32268 返信 そよか虚言者は、いさぎよく謝罪しなさい。 URL 八木沢 2005/01/19 20:26

 作り話をばらまくことは許しません。どんなふうに言い換えたところで、虚言者の言い分を「お判りにな」ったりもしません。

>では↓このように言い換えたらお判りになりますか?

>なお政府が認定したのは、1997年5月1日参議院決算委員会での伊達興治警備局長による答弁ですが、横田さんから伺ったお話しでは、その間国民を救うべき窓口となる外務大臣や幹事長など与党自民党要職を歴任していた故安部さんは横田さん達拉致疑惑ご家族様達の訴えに、”政府としてすることはなにもない”等などと冷たく一顧だにせず門前払いでした。

 嘘をついてまで故人を誹謗中傷するだけでは物足りないのか、「横田さんから伺った」とまで強弁する破廉恥さ。一度嘘をつけば、さらに嘘で上塗りしなければならなくなる見本のようである。1997年になって初めて娘さんの消息を知った横田さんが、1991年に亡くなっているはずの安倍晋太郎に訴えたなどという与太話を、よりにもよって横田自身さんから伺ったなどとは、これは横田さんご夫妻に対する誹謗中傷でもある。

>北朝鮮が告白するほぼ直前拉致問題が国内でにわかにクローズアップされるまで、まったく無関心だったでしょう。

 語るに落ちるとはこのことで、拉致問題が「北朝鮮が告白するほぼ直前」に「国内でにわかにクローズアップされ」たと述べている段階で、認識不足も甚だしく、2002年以前に安倍晋三がどのような態度だったかをそよか投稿者が単に注目していなかっただけだと分かる。「そよかが聞いた横田さんの話」の中に「出てこない」ことが安倍晋三がこの問題に無理解であったと断言する唯一の根拠らしいが、何せ横田さんご夫妻が安倍晋太郎に門前払いされたなる与太話も「そよかが聞いた横田さんの話」に出てくるらしいから、前提自体がそもそもまったく信用出来ないのである。

 小泉訪朝の二年半前、2000年四月に東京で行なわれた「国民大集会」の第二回シンポジウムの様子が「正論」同年八月号に掲載されている。そこには、娘・恵子さんが北朝鮮にいるという内容の手紙を受け取った有本明弘さんが相談のために安倍晋太郎事務所にいくと、当時彼の秘書だった晋三に外務省に同行してもらうことができた、とある(安倍晋三は、これが拉致問題に関わるきっかけになったと機会あるごとに述べている。なお同じ手紙について、朝鮮総聯に通報するという手段をとったのが有本さんの地元選出の土井たか子であり、晋三がこれを「罪万死に値する」と表現したのは、そういう流れからである)。しかしなかなか状況は変わらず、有本さんは、「兵本達吉さんという方で後に共産党を除名されましたが、その方と、石高健次さんという朝日放送のプロデューサー、産経新聞社会部の阿部雅美次長、この三人の方々の協力のお陰で家族会が結成され」たと語っている。同じシンポジウムで増元照明さんはその家族会の活動について、次のように述べている。記事からそのまま引用する。

 
 横田めぐみさんの事件が明るみに出て、家族会が結成されました時、「実名を出したら命がどうなるのか」と心配しました。しかし、二十年経って何も進展がなく、こうなったらもう実名を出して、北朝鮮に対して「殺したら承知しないぞ」と、僕らの気持ちを訴えてやる、そんな決意で政府に訴えました。一、二回目は小渕外相、三回目は河野外相です」

  
 拉致被害者の家族が実名で活動をし始めたのは1997年以降にもかかわらず、それ以前の「自分が中学か高校生のときに」新聞記事で見たと言い張る水原投稿者はもはや水原逃亡者となったが、まだ逃亡するだけ横田さんに責任をなすりつけるそよか虚言者よりは恥を知っていると見え、マシかもしれない。ご承知のように、有本さんの発言の後半部分「兵本さん除名」のくだりに関連して、ごく最近興味深い判決が出た。

 
 日本共産党が「拉致問題をめぐる虚偽の番組で党の信用を傷つけられた」として、 フジテレビに謝罪放送と1000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、 東京地裁は17日、請求を棄却した。 判決理由で土肥章大裁判長は「放送内容全体として見れば、共産党の社会的評価を低めるものではない」とした。 問題となったのはフジテレビや地方系列局が2003年9月に放送した「金曜エンタテイメント」。 拉致問題を扱った再現ドラマで、1998年に除名になった同党の元国会議員秘書と拉致問題の 関連を描いた。 共産党は「党が拉致問題解明に消極的であるように描いた」と主張したが、土肥裁判長は 「一般の視聴者はそのように見ない」と退けた。 日本共産党の市田忠義書記局長は「判決に抗議し、控訴する」とのコメントを発表した。(共同通信)

 
 事実を事実として放送したことに対して、政治家がイチャモンをつけているのである。拉致問題に消極的であることは、拉致問題が右翼の専売特許である時代にはむしろ共産党の左翼政党としての信用の証だったわけで、状況が変わったからといってその事実をなかったことにしようとしてもそうはいかない。今後も拉致問題に消極的な左翼政党として、拉致問題に消極的な勢力の忠犬として頑張ればいいだけの話である。いまこそ、手前らがいつも誇っている戦前からの一貫性を見せるときではないのか。

 そよか虚言者は、「安倍晋太郎は横田さんご夫妻らの訴えを門前払いした」という、もはや誰の目にも明らかな大嘘を直ちに撤回せよ。そして、故安倍晋太郎氏、横田さんご夫妻、ROM全員に謝罪せよ。