31101 返信 Re:「精神障害」をめぐる議論ー精神障害とは? URL 工藤猛 2004/11/24 11:34
> 以前にも書きましたが、フライデー誌に「たけしはうつ病」ろ報道された事を主因として
> たけし軍団のフライデー編集部襲撃事件は起こりました。芸能界の寵児であったたけしが
> 「なんで、うつ病やったらアカンねん?」と大騒ぎしてくれる事を期待しましたが、
> 世間の関心は襲撃ドキュメントと刑事事件としての推移だけでした。
>
> ある意味、タブー視され、精神障害という言葉を封じ込めさえすれば、「なんとなく
> 不安がなくなる」ような風潮に一石を投じる水原氏や帽子屋氏の書き込みは、大変面白い
> と思っています。猫まんまさんが、根本的な提起をされましたので、精神障害とは何か
> という簡単なまとめを書きます。
>
> 世間一般で言う「精神障害」とは
> 1.精神病/精神薄弱等
> 2.人格障害、覚醒剤/麻薬常習、有機溶剤乱用、アルコール依存症等
> と大きく2つに分けられます。
>
> 1.の精神病とは例えば知的障害、総合失語症、内因性うつ病
> 分裂病などが良く知られていますが、概して薬物による治療が効果を発揮します。
>
> 2.については、一般的に薬物による治療は困難であり、犯罪を犯した場合には
> 責任能力を問われ、法的な処罰の対象となります。
>
> と書きましたが、この精神障害という言葉は極めて曖昧な使われ方をしています。
>
> 良く似た言葉を列挙すると、精神異常、精神障害、精神疾患、精神病等が
> 挙げられます。多くの人が、これら全ては」病気」であり、精神科で治療する類の
> ものと誤解していますが、精神科で扱うのは精神異常ではなく、精神障害の一部、
> 精神疾患や精神病です。
>
> 1.精神異常:平均からある程度「はずれた」精神状態を言います。
>        知能指数を例にとると、IQ100が平均です。ですから、IQ80や120
>        はやや異常と言えますし、IQ20や180だとかなり異常だと言えます。
>        異常は必ずしも正常に戻さねばならないことではないです。本人が
>        苦痛を感じず、他人に迷惑を掛けない範囲なら、異常であっても
>        共生する事が大切でしょう。
> 2.精神障害:精神異常のうち、個人的・社会的に「障害」と考えられるものを言いま        す。平均からの「逸脱」「偏位」があり、更に本人が苦痛を感じ、他人に
>        迷惑を掛けるような状態です。
> 3.精神疾患:精神障害のうち、医学的治療の対象となるものです。精神障害の中には
>        対処法が無いものもあります。
>        有効な対処法があるケースでは、医学的、心理的、教育的、福祉的様々
>        な方法があるので、医学や社会基盤の進歩と共に、精神疾患の範囲は
>        広がってくると考えられます。
> 4.精神病 :神疾患のうち、ある程度以上重症なもの。
>        行動に影響する幻覚・妄想状態、財産・名誉を脅かす躁状態、自殺の
>        恐れのある鬱状態などです。治療しなくても生活できる場合と、早期に
>        対処しないと、生活の破綻や生命に関わる重篤な場合とがあります。
>
> 「精神障害」という言葉に、多くの人が敏感に反応するのは、「人格の完全な否定」や
> 社会的保安の観点からの「犯罪を無自覚に起こすという決め付け」等の社会通念に
> 直結するからだと思います。
>
> 医学的、科学的に解明されない部分の多い症状であり、「先立つ社会的不安及び無知」
> によって、多くの不当な行為が、上記4種の症状を持つ人たちに行われています。
> 病理的な診断法や対処法が曖昧なまま、多くの場合、「社会的保安」の観点から
> 排他主義に凝り固まった政策が講じられてきた歴史があるために、隔離するという発想が
> 当たり前のように出てくるようになり、正面から取り扱う作業を行ってこなかった為に、多くの誤解を引きずったままです。


 全面的に賛成します。
 学生の頃、障害児教育科目のいくつかを受けました。
 数年前から妻が広汎な世間の常識からしたら「障害」がないと思われるかもしれな  い児童を預かっています。指導しています。
 専門科医ないしは専門的に研究している人が「診断」しても境界にある児童を
 ショウガッコウで教えることになりました。色々な研修や講演にしょちゅう
 出かけます。その影響で多少詳しくなったが。逆に余計わからなくなった
 部分もある。単純に「労働者」になれるのかなりにくいのかで区分けしている
 危惧も感じるし、相互の安寧のために相互の生きるを尊重するために
 こと細かく研究している気もするし。物事は複雑すぎる。
 専門家ですら注意深く長期に観察しないと『判定』できない事例が増えてきた
 という。(現場の教師にも高度な専門知識が求められてきている。)

 どのような障害があろうともみんなみんな可愛いわが教え子だ、守ってやる
 という妻の『戦闘性』には脱帽だ。他人の子もわが子にも境がない。
 教師体質なんだろうな。それゆえの弱点もあるけれどね。
 母性愛だけでは子は救えない。むずい時代になったものだ。
(自分の母親が小学校の教師なので妻にも同じ雰囲気を求めたのかな)