32138 | 返信 | マルチレス | URL | しようない | 2005/01/15 18:44 | |
水原文人くん >この模擬裁判は、傍聴希望者は「法廷の趣旨に賛同する」という誓約書に署名しなければならないなど主催者側の意図通りの報道をしようとしているとの心ある関係者からの情報が寄せられたため、事実関係を聴いた。その結果、裁判官役と検事役はいても弁護士証人はいないなど、明確に偏った内容であることが分かり私は、NHKがとりわけ求められている公正中立の立場で報道すべきではないかと指摘した。これは拉致問題に対する鎮静化を図り北朝鮮が被害者としての立場をアピールする工作宣伝活動の一翼も担っていると睨んでいた。 >自分から事情を聴いたことを自分でバラしてますが… 「事情を聴いた」ことと職権によって「圧力をかけた」ことは別物ですね。 > >「私は面会時に『公正中立な報道が望ましい』と言っただけ」 >だからあなたが言うべきことではない。 「在日外国人への偏見を煽る報道はひかえるべき」「反共和国報道をやめるべき」などと主張する人々にも「言論の自由」があるのなら当然氏にもありますね。 >> そもそも「不当な圧力」「報道の自由の侵害」を言うのであれば「人権」「マイノリティ」の「御印籠」を振りかざす人々はどうなるのか? >そんなものがNHKはじめ大手メディアにどれだけの効力を持つんですか? 「自分が映ってる」で抗議して来る一般市民と同じ程度の圧力しかありませんよ。 一般市民には「集団で押しかけて強訴」したり「糾弾会」に強引に参加させて「自己批判」させるなどといったことは出来ません。 > >なぜ917までは一部のメディアを除けば拉致問題に関する報道はごく控えめに行われていたのか? >ええ。その中でかなりちゃんと報道した新聞に、朝日があります。社会部だろうな、主に。 そうですか?「アエラ」「週刊朝日」のそれなりの貢献は認めますが、社会部もですか? > >「北朝鮮バッシング」とヒステリックに騒ぐ愚か者達は「917のインパクトによってタブーが一時的に吹っ飛んだだけ」ということをいつになったら悟るのか? >吹っ飛んだタブーは事実上無視することを選択して来た経世会の圧力ですよ。 えっ?経世会がそんな圧力をかけてきたのですか?これは由々しき問題です。なにかソースはありますか?? >>「外国人犯罪報道は外国人差別を誘発する」「中国人就留学生への差別、偏見を煽る報道を控えるべき」と主張する人々も、もしメディアがそれに屈したら立派な「言論弾圧」ではないでしょうか? >そりゃ理屈上そうなりますが、そんなこと主張している人がどこにいるんですか? 犯人も特定できないうちから「中国人風」とかの報道をすることを批判する人ならゴマンといますし、事情聴取を受けただけでメディアで犯人扱いされたスリランカ人の方(だったっけ?)がいて、そのことに対する批判ならありましたが? 現に在日外国人支援の運動体はやってますよ。あなたがいうような「『中国人風』とかの報道を批判」にしてもメディアがそれに屈したとすれば、それは立派な言論弾圧でしょう。また、もし刑事事件の実行犯が「中国人風」というか中国語を話していたのなら、それは事件解決の重要な手がかりになりますからそういう報道はやむをえませんね。(日本人が「Kuai dianr!][kuai zou ba][Gan ni de ma]などとはまず言わないから) > >「安倍の言論弾圧」を指弾するのなら・・そういったことを一切考えず「国家権力者安倍の不当な言論弾圧」を声高に言いたてる人々は滑稽としかいいようがありません。 >国家権力が言論を弾圧することには民主主義の原則上特別な意味があるんですが、知りませんか? ですから今回の件で「国家権力の言論弾圧」という客観が成立するかどうかは議論の余地があるということですね。(なにやら情報が錯綜しているようですし) > >そもそも現在の日本では「権力」は中央政府高官だけにあるわけではありません。 >まさか「朝日新聞」などの「汚い体制」(by安倍ちゃん)にあるとでも言うんじゃないでしょうねぇ? 物事はそう単純ではないのですけど(笑)。 勿論「だけにある」わけではありませんよ。「現在の日本では中央政府のみならず多様な集団、勢力が権力を有している」ということですね。 > >私の記憶が正しければ「法廷」の翌日の報道は、朝日新聞、毎日新聞はベタ記事かそれすらなかった、皮肉なことに産経新聞のほうが(もちろん否定的に報道していたが)かなり大きく扱っていたような・・まあ民間団体がどんなイベント、パフォーマンスをやろうがそれ自体は自由でしょうが、それをNHKで彼らの主張を垂れ流すような番組を流す必要があるのか? >ドキュメンタリーが報道では大きく取り上げないことを主題にするのは当然のことなんですが? そもそもドキュメンタリーと報道はまったく別種の存在理由を持ってるんですから。 >Nスペのテーマになったことのなかに報道で大きく取り上げられたものがどれだけありました? >> そもそも逝去から10年もたった昭和天皇を一方的に指弾することは「死者を鞭うたない」という日本の文化に反します。 >法的な責任を問う国際法廷なんですが? 本物の「法廷」では反論をしえない故人が「被告」になることはないのですけど。また弁護人(西村真吾氏や小堀圭一郎氏、藤岡信勝氏、高池勝彦氏あたりがなるのならそれなりに意義があるかもしれないけど)のいない「法廷」はありえません。「国際法廷」なんて仰々しい名前をつけても、当初は朝日新聞や毎日新聞すらまともに報道しなかった程度の存在、特定の勢力によるパフォーマンスにすぎませんね。(どんなオエライサンが参加していようが「法廷」たりえないことには変わりない) > >私は中国の靖國神社問題での強硬な態度には日中間の死者に対する文化の差異が背景にあるのではないかと考えています、まあこの問題についてはまた別の機会に >別の機会に始められる前に言っておきますが、あれは文化の問題ではなく、日本の戦争責任が明確に認められた唯一の法的・政治的イヴェントである東京裁判(戦後の講和や国交回復は、すべてこの結果にのっとっている)で有罪になったA級戦犯が合祀されている以上、中国政府は被害国であり戦勝国である立場上抗議せざるを得ません。 A級戦犯合祀が実行されたのは日中国交樹立や「内政の相互不干渉」を明記した日中友好平和条約よりはるかに前のことなんですが。また東京裁判の判決によって「靖国神社参拝」が束縛されなければいけないとは限りません。 > >たとえそれが「報道の自由」の範囲内のことであっても、それなら「法廷」に反対する側も抗議をする自由があるのではないでしょうか? >ありますよ。やればいいでしょう。ただDJみたいな優秀なドキュメンタリー製作の会社のスタッフは、(どう)しよう(も)ないさんのような思想に与するものはやりたがらないでしょうね。感受性の問題でウサンくさすぎるから、キャメラも回らない。 その「DJ」が当方の思想のようなものに与しようが与しまいが、「法廷」に反対する側に抗議の自由があることにかわりありません。 > >「法廷」関係者の一方的な被害者意識にはある種の「『アジアの民衆』の立場にたつ自分たちは日帝の残滓勢力によって迫害されている」などといった「被害妄想」があるのではないでしょうか? >現に権力によって検閲されて発言の場を失ったから、被害者でしょうね。 「昭和天皇有罪判決言い渡し」のシーンや参加者が熱狂的に拍手喝さいするシーンはカットされ、秦郁彦教授のインタビューが付け加えられたとはいえ、放送自体はされた以上「発言の場を失った」とはいえないでしょう。現実問題として、例えば拉致事件問題で「家族会」「救う会」の人々がインタビューで北に対して厳しいことを述べても、放送の際にはカットされるなどという話はよく聞きます。「法廷」関係者が自分たちだけは自分たちの主張が全面的に垂れ流されなければならないと思っているとしたら、思いあがりとしかいいようがありませんね。 Intisolさん >> まあ民間団体がどんなイベント、パフォーマンスをやろうがそれ自体は自由でしょうが、それをNHKで彼らの主張を垂れ流すような番組を流す必要があるのか? >必要があるかどうかはNHKが判断すればいいことです。 NHKが「必要ないと判断」したからこそ「法廷」関係者は執拗に抗議しているのではないでしょうか? >> そもそも逝去から10年もたった昭和天皇を一方的に指弾することは「死者を鞭うたない」という日本の文化に反します。 >そのような「文化」があるかどうか、という点についてそもそも大いに議論の余地があります。 日本の歴史上「絶対的な悪人」呼べるような歴史上の人物がいますか?なるほど、確かに織田信長あたりは一部の佛教宗派関係者からみれば許しがたい存在でしょうし、足利尊氏も皇国史観からすれば「逆賊」かもしれませんが、やはり普遍的に受け入れられるような「絶対的な悪人」とはいえないでしょう。 >>そうすると、金日成を「一方的に」指弾することも「日本の文化に反」することになりますから。しかし、最大の問題は、あなたの定義する日本の文化から逸脱した番組を作ってはいけない、という根拠がまったく明確ではないことです。 日本人拉致は現在進行中の問題ですし、また「金日成民衆裁判」なるものは未だに行われた事はありません。 > >そもそも「不当な圧力」「報道の自由の侵害」を言うのであれば「人権」「マイノリティ」の「御印籠」を振りかざす人々はどうなるのか? >こういう言いぐさは、「拉致事件はけしからん」に対して「日本の強制連行はどうなるのか」と返すのと、まるで同じメンタリティーと言うべきでしょう。しかも、「人権」「マイノリティ」の「御印籠」を振りかざす人々なる者が、具体的にどのような圧力をかけたのかという検証がまったくありません。 「共和国」系の在日団体が集団でメディアに「強訴」に押しかけたことは何度も述べてますけど。元週刊朝日編集部の稲垣武氏によれば「強面の若者がスゴイ顔でにらみつけてきた」とか。(メディア関係者ではないが)複数の自殺者までだしたといわれる解放同盟の糾弾闘争については、私は宝島の「同和利権の真相」をお読みになるよう何度もお勧めしているのですけど・・ |
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