児童は小学校ですら中退して行く。
ひどすぎる国家だ。核兵器を増産し、宇宙開発で有人飛行までしながら
外貨をしこたま溜めながら、党の幹部や政府の高官は国家資金や銀行資金を
横領してスイス等の外国の銀行に個人財産を蓄積している。
独裁国家の宿命だ。幹部だけを大事にする仕組みは崩壊したソビエトも
崩壊しつつある北朝鮮と本質で同じでかわるところがない。
(北朝鮮もひどいよな。1962年に拉致された女性の存在が明らかになった。
 1962年といえば祖国に帰還していた「かわいそう」な朝鮮籍の元在日が
 大量に移動していた時期と重なる。人でなし国家だな。北朝鮮を賛美していた
 旧社会党は消滅して当然だな。今でも人さらい国家北朝鮮とその指導者を
 朝鮮総連幹部は熱烈に支持しているのかな。今でも朝鮮総連幹部の何人かは
 北朝鮮の「国会議員」に選ばれているんだろうな。今でも北朝鮮から
 献金の要請があれば支配下の「人質」を北朝鮮に残している人々から
 銭をむしりとっているのだろうか。今でも総連の幹部は朝鮮労働党員だから
 その党の指示に従っているんだろうな。難儀なこった。)

この現代にすら「民度」の低い国柄だ。
今日の読売にあったけれど、党員は中央の見解と反する意見を公表するなだと。
独裁の真髄だな。党中央と地方の指導的な党幹部には逆らうなというお達しだ。
封建時代みたいな言論統制だ。出版の自由も表現、報道の自由すらない。
あるのは「捏造」した日本軍犯罪事件大宣伝の自由だけだろうよ。

おかしいと思わないのかな。
今でも宗教を弾圧しているんだよ。信教の自由はない。
許可された範囲での「宗教信仰」の『自由』しかないんだとさ。

知ってるかい。身分差別制度の根幹である都市戸籍、農民戸籍の実態を。
笑っちまうよね。都市部の3ないし4億人のために農村部は搾取されるという
制度だ。農本主義者でもある私としては許されざる「不義」が中国大陸にはあると
断定している。特権幹部家族の天国が中国大陸なんだよ。
不満や矛盾は武装警察や公安警察が人民弾圧、抑圧で押さえ込んでいるだけだ。
「ファシズム」とはなんぞや。考えたほうがいいよ。
中国の鉱山で万単位の抗議行動があったら治安警察だけでは鎮圧出来ないので
中国人民軍が武力鎮圧で抗議する鉱山労働者を虐殺している。
なんという社会主義の理想国家だこと。ファシズムそのものではないか。
抑圧と弾圧と思想統制で特権幹部の天下が中国大陸だ。
沿岸部の都市の繁栄、高所得による消費文化は9億人の農民圧殺の証としてある。
中国共産党の権力に庇護された「戦犯」糾弾運動は現代において歴史的に見たら
中国農民を虐げている権力の「免罪符」運動にまで堕していないのだろうか。


日本の現実(政治、経済、庶民の生活)と
中国の現実(チベット軍事支配、一党独裁、農民抑圧)に
何を感じて60年以上前の日本軍戦時犯罪糾弾に狂奔できるのだろうか。
実地調査も禁止し、今現存している当時の資料にも自由な研究を自国民にすら
許さない独裁国家に何を託して「己の正当性」を現代に問うのだろうか。
現代の水準、現代の事情にかなった方法論に依拠しているのだろうか。

大きな歴史の枠組みに疑問は感じないのだろうか。
第二次大戦の結果、何が起こった。
戦勝国は「ファシズム」を克服した後世にほめられる政策を実行し
自国民を幸いにしたのかね。ソビエトは中国は戦後に何をした。
ソビエト兵は満州でドイツで強姦三昧だったよ。
中国共産党は占領地で地主や富農を虐殺したよ。
「ファシズム」はどこに受け継がれたんだ。
共産主義の独裁体制に受け継がれたんだよ。
敗戦国は全て常識のある民主主義国家に復帰している。
戦勝国はどうなっている。

たまには100年単位で歴史を俯瞰してみなよ。
違う風景も見えるよ。
1904年、中国、ロシアは帝政だ。アメリカはスペインから継承した
フイリッピンの人民を虐殺して鎮圧し植民地体制構築に努めていたよ。
朝鮮半島の農民は自国の支配者層の苛斂誅求と資本主義の世界市場に編入されて
四苦八苦だったよ。日本の影響力も増大したしね。

日本国は農業に広汎な小作人制度を残し、都市と農村の格差を拡大しつつ
軍事力で国力10倍のロシアと東アジアで雌雄を決しようとしていた。
英国と同盟関係にあった。ロシアとの対抗上、アメリカも日本よりであった。
たった100年前の歴史だ。

1954年というと朝鮮戦争が休戦し、日本国は形式上で独立した国家に
なっていた。フランスはアルジェでベトナムで植民地支配体制の確保に
必死だった頃だ。ヨーロッパは鉄鋼共同体から始めて「戦争しない」諸国家連合体に
向けての長期の努力を始めていた。長期の努力だ。今はEUに結実している。
健やかに発展するのかどうかは、今度の息の長い努力によるだろう。
独裁国家だらけの東アジアよりは展望が開けているように見える。

1854年はたった150年前だ。なにがあった。幕府はアメリカの軍艦にあたふただ。
中国は欧米各国の半植民地状況だ。インドはイギリスの植民地だ。インドネシアは。
軍艦や近代的な銃、大砲を自国生産できたアジア、アフリカの独立した国家は皆無だ。
1000年前は。アジア、アフリカではそれぞれの国家が花盛りであった。
何が違った。

50年後の2054年の東アジアに何が必要だ。
経済的にも強大になった核大国である中国大陸が独裁国家であることが理想か。
共産党の一党支配下のままで中国の農民が虐げられたままで、強大化したら
日本国の悪夢だと思うよ。無慈悲な支配の網が日本列島にも及んでいるだろう。
根幹になる基準は「自由と民主」だ。民主を主体にした合理的な制限のある自由でも
いいのだけれども。自由と民主が国家運営の要だと思うよ。
政党にも運動体にも行政体にも「自由と民主」は必須だ。
ファシズムに反対するということはなんなのだ。自由のないところに
民主のないところにファシズムは生まれてきたのではないのだろうか。

日本軍「戦時犯罪」糾弾運動そのものに「自由と民主」の精神があるのだろうか。
かなりの疑問を持っている。「人肉食い」教科書のどこに平和共存の理念がある。
他民族支配、抑圧の帝国の意思が見え隠れしているだけだろうが。
象徴的な事件が日本の教育現場であった。
一人の教師が「肝ためし」でケロイド状の姿を映した原爆被害者の拡大写真を
教え子に見せて問題になった。平和教育の堕落というよりも、教育現場の一部
教師のおどろおどろしい悪意(無邪気な無知識の残虐性麻痺)を感じる事例だ。
どんな背景があったのか、どんな資質の教師なのかの説明は読んだ記事には
なかった。「人肉食い」教科書の「腐敗」とも通じる問題点がある。