31107 | 返信 | Re:「精神障害」をめぐる議論(ユーリのパパさんに質問) | URL | JUNE(エプロン奴隷) | 2004/11/24 17:37 | |
ユーリのパパさん、はじめまして。 いくつか質問があります。よろしくお願いいたします。 >「PがWみたいである(Wに近い、Wに似ている、W予備軍である、等)ことに対して、憐憫を禁じ得ない」・・・S >この文Sのポイントは、(1)Pを貶めるために「憐憫を禁じ得ない」という表現を使っている(2)貶めるPをWに比喩している−ことです。 (1) この【貶めるために】というのは発話者の意図ですよね? (2) 「憐憫を禁じ得ない」という表現は、相手を【貶めるため】だけにしか使われないのでしょうか? (3) (2)の答えがNOの場合、その表現がここでは、「相手を【貶めるため】使われたのだ」と判断したのは誰でしょうか? (4) (3)の判断の根拠は、なんでしょうか? >水原文人氏の「限りなく精神障害予備軍に近づいておいでなのに対して、憐憫を禁じ得ませんな」(S1)という発言が、相手を侮蔑すると同時に精神障害(者)も侮蔑し、差別していることは言うまでもないでしょう。 >ここで、S1が差別発言か否かは、話し手に差別する意図があるかどうかとは関係ないことに注意しましょう。 (5) 話し手の意図とは関係ないというのなら、なぜ 【貶めるために】という話し手の意図をポイントだとして示したりするのでしょう? >たとえば「あなたに感謝します」という発言は、話し手に感謝の気持ちがなくても、相手に「感謝」する言語行為です。 >同様に、S1は話し手の意図とは関係なしに人を「侮蔑」「差別」する言語行為なのです。 (6) S1を、「例文と同様に」、【文字通りに読む】のだとするなら、単に「憐憫の情を表明」する言語行為なのではないでしょうか? (7) 私には、「【貶めるために】という話し手の意図」がわかって、はじめて、それが「侮蔑」「差別」的な表現だと解釈され得るように思えるのですが、違うでしょうか? >S1が差別発言ではないと強弁する人々は、精神障害者の家族の会にでも、差別発言でないかどうかたずねてみてはいかがでしょうか。「差別発言だ」と言われたら、「それは社会に広く存在する差別意識を内面化しているからだ」とか、反論にならない反論をするんでしょうかねえ・・・。 (8) それが、「差別発言」であるかどうかは、その言葉を受け取る(意味を解釈する)者の判断次第で決まるということでしょうか? (9) それとも、「精神障害」に関する発言については、その当事者や家族の者の判断によってそれが決まるということでしょうか? (10) ユーリのパパさんは、「差別」という言葉をどういう意味に使っているのでしょうか? (ユーリのパパさんの考えている「差別」という概念の定義のようなものをお聞かせ願えないでしょうか?) どうぞよろしくお願いします。 |
||||||
![]() |