31726 返信 Re:我々のチラシ撒きの自由のために URL tpkn 2004/12/27 20:43
おっちゃん、

> そうでないとチラシ配布や訪問販売・勧誘なども「正当な営業活動」ということになって、住民(市民)はそれらを拒否することができなくなってしまいます。

「拒否」はできます。しかし、「拒否できる」ことと「拒否にしたがわなかった人に対して、刑事責任を問える」ということは別でしょう。そもそもチラシ配布も訪問販売も勧誘も、それ自体は法で認められた「正当な営業活動」です。

結局のところ「住居侵入」でやるから、納得がいかないのだと思いますよ。だって、このやり方では、そうしたチラシ配布や訪問販売・勧誘を拒否できるのは、集合住宅だけですから。

「住居侵入」でやる限り、一戸建ての家に住んでいる「市民」は、いくら「チラシ配布お断り」と張り紙をしていたとしても、外からチラシを入れる人間を住居侵入で捕まえることはできません。また、マンションを買う人だって、集合ポストにそのような目的と効果を期待して買う人などほとんどいません。

つまり、集合ポストはあくまでも住宅の形状の都合から「たまたま」敷地内にあるだけの話であって、オートロックでもつけていない限り、住民の側も訪問者の側も、一戸建ての郵便受けと集合ポストに質的な違いを見出すことはほとんどないでしょう。それに、法的な規定とは別に感覚だけで言えば、特に開放型の団地タイプの住宅では、階段部分までは感覚的には「外」でしょうね。

こういう実態があるにもかかわらず、「住居侵入」があたかも絶対的な正当性があるかのように語られるところが問題なのではないですか。

おっちゃんが言うような「権利」を守るためには、チラシ配布や訪問販売それ自体に規制をかけるしかなく、またそれが法的に平等な措置なのだと思います。


#だいたい、ほんの数年前までは、しつこい新聞勧誘員などに対しては、「ドアの隙間から玄関に足を踏み入れたら住居不法侵入」ってのがひとつの基準のようになっていたと思うのですが…。