31236 返信 Re:「東亜解放」の虚妄性 Re:治安は自由を駆逐せよ URL 興亜義塾生 2004/12/02 03:22
森永様

おひさしぶりです。

> 常に脅威がないと維持できない体制」に転落したのは日本だけではなく、全世界です。歴史的命脈のつきた資本主義を維持するためには、常に戦争が必要なのです。一日も早くプロレタリア革命によって人類を解放しないと、戦争につぐ戦争で人類文明自体が衰退していくことになるでしょう。
一度お聞きしたかったのですが、「帝国主義戦争の不可避性」という言葉を、学生時代に元気のいい左翼学生諸君から聞いたことがあるのですが、やはり9・11をひとつの区切りにして、「戦争の必然性」もしくはその形態そのものも変化したとお考えでしょうか?

> 「亜細亜解放」という虚妄に別れを告げて、無階級社会へ向けて決起しましょう。

森永様にかかってはカタなしです。無階級社会は賛成であります。

退職後、NGOの一員としてフィリピンで活動していた頃、新人民軍にオイスカという団体の技術者が殺されるという事件が起きました。「帝国主義の手先」だというのが、犯行グループの声明でした。当時の私は、なぜ?と情けない思いがしましたが、帰国後オイスカという団体を調べてみると三五教という宗教団体をバックに、「八紘一宇」を活動の理念として掲げる団体であったことを知りました。これでは新人民軍に敵視されるのも故なしとはいえないと思った経験があります。「八紘一宇」も、こんな連中の宗教活動の隠れ蓑であるならば、その遠大な理想も地に墜ちてしまいます。
森永さんが「虚妄」と言うのも無理からぬことと了解しております。しかしレナト・コンスタンティーノが「二重の侵略」と呼んだフィリピンの姿を見るに付け、このどん底からの解放はいかにあるべきなのか、亜細亜の真の解放とはいかにあるべきなのか、思いをはせ続けないわけにはいきません。