31689 返信 Re:精神医学・医療と精神分析について URL なな 2004/12/26 17:49
上海さん、

> ななさん、紅皿さん
> (あ、ななさん。先だっての投稿は 皆様宛て で、ななさま の誤植じゃないです
>  この後にレスつけます )

「皆様宛」ですか?貴方の投稿で引用された文章は全部私のものですし、書かれていた批判も私に向けた体裁になっているんですけどね。

それと虹血さんのHNが「紅血」となっており、この後もずっと誤植が続いています。HN名の誤植について書くのを咎めるわけの分からない投稿もありますが、HNを間違えるのは相手に失礼ですし、それは掲示板での基本中の基本です。

> 英語が読める云々以前に、この掲示板で必要なReferenceはせいぜいレビュー記事や、学術誌の編集記事くらいでしょう。それをたいそうにPubMedまでサーチさせて論拠を掲載するなんて、それこそ、権威主義も甚だしいと思われても仕方ないですよ。

「権威主義も甚だしい」ですか・・・・。この件については、自閉症発症の遺伝的要因と環境的要因についての双子研究や疫学研究などを紹介した時にbaadさんが31579番投稿で、「本当に自閉症に関するデータでしょうか?」との疑義を出されたので、31603番投稿にて「原典に当たりたいのでしたら、PubMedあたりでautism,heredity,twins study などをキーワードに文献検索すれば論文は沢山出てくると思います。」と書いたのが経緯です。

自閉症に関する私の書き込みを批判し、データについての疑義を呈した上でご自身の意見をbaadさんは書かれていたわけですから、それに対して「原典に当たりたいのでしたら」と前置きをした上で、そのソースの参照、検索の仕方についてリンクまで貼って紹介したことを、「PubMedまでサーチさせて論拠を掲載するなんて、それこそ、権威主義も甚だしい」などと非難されるのは筋違いも「甚だしいと思われても仕方ないですよ。」

> そんなイジワルしなくてもGoogleで「自閉症」や「発達障害」ってサーチしてごらんなさい。山のような情報が手に入ります。それも日本語で判りやすい。

示すべきソースは日本語論文ではないのですから、「日本語で判りやすい」は話が全くズレています。

> 毎日PubMedで論文を検索したり、インパクトファクターを調べている上海が言う事ですから、まず、間違いはございません。

IFと今回のソース提示の件とどう関係するんですか、さっぱり分かりません。
自閉症の遺伝医学、生物学的な研究やその知見について触れたり解説している日本語サイトはありますが、そのソースの論文に当たろうとすれば、主要なものは殆ど海外の論文になります。

> >> 自閉症は精神病とは一切関係ないですから、やはり今回の議論とは別にすべきでしょう。
>
> >自閉症は精神病ではありませんが、精神医学や医療とは切り離しては考えられない問題でしょう。水原さん
> >の言説も含め「精神分析」的言説において、「親の養育態度や心理的原因(トラウマ)によって生じる」などと
> >、情緒障害のような捉え方をしていることを批判してきた議論の経緯もあります。まさに、タイトルに沿った議
> >論だと思います。といいますか、議論を別にしないと何か不都合なことでもあるのでしょうか。
>
> わざわざ過去のログを引っ張り出してまで、「相手を貶す」類の議論をしているわけではないでしょうに・・・

「議論を別にしろ」と言われので、何か不都合なことがあるのでしょうかと聞けば、今度は《「相手を貶す」類の議論をしているわけではないでしょうに》ですか・・・理由にならない理由があちこちに揺れてますね。

> いつのまにか、精神病と精神障害と発達障害がごっちゃにされて、「精神医学や医療とは切り離しては考え
> られない」なんておっしゃるから、話しが見えないのですよ。

「精神病と精神障害と発達障害」を「ごっちゃに」なんかしていませんよ。「精神分析」批判の観点からみれば、同質で共通の問題点が浮かび上がるから、それらが同時に取り上げられているだけです。
今回、掲げた『精神医学・医療と精神分析』という論題タイトルにおいての私の批判、論立ては、主に「精神分析」批判の基軸から出たものです。合わせてそれが現代精神医学(児童精神医学も含めて)の知見に照らしてどうなのかという視点からのものでもあります。
したがって、これまでの書き込みはそのタイトルに沿いこそはすれ、逸脱したものにはならないでしょう。

> 後の方にはEBMとかメタアナリシス手法などを出されていますから、それならば、精神科医が臨床医学の治療の対象として、一定の科学的手法が確立されている「精神病」に限って話しを分けるのが筋ですね。

> 精神科医自身が、「精神医学的治療の対象ではない」と言う、精神障害や発達障害まで、「科学的な医療の対象」に勝手にされたら、たまったもんじゃない。

どうも私の論旨が理解されていませんね。
精神障害や発達障害の症状の中には、本人の苦痛の軽減や社会的生活上の不都合をできるかぎり解消する目的で(ほとんどが「対症療法」的なものであるとはいえ)治療の対象となるものがある、と言っているでしょう?そういう腑分けを無視してというか、見えないふりをして、一方的にごっちゃにして非難するのは不当な論理ですね。

> >自閉症は発達障害ですから「治療」という概念はなじまないと思いますが、二次的に生じる様々な症状、合
> >併症のうち、本人の苦痛の軽減のためや養育や発達支援の観点からみて障害となるような症状を取りのぞ
> >くという意味での姑息的な「治療」が必要になるケースもあるでしょう。その場合には必要最小限の薬物療法
> >なども行なわれています。
>
> それは二次障害の、独立した事象です。それに対する治療行為は、自閉症自体とは全く関係ありません。

「全く関係ありません」ということはないですよ。すでに書いたように合併症や二次的な障害を取り除いたり軽減することは、自閉症の本態的な症状の軽減や発達促進に密接に関わっているのですから、全く関係ないとは言えません。そして、発達支援的なクリニックにおいてはそれを切り離して診ることもできないでしよう。

> >↓のWeb記事に、自閉症における薬物療法の意義が解説されています。
>
> >自閉症と薬物療法、てんかん、睡眠障害について
>
> よく読んでください。勘違いしてますね。
> 「自閉症の薬物療法」ではありません。

よく読んでください、「自閉症における薬物療法の意義」と書いております。

> 自閉症で、発作を起こした場合の対症療法として、最低限の薬物
> を使う事もある と極めて慎重な書き方がされていますが・・・

そうですよ。
貴方が「薬物療法は無意味です」と突き放したようなことを書かれたので、

> 「薬物療法は無意味」については以下のようなことは押さえておく必要があると思います。

と前置きした上で、件のWeb記事を紹介したのです。参考になりましたでしょうか?

> 尚、ご紹介されたWebにある一覧表を見れば、表現形質としての様々な症状は、自閉症にのみ特異的な
> ものではなく、他の障害や疾病に起因する同様の発作にも適用される、バッファリンみたいなものですね。

ある薬剤が、異なる複数の障害や疾病の症状軽減、寛解の適応と認められることはままあることですが、それがどうかしましたか?

前回も読んでてちょっと気になったのですが、「表現形質」ってよく分かりません。それは自閉症の症状を表す言葉として使われているようですが、一般的に使われている表現なのでしょうか。

> >ところで、「網をかけるような薬物の利用は人体実験」「現形質の発現の可否や強弱を薬物でコントロールされ
> >ることは、当人にとって苦痛」とは、具体的にどのようなことを指しているのですか。また、上海さんはそれが日
> >常的、ルーチンに行なわれていると主張しているのではありませんよね?この点については明確にご返答く
> >ださい。
>
> 網をかける というのは、直前に書いたように、「EBMもへったくれも無い」やってみたら効いた・・・レベルの
> ジェネラルドラッグが未だに使用されている、或いは使用せざるを得ないと言う事です。

引用した上海さんの発言は自閉症の話の中で出てきたものですが、自閉症にそういったことが日常的に行なわれている根拠を示してください。

> 言っておられる事、噛み付かれる対象が、一定しないので、非常に対応しにくいです。

論旨が理解不能です。

> 後半はアホらしいので敢えてノーコメントです。

なぜ「アホらしい」のですか。逃げないでお答えください。

> あの、EBMが、宗教的掛け声だけでなく、本当に有効に機能し始めている疾病は、高血圧や糖尿病の一部の治療法においてだと理解しています。一方で、マニュアル化が非常に困難である疾病や障害については、EBMが臨床医に歓迎されているとはとても言えないですね。

ということは現代の精神医学、精神科診療全般にはEBMが殆ど機能していないと主張されるのですね?

「マニュアル化が非常に困難である疾病や障害」とは具体的にどのようなものを指しますか?
また、「マニュアル化」とはどういうことを言うのですか?

> また、メタアナリシスとは、「どうもよく判らないが、いろんな専門化が同じような事を言っているから、おそらく導かれる結論はこうこうであろう」という、呪術にも似た、科学性からはかけ離れた、どうしようもない時にすがりつく手法です。

医学・疫学研究におけるメタアナリシスの意味、意義をご理解された上での発言なのか、疑わしくなりますね。

> 自然科学者はどうしても自らの行動をロジカルに正当化したがるものですから、メタアナリシス
> というわけの判らない「科学」を作ってしまった。

わけが判らないのは貴方のほうではないでしょうか。
問題探求のどんな科学的方法にも短所や問題点はありますよ。そのことを把握した上でのアプローチであれば科学性は担保されるでしょう。

> だいたい、バイオ統計学者が3-4人しかいない日本で、どうやって科学的な
> メタアナリシスが出来ると言うのですか?

「バイオ統計学者」ね・・・・(「3-4人しかいない」って、どうやって振り分けたのやら・・・)

臨床におけるEBMやメタアナリシス的手法と言えば、日本では主に臨床疫学や医療統計学などに従事している研究者の守備範囲になるかと思いますが、精神医学・医療を主たる研究対象にしている研究者は少ないと思いますし、この方面では日本は欧米に遅れているとは言えるでしょう。
ちなみに、先の投稿で「メタアナリシス的手法による論文」と書いたのは海外のそれを指していたのですけど・・・