32238 | 返信 | Re:朝日新聞と中川昭一の一問一答 | URL | inti-sol | 2005/01/18 22:30 | |
この掲示板の常連のみなさまは当然既にご存じのことと思いますが、朝日新聞のサイトに、安倍・中川と直接面会した当事者であるNHK幹部とのインタビューのやりとりが出ています。 http://www.asahi.com/national/update/0118/004.htmlより -引用開始- ●NHK幹部「両議員と放送前に面会」 NHK幹部の一人は、番組放送前日の01年1月29日にNHK側が中川昭一、安倍晋三両衆院議員と相次いで会ったことを認めていた。 《面談日》 この幹部によると、NHK側のメンバーは当時の松尾武・放送総局長と国会担当の野島直樹・担当局長ら数人。 面会した日について「29日だけですか」との質問に、この幹部は「そのときです。それ1回きりです」と明確に答えていた。 幹部によると、当日は車で国会周辺をまわった。まず議員会館に中川氏を訪ね、「途中どなたかにお会いしてから、自民党本部だったか、ちょっと広い応接室で安倍氏に会った」という。 (中略) 放送前の番組をめぐって国会議員と面談することについて、この幹部は「大河(ドラマ)とかではあるけど、今回のような(教養)特集的要素のものにはない」と話した。 《面談の中身》 この幹部は一貫して「自民党に呼ばれた」との認識を示し、これを「圧力と感じた」と証言した。「もし呼ばれて行かないとどうなるか?」との質問にも「3、4倍の圧力(がかかる)。放送中止になったかもしれない」と答えた。 面会では、一方的な報道をするなという内容の話が出たという。それができないなら中止すべきだという趣旨の発言も、議員の中にはあったと、この幹部は話した。 中川氏の話しぶりについては、「注意しろ、見ているぞという示唆を与えられた」と幹部は受け止めた。 -引用終了- ということで、この証言内容は、中川大臣が当初認めていた発言の状況とほぼ一致しており信憑性が高いと考えられます。 では、中川はなぜいったんは認めていたものを「会ったのは事後だった」などと途中から否定をはじめたのか。 1「圧力」のニュースソースが、顛末を伝聞で聞いた長井プロデューサーだけだと誤認した。まさか朝日新聞が、二人の議員と面会したNHK関係者からも裏をとっていたとはつゆ知らず、伝聞がニュースソースなら否定して切り抜けられると考えた。 2NHKが13日に、中川との面会は放送の3日後で圧力はなかった、という「公式見解」を発表したので、それに歩調を合わせた。 というところではないかと想像できます。 つまり、NHK(の上層部)と中川が口裏を合わせてもみ消しを図った、のでしょう。 結局、今回の一見では朝日新聞の裏取りの方が中川の予測より1枚上手だった、というところかな。 |
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