| 31204 | 返信 | アフガニスタン女性革命協会(RAWA)の主張は真実か?Re:再質問Re:ICTYの違法性についてRe:Erna Parisは帝国主義の手先 Re:『歴史の影――恥辱と贖罪の場所で』 | URL | 森永和彦 | 2004/11/30 11:28 | |
| 論点が拡散したので、とりあえずアフガーニスターン関連に絞って投稿します。 「RAWAと連帯する会」の活動を来年から本格化させるとのこと。どうか、一刻も早くそのような活動を中止されるように、強く要望します。 > ところで、アフガニスタン女性革命協会(RAWA)です。RAWAが「CIAフェミニスト」ですか。なかなかユニークなレッテルですね。 > > RAWAは、1977年にカブールで設立されました。女性の権利と平等を求めるフェミニズム団体ですが、アフガニスタンでは当初から非合法でした。RAWA設立直後から、「ソ連社会帝国主義侵略者」がアフガニスタンを蹂躙し、見境ない虐殺を続けたために、RAWAはソ連に対する抵抗運動に加わり、政治団体として活動しました。このため創設者のミーナは、1987年に、ソ連KGBの手先によって暗殺されました。ソ連帝国主義の敗北と崩壊の後、RAWAはムジャヒディンの暴力支配に反対し、タリバンに反対し、タリバンの残虐な犯罪を世界に暴露しました。さらに、9.11後はアメリカによるアフガニスタンにおける戦争犯罪を告発しています。 前田教授は、あらゆる学者に要請される「慎重さ」をかなぐり捨てて、RAWAの宣伝家になってしまったようです。しかし、慎重さをかなぐり捨てて、「無批判な賛美」に走っていくことの有害な結果はこれまで多く観察されてきたことだと思います。 前田教授によると、「創設者のミーナは、1987年に、ソ連KGBの手先によって暗殺されました。」のだそうです。前田教授は、このこの主張が真実かどうかを自分で調査したのでしょうか? 「アフガン女性と連帯する会」のサイトにも、この主張が載っています。 >ミーナはグルブディン・ヘクマティアル(Gulbuddin Hekmatyar)の率いる原理主義者と共謀したKGB(当時)のアフガニスタンのエージェントの手によって1987年にパキスタンのQuettaで暗殺されました。 さてさて、この主張は証明されているのでしょうか?実は、まったく証明されていません。 「グルブディン・ヘクマティアル(Gulbuddin Hekmatyar)の率いる原理主義者」がKGBと共謀していたという主張を行っているのは、RAWA以外には、米国のファシストLyndon Laroucheの組織だけであることが指摘されています。 RAWAはなぜこのような主張を行うのでしょうか?わかりません。しかし、少なくとも、RAWAとはこのような到底信じがたい主張を行う組織であるということが確認できます。 > RAWAに対しては「ラディカルすぎる」とか「毛沢東主義者だ」といった、いわれのない中傷が加えられてきました。具体的な事実を示した批判ではなく、レッテルを貼るだけの中傷です。「CIAフェミニスト」というのは初めて知りました。(森永さんの深い心の闇が気になりますが、余計なお世話を焼くつもりはありません。) 「ラディカルすぎる」というのは意味不明ですが、「毛沢東主義者だ」というのは、「いわれのない中傷」なのでしょうか? いえ、70年代および80年代の彼らの文書を読むならば、彼らが毛沢東主義者か、それに近い組織であったことを理解することは難しくありません。そもそも、前田教授が引用している「ソ連社会帝国主義侵略者」という用語自体、当時の毛沢東主義者の主張そのものではありませんか?彼らはまた、アフガーニスターン人民民主党政権を「ソ連社会帝国主義の傀儡政権」と中傷し、それに反対して闘ったのです。 どうして、このような主張を行う勢力が「毛沢東主義者」というのが「いわれのない中傷」なのでしょうか? 私はこの組織をまったく信用できないと考えています。彼らは宗教の抑圧に反対し、女性の解放を目指しているそうです。すばらしいことです。しかし言行を一致させなくてはなりません。アフガーニスターン女性を解放しようとした人民民主党政権とそれを支援したソ連に敵対し、宗教反動勢力と共闘したのは誰なのでしょう?当時、ソ連が撤退し、人民民主党政権が崩壊したなら、暗黒の宗教独裁が実現し、女性の権利は完全に奪われてしまうことくらい、誰の目にも明らかだったのではないでしょうか?にもかかわらず、人民民主党政権に敵対して宗教反動勢力と共闘した勢力が、どうして女性の解放者であると自称する資格があるのか? 1978年に、アフガーニスターンで人民革命が勝利したとき、RAWAは毛沢東主義の立場からこれを非難し、敵対しました。 米帝とパキスタン反動政権の不安定化工作に対処するために、ソ連軍が援助のため進駐すると、RAWAはこれを「侵略」と誹謗し、宗教反動勢力とともに反ソに決起したのです。その結果が、宗教反動勢力の勝利でした。これを自業自得というのではないでしょうか。(もっとも、RAWAが本心から女性の解放を目指しているとしての話ですが。) RAWAの活動にたいしては、最大限の警戒心をもって接しなくてはなりません。少なくとも、彼らを無批判に持ち上げる「連帯する会」といった活動は止めるべきです。 |
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