| 31156 | 返信 | Re:「精神障害」をめぐる議論 | URL | 水原文人@不眠症(←これも精神的な病理なんでしょうね) | 2004/11/27 03:42 | |
| 猫まんまさん、 > で、水原さん はいはい。 > 貴方の理解する「精神障害」や「精神病」の意味は大体わかりましたが… 社会的にそのように流通していると僕が理解していることと、僕が理解していることには微妙なズレがあります。僕自身は人間はみんな精神病を抱えているし、そうなるのは現代文明の構造上当たり前であるというマルクーゼの理論を支持してます。 > 貴方にとって「精神障害」や「精神病」は自分の外部にある、つまり排除された、可能性のない、あくまで治療すべき「病気」にしかすぎないのでは?つまり治療者の態度ではないのかな。 違うと言えば違うし、そうだと言えばそうです。つまり日常生活に支障が出ないレベルでコントロールすることは可能だし、現に自分でそうしているつもりです。 > 貴方は岸田秀が好きだとおっしゃいましたが、岸田が「日本は精神分裂」「アメリカは不安神経症」というときには、それは病気で治癒すべきモノ、乗り越えねばならないモノと言うと同時に、正常なモノなど世界には存在しないと言いませんでしたか。またそのスタンスは「病気」の概念を用いてそれを批判の道具にしながらも、自分自身その当事者であり共感を隠さない視点ではないのか?と。 僕も正常な人間なんてこの世には存在しないと思っています。マルクーゼもそう言っています。だから社会構造を問うわけです。ユーリのパパさんの典型的な偽善をつくのも、それが典型的であるが故に現代日本の社会構造に内包された病理をある種代表してくれているからであります。 もっとも、「育児」と書かれるとかなり怖いですが。こんな親が子供を育てているのかと思うと…。そのお子さんに対し憐憫どころか、激しい危機感は持ってしまいます。いくらなんでもこうなると多少は「治癒」を考えなければいけないのかも知れない・・・←パラノイアで分裂気質の典型? > 「限りなく精神障害予備軍に近づいておいでなのに対して、憐憫を禁じ得ませんな」 > > 俺だったらこう言う > 「(世間で狂人とされてる人が狂人なのではなく)オマエが狂人だ」 > > と、堂々と相手を『罵倒』する。 この掲示板における「サヨク」に「狂っている」と言われるのは、毒芋虫さんにとってはたぶんむしろ快感であったり、下手すれば名誉なんじゃないんですか? 「お前の発言は狂っている」なら、単に意見の相違を極端な形で表現したことだけになってしまうでしょう。元々「サヨク」は「親中国」で「反日」で「狂っている」というステレオタイプの思い込みだけで書き込んでいる方々ですから。毒芋虫さんも含め、今この掲示板にいわゆる「保守」とか「右派」とか「石原慎太郎支持」的なニュアンス、あるいは「外国人労働者の合法化反対」の意見にしても、そういう書き込みをする人の大半は、いわばそういう動機で書き込んでいるとしか僕には思えません。 例外もありますが。冬西さんの「外国人労働者の合法化」に対する現実的な留保を加えた意見は、傾聴に値すべきですし、ポリティカリー・コレクトな単純な視点から合法化を訴えるだけの金太郎飴的意見が並ぶよりも有意義だと思います。 hiropiro氏にしても、当初僕がレスをつけた「博愛」の概念に関する投稿は、誤謬はあるにせよ一応議論すべき問題だと思いました。根源的な問題として「理念」や「理想」に対する考え方が、西洋の理想や理念を輸入して近代化している過程で、どこかでなにかが抜け落ちて観念化していることを常に感じていたからです。 しかし残念ながら、途中でこの議論は途切れてしまいました。二度目のレスでニューヨーク徴兵暴動であるとかジェファーソンの隠し子問題などの、アメリカの建国理念に対するアメリカ自身の妥協と矛盾を指摘したところで、なぜか他人の議論を無視したり言ってもいないことを言ったかのようないい加減なレスが返ってくるようになり、並行して在日コリアンに対する風聞だけに基づいた露骨な差別的偏見に満ちた投稿が始まったからです。 ここで猫まんまさんが今ひとつ僕の言っていることが分からないとおっしゃるのも、この「理念」とか「理想」とか「正常」の位置づけについてのズレが問題なのではないかと思います。つまりそういったものはそもそもどこかで実現は不可能な到達目標として考えるユダヤ=キリスト教文明的なユートピア・コンプレックスの思考回路が、染み付いているか否かの問題だと思います。 いったんそれがユートピア・コンプレックスであることを理解すれば、現実の矛盾を指摘する(社会のそれも、自分自身の内面的それも)批評的分析のために用いる参照として、「理念」とか「理想」とか「正常」を考えるのは重要だと思います。ただそれが実現可能なものなのかどうかと言えば、それはまったくの別問題です。 現実の政治というのはその矛盾のなかにあるのだと思います。しかしその矛盾を「しょうがない」だけで放置しておけば、社会そのものが腐敗します。これは個人の内面の問題にしてもそうでしょう。重要なのはその矛盾を自覚することだと思います。 (というのは、えらくフロイト主義の原理原則そのものな話なんですが…。要するに遮蔽記憶を取り除いてトラウマを現出させれば、精神障害から解放されるってヤツ。独創性のかけらもない投稿だなぁ) |
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