| 30786 | 返信 | 「COMFORT WOMAN」IN NY | URL | 五番街 | 2004/11/14 13:05 | |
| 今日、妻のマリーと一緒に「COMFORT WOMAN」という英語の芝居を見てきました。この芝居についてレポートします。 あらすじは、高齢の韓国人女性が、かつて慰安婦であった過去を忘れ去ろうとしながら生きているが、周囲にいた元慰安婦の友人が、彼女が慰安婦であり「花子」と呼ばれていたことを発見し、彼女は否定したかった苦しい過去を再認識するというものです。 この芝居は、観衆が100人程度の小さな劇場で行われ、高齢のアメリカ人のカップルが多く、また、韓国人らしき若い女性も15人程度来ていました。それに対して、韓国人らしき男性はわずか数人。日本人らしき者は、私のみでした。 芝居が終わった後に、コロンビア大学の歴史学の教授(この方は、米韓のハーフで、米国生まれのようでした)から、大戦中の慰安婦について説明があり、また、ディスカッションも行われました。(こうした芝居や映画のあとに専門家による解説や討論が行われることがよくあります。) 私が注目したのは、主人公の高齢の女性の背中に「花子」というイレズミがあり、それを元慰安婦の友人が、慰安婦の証拠であると指摘し、彼女もまた、それを否定できなくなったことです。 私は、慰安婦がイレズミをされたことについては全く知識がなかったので、ディスカッションでは、このイレズミは、実話をベースとしたものかどうか、と質問したところ、シナリオ・ライターは、こうしたイレズミをされた元慰安婦が韓国に実在し、その写真を見たことが、ベースとなっていると回答しました。彼女によれば、ごく一部にこうした慰安婦が存在するそうで、どうやら高級将校用の慰安婦として、日本名を与えられていたとのことでした。 さらにこのディスカッションでは、高齢のアメリカ人男性が、慰安婦については相当に以前から知っていたが、なぜ今日まで注目されなかったのか、という質問がだされました。この教授は、元慰安婦の人々がそれを隠そうとしたり、真相を知っていた人々も口外することを躊躇していたから、と回答したのですが、このアメリカ人は、その回答では満足できなかったようで、再度同様の質問を繰り返していました。 そこで、私が、吉見教授が大戦中の慰安婦に関する著作を出版したために、慰安婦の存在が注目されるようになった。それ以前には、学問的に慰安婦を研究した著作が存在せず、人々の噂でしかなかったからだ、と説明して、なんとなく納得した様子でした。 |
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