| 31821 | 返信 | 「企画脱北」−金もうけが目的の狂気の人間狩り(統一評論) | URL | 森永和彦 | 2005/01/02 00:24 | |
| 「企画脱北」−金もうけが目的の狂気の人間狩り 韓国のビデオジャーナリスト趙千鉉氏は、昨年11月に発刊された雑誌「マル」12月号掲載の寄稿文のなかで、脱北ブローカーらの行為を“カネ儲け目的の狂気に満ちた人間狩り”だと指摘した。趙氏は1996年から脱北者問題の取材をつづけてきた。 趙氏によれば、昨年9月29日、駐中カナダ大使館に進入した脱北者44人と15日間生活をともにしたが決行直前に脱出した李貴玉(35歳、仮名、女性)さんは、進入までのあいだ共同生活をしたアパートを“強盗の巣窟”とよんだとういう。 李さんは「その巣窟に入れば外に出られないように鍵を掛けておいて、一日一回見にくる。大きな声でしゃべることもできないようにし、言うことを聞かねば暴行を加えた」と言い、「鉄条網のない監獄だった」と述べた。 彼女は朝鮮族の募集人の勧めで、他の脱北者3人とともに北京に行った。北京駅に出迎えた韓国人の募集人は、李さんらを市の外郭のとあるアパートに連れて行った。ブローカーたちは、隠れ家の秘密を漏らしたら北にいる家族に危害を加えると脅した。彼らは、俺たちは中国公安のつかまっても韓国政府がかばってくれるので、せいぜい懲役一年以内だし、韓国に行って拘束されてもすぐ釈放だ。ここであったことをしゃべったら追跡して殺す、と脅迫した。 毎日のように脱北者が入ってきた。身体検査をしてケイタイ電話を押収した。外部との連絡を絶つためだった。そして一日一時間ずつ講習をしたが、強調されるのは秘密厳守と、大使館になだれ込むときの方法などであった。 教育が済むと一人ずつ呼び出して一種の借用証を書かせた。朝鮮族の募集人には韓貨100万ウォン、韓国入国を担当する募集人には韓貨500万ウォン、合わせて600万ウォンを支払うという内容だった。身一つで北京に行けばよいとの最初の言葉とはうらはらに、大使館進入までの北京滞在費まで払わせた。ブローカーたちは脱北者たちのポケットから金をまきあげ、生活費にあてた。不平を言うと暴行を加えた。 一世帯分の家に30人以上もつめこみ、まるで満員電車みたいで息がつまりそうだった。70歳代のある老婆は、何年か前に韓国に行った息子が来いと呼ぶのでここにやって来たのだが、年寄りにこんな苦労をさせるつもりで北朝鮮から引っ張り出したのか、と息子をうらんでいたという。 公館進入前、脱北者らは四組に分けられた。一組と四組は弾よけだ。彼らは(韓国入りの後にブローカーにカネを払う)後払い組だ。先払い組と後払い組は天国と地獄の差がある。趙千鉉氏は、大使館になだれ込む順序までもカネで決めるのは、いわゆる企画亡命推進者たちの非人道的実態の一端をしめすものだ、と非難した。 脱北者は、さらに他の脱北者を引き込まねばならない。李貴玉さんともう一人はいっしょに、韓国入りさせる脱北者を募集し、他の一人には北韓に入って韓国情報当局の要求する“書類”を持ち出すとともに、保衛部員の家族を連れ出せとの命令がくだった。けっきょく、李さんと他の二人は力をあわせて合計20人を連れてこいとの命令である。李さん以外の二人は、命令を遂行中に北韓と中国公安に逮捕され、中国には李貴玉さん一人が残された。 八年間“脱北事業”にたずさわっている朝鮮族ブローカー、崔敬謨(仮名)氏は米国のNGOを紹介してくれと言い、カネを調達してあちら(北)で銃声(混乱)が起きるようにしなくちゃ。資金が足りなくてどうにもならないが、カネさえあれば良いアタマ(人)を連れ出せるんだがなぁ、と趙氏に言ったという。趙氏は、彼らがブッシュ大統領の北韓人権法署名に鼓舞されており「私はブローカーじゃなくて祖国統一の戦士だ」とまで言ったという。 趙氏は「北韓人権法発効以後、ブローカーたちは自分たちの収入が直接増えるわけではないけれど、“米国”という巨大な後ろ盾が自分らの行為を正当化してくれると信じているので、いっそう胸を張っている」「“北韓人権法”がそれくらい象徴的な役割をしている」と述べた。 趙千鉉氏はとくに、韓国内のブローカーたちにたいして、朝鮮族ブローカーの言葉を引用して痛烈に批判した。韓国に脱北者百人を送り込んだという、ある朝鮮族出身のブローカーは「まったく同じカネもうけをしながら、韓国のやつらがつかまると人権運動家になり、俺たちはなぜブローカーと呼ばれるのか」と言い、「きつい仕事は俺たちがして、分け前は韓国の人が多く取る。なかには、韓国に座って電話でリモコンをしてカネ儲けしているやつもいる」と不平をもらしていた、という。 趙千鉉氏の指摘は一部の保守メディアも確認している。中央日報は11月20日付の一面トップで駐中韓国大使館関係者の言葉を引用し、最近の脱北者の相当数がブローカーに誘われた人たちであり、韓国行きを決心、実行する過程には大部分ブローカーが介入していると指摘した。同紙は六面全部を割いて、脱北事業がカネ儲けの手段になっていると診断した。韓国入りをはたした脱北者が、家族の脱北と入韓に手を貸すリレー訪北も次々に起きている。一部のブローカーは、補償金がはるかに多い国軍捕虜(朝鮮戦争で人民軍の捕虜になり北に定着した人たち)を集中的に物色しているとみられ、非難が起きていると述べた。 (韓国のインターネット新聞「統一ニュース」から) |
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