30788 返信 軍艦と領海、領空。主権の及ぶ範囲。軍事力とはなんぞや。 URL 工藤猛 2004/11/14 14:01
中学段階から軍事歴史とか軍事力の変遷に関する学習時間が
必要だな。あまりにも無知だ。
戦争を開始するには何が必要だ。どこの国が原子力潜水艦の一艦長に
開戦する権限に通じる独自判断での行動を許すと思う。
突発的な不本意の戦争に巻き込まれかねないのならば
そこで自沈しろといった覚悟は叩き込んでいるよ。
中国軍だって立派な合理的な現代の軍事組織さ。規律は存在する。
山賊や海賊や放浪するゲリラみたいな無秩序な軍事組織ではない。

かって北朝鮮が弾道ミサイル実験をしたことがある。
無警告かつ事前通報無しにわが国上空に弾道ミサイルを飛ばした。

なにが問題だったのだろうか。


中国海軍の原子力潜水艦が無許可でしかも浮上して所属国家を示す
「記章」を掲げないで潜行したままで日本国の領海を侵した。
敵対行動を軍艦としてとった。少なくとも非友好的な振る舞いをした。
原子力潜水艦は何ヶ月でも潜航したままで作戦行動がとれる。
近海の詳しい海底情報図や現在地を常に確認して潜行するのは
原子力潜水艦の常識だ。当たり前すぎて書くのも恥ずかしい。
原子力潜水艦の一艦長に日本国の領海を独断で侵す権限を
中国軍は与えていない。中国の軍事機構も現代のまともな軍事常識を
備えた軍幹部により管理運営されている現代的な軍事力だ。

特定目的を持った政治的な演習にしろ定期的な通常の訓練行動だったにしろ
厳格な規則によって原子力潜水艦の艦長は制限された行動しか出来ない。
許可されている行動の枠内でしか航行しない。
訓練された有能な頭脳の持ち主が艦長として任命されている。
原子力潜水艦は貴重な戦力だ。無意味に危険に晒す行動はとらない。
戦時の緊急時でもあるまいし、他国の敵原潜に攻撃されて回避行動を取って
かつ機器の故障で現在地点把握が困難になったのでもない。

確信犯で事前の計画か直前の許可を得て日本国の主権下にある領海を
潜行したままで通過した。

なぜだと思う。
日本国は「普通」の国ではないからさ。
国際標準からかけ離れた法規しかないからさ。
普通の国の領海を潜行したままであくまでも通過すると決めたら
「爆雷」攻撃だって覚悟しないといけない。相手国には浮上せよと命じて
浮上しない国籍不明潜水艦を威嚇ないしは撃沈する「権利」がある。
少なくとも爆雷で損傷させても撃沈されても相手国はだまるしかない。
開戦のきっかけにする場合は別だ。開戦の口実にはなるかもね。
中国軍部は日本国内の法制度や内閣の対応を想定して、なめてかかっているのさ。
日本国を属国扱いで、日本国の主権を尊重する気は当初からもうとうない。
「ならず者」の行いさ。

仮に故障だとしよう。
現在地を把握できないような故障だとしよう。
浮上できないような故障だとしよう。
通信機能を全て失って外部と一切連絡が取れない故障だとしよう。
こんな緊急事態の絶体絶命の窮地に艦長が陥ったら、神に安全を祈るしかないな。
故障だとしても絶体絶命の「故障」ではなかった。しかも中国近海の浅海60メートル
の海底をすいすい逃げ回っていたから現在地は把握できたし浮上も出来ただろう。
安定した操舵が可能であった。どんな故障が想定できるのだ。

日本政府をおちょくったのさ。
領海を潜行したままで航海してみるから、
日本政府にどんな対応策があるのか高みの見物だとね。

ここの掲示板の一部左翼は、中国が何をやっても『善意』に
中国の都合のよいように考えたがる傾向が顕著だと判断したことだろう。
日本国内への「働きかけ」をより強化しようと思うだろうな。
中国の駐日大使も本国からの指示で「靖国」をつい最近の日本国内での
講演でも強調していたしね。領海侵犯を素直に謝る気配は微塵もなかったな。
尊大な外交官だこと。中国共産党に『謝罪』の二文字は日本国に対してはない。
中国共産党にとって日本国は属国であり未来永劫に中国共産党に「謝罪」を
繰り返す存在としてしか見ていないんだろう。朝貢しろといったところか。
他国の領海を原子力潜水艦で侵犯して「わるかった、今後注意する」の
一言もないんだからなー。やっかいな隣国だ。その隣国は核兵器を増強している。
やな国だなー。

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逆のケースで考えてみなよ。
日本国の潜水艦が中国領海を潜水したままで潜行したとしたら。
ここの掲示板でも中国共産党も、日本軍国主義だの「凶暴」な「日本帝国主義」の
再来だのファシスト日本国政府だの、ありとあらん限りに主権侵害を言い立て
謝罪させ土下座させることだろうな。何十年も言い続けることだろうな。
(あーーあ、二重基準の対応がわかっているので、相当に気分のなえる
 むなしさが募る。ちょっかいだされたら、ひょっとして噛み付かれると
 「ならず者」に抑止力として働くだけの法整備を整えるのは
 日本国の責任だ。すきだらけの自国防衛に関する国内法制度は日本国に
 責任があり、その不備を突いてくる中国共産党は国際政治の修羅場を
 利用しているだけであって、どっちが愚かだ、かと問えば。
 非常識な法制度の日本国にも相当に『誘発』をかもし出す不備があるのは
 間違いがない。憲法9条を死守しているだけでは平和は守られない。
 相手は勝手に戦争まがい行為をしかけてくるほどに、したたかだ。)

(領海侵犯でも戦争になるからね。戦勝国の場である安保理の常任理事国が
 行っていい軍事的な挑発ではないね。
 常任理事国って都合のいい制度だ。制裁法案にだって拒否権を発動できる。
 責任ある慎重な行動が拒否権のある中国共産党には求められる。
 なんで日本の左翼の一部は過剰に中国共産党に甘いのだろうか。)