30530 | 返信 | 悲劇に便乗して | URL | しようない | 2004/11/01 19:51 | |
>以下のメッセージを出来るだけ多くの方に伝えてください。 明日11/1(月)、香田証生さんの冥福を祈り、 そしてこれ以上の犠牲を出さないために 自衛隊の撤退を求める集会を、ピースボートから呼びかけます。 >イラクで武装勢力に拉致された香田証生さんの死が確認されました。有為な青年の命が無慈悲にも奪われてしまったのです。 香田さんの死を私たちはどのように受け止めればいいのでしょうか。イラクで失われている多くの命について私たちはどのように考えればいいのでしょうか。 イラク戦争の意味を問い返しながら、米国の戦争を支持する日本と日本人の責任について議論したいと思います。 ※パネリスト 及川仁(共同通信前バグダッド支局長) 森達也(映画監督) 吉岡達也(ピースボート共同代表) 綿井健陽( ビデオジャーナリスト/アジアプレス) ※パネリストは事情により変更する可能性があります。あらかじめご了承下さい。 司会 野中章弘(アジアプレス・ネットワーク【APN】編集長) このたびの香田氏の訃報を悼むのは私のみならず圧倒的多数の日本人も同様でしょうが、この悲劇を利用する特定の勢力に違和感を抱くのは私だけないでしょう。朝日新聞にイスラム科学研究者の保坂修司氏の「彼らにとって『イラク的』『イスラム的』な人物意外は無差別に捕まえている。今回も、たまたま日本人だった、ということではないか。彼らにとって自衛田の撤退は、おそらくどうでも良かった。」というコメントが載っていましたが、誰が「小泉首相が自衛隊を派遣したせいで香田青年の尊い命が喪われた」的な主張に煽られてピースボートや他の反戦ヘ-ワ勢力の言うがままに「自衛隊即時撤退、日米安保条約粉砕」を叫び始めるのでしょうか? 現在の日本にとって経済はいうまでもなく軍事面でも最も重要な対外関係はアメリカであり、日米同盟維持のためにはある程度は対米協力はやむをえない(ただし自衛隊の治安維持目的での派遣はしない等の一線は必要ですが)というのはコンセンサスになりつつあるようです。特に日本人拉致問題でかの国との緊張が高まっている現状では尚更のこと。あの国やその手先みたいな連中にとっては日米同盟のみならず拉致問題解決を強く望む世論が邪魔でしかたがないのでしょうが、まず民意ありきというのが民主主義の原則。「経済制裁は拝外主義」「共和国との自由往来や送金、貿易を止めることはさまざまな伝統同士が尊重しあい、交渉するという多元文化の理想に反しファシスト的」などと騒ぐ人々の圧力が民衆の世論より優先されるような事態は反民主主義的と考えるべきでしょう。 以前、WPN活動家逮捕事件や立川反戦ビラ事件について「足元の日本で人権状況が悪化しているのに中国や北朝鮮だけを批判する人間は滑稽」という方がおられましたが、私としては当局のこの措置は強引な団交、圧力で自分たちの主張や利益を実現しようとする人々に歯止めをかけることにつながるという意味で、必ずしも民主主義に反するとはいえないと考えます。 |
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